しゃべんじゃーず#44「スターウォーズ特集」Ⅲ
前回のブログの記事はこちらです。
斉藤正伸さんの「スターウォーズ特集Ⅱ」↓
しゃべんじゃーず#44
スターウォーズ特集Ⅲ
休憩時間とオモチャの物販
新美正志さん、
斉藤正伸さんによるプレゼンの
前半戦が終わった後、休憩時間が
ありましたが、
その間、スターウォーズのオモチャの
物販も行われていたりもしました。
ルークのヘルメットのレプリカ
新美さんも売場に立って、対応します。
ちょうど、新美さんが
指差している↓
一番大き目の箱がありますが・・・
この箱、中身は
共和国軍のXウィングパイロット用の
ルークスカイウォーカーモデルの
ヘルメットです。
新美さんからこの商品は、
「日本では取り扱いがないそうで、
日本では買えないそうです。」
と紹介がありました。
「ハズブロ」社のプロップレプリカ。
花澤さんが「お高いんでしょう?」と
聞くと・・・
「¥17000。」と店主の関口さんが答えて
下さいました。
「安い!」「えぇっ!?」
「海外でしか手に入らないのに?」と
新美さん花澤さん柳生さんで口々に
言い合います。
確かにとても精巧な出来なので
17000円でルークになった気分が
味わえるのなら安いですね。
ホームスターR2-D2
そこへ、「しゃべんじゃーずアカデミー」の
ミャー内さんも物販の所に来て下さいました。
「R2-D2」の面白いオモチャを取り出して
披露して下さいました。
https://www.youtube.com/watch?v=QaS19nKznyo
こちらをなんと
「欲しい人居たら買ってくれますか?」
と¥1000でお譲りして頂けるとの事でした。
ケナー・ヴィンテージコレクション
他にも、柳生さんからは
「ケナー」という幻のオモチャ会社の
アメトイの解説もして頂けました。
「スターウォーズ」のアメトイと言えば
「ケナー」。
この「ケナー」という会社は
「ハズブロ」という別のオモチャ会社に
買収されて2000年に消滅したのですが、
往年のファンからすると、
「スターウォーズ」のフィギュアといえば
「ケナー」の3.75インチのサイズの
フィギュアだったそうです。
この「ケナー」が3.75インチというサイズを
考案し、スターウォーズのフィギュアを
爆発的ヒット商品として販売していました。
この名残りから「ハズブロ」は、買った
「ケナー」の製造法を継承し、同じサイズで
「G.I.ジョー」や「マーベルレジェンズ」など
さまざまなフィギュアを販売してきました。
「ハズブロ」から3.75インチのサイズの
オモチャが出ているのもこの
「ケナー」無しには有り得なかったという
事です。
そして、「スターウォーズ」の「ケナー」
への愛着を持つファンに向けて
「ケナー」の商標ロゴを入れて
ヴィンテージ商品が販売されるように
なったそうです。
ですから、2019年の春頃に出た
こちらの「ハズブロ」の商品にも↑
しっかりと、
「Kenner」のロゴがパッケージに
入っています。
あと、ネットフリックスでも
「ボクらを作ったオモチャたち」という
ドキュメンタリー番組があり、
第一話が「スターウォーズ」です。
ケナーのスターウォーズ商品が、
いかにヒットしたかや、
社員の方々がいろんな苦労を経て
スターウォーズの
オモチャを製作、販売、契約していた事を
楽しく紹介していますので、
おススメです。
イベント中、物販の所で販売されていた
フィギュアの数々。↑
「ローグ・ワン」に登場した
ヒロイン「ジン・アーソ」や
キャプテン「キャシアン」のフィギュアにも
「Kenner」のロゴが入ってますね!↓
2016年の映画のオモチャに
2000年に無くなってしまったメーカーのロゴが
入っているのが不思議な感じがします。
他にも、柳生さんが興味を示した商品が
この中の「ジャワ族」↓
EP4「新たなる希望」の最初の方で出てくる
ジャワ族。
C-3POやR2-D2がルークやオビ・ワンと
出会えたのは彼らと縁があっての事でした。
ドロイドやスクラップを集める
ジャンク屋的な宇宙人ですね。
といった感じで会場での
物販ブースのフィギュアについて
いろいろ紹介して頂いた所で、
このオモチャをお持ち下さった
中野ブロードウェイの
フィギュア専門店「ロボットロボット」
店長、関口千明さんによる、
「スターウォーズ」の
アメトイ紹介のプレゼンが
スタートしました。
関口千明さんのプレゼン
「アメトイ特集」でも、凄い
プレゼンを披露する事が出来る程に、
オモチャや、小さくてコレクション出来る物が
大好きな柳生さん。
この柳生さんに、フィギュア店の店長として、
スターウォーズ関連の様々なオモチャを紹介すれば、
きっと「スターウォーズ」の事も好きになって
もらえるかも、という事で、関口さんの
プレゼンがスタートしました。
中野ロボットロボット
こちら↓が関口さんが店長を努める
「中野ブロードウェイ」のアメトイ中心の
フィギュア専門店「ロボットロボット」の
お店の外観です。
こちらの「ロボットロボット」さんでも
「スターウォーズ」関連のオモチャを沢山
取り扱っているそうです。
ベーシックのオールド・ケナー
この「中野ロボットロボット」さんの
取り扱い商品の中でも関口さんが、
柳生さんに、まずは紹介したいと
仰っていたのがこちら↓
ベーシックの「オールド・ケナー」
と呼ばれる商品。
こういった商品が「スターウォーズ」のオモチャの
歴史の始まりだそうです。
↑こちらの写真の真ん中、上の
パッケージにもあるように
子供達が夢中になって遊ぶ商品だった
そうです。
ミレニアムファルコン
↑こちらは、フィギュアを入れるケース。
↓こんな感じに集めたフィギュアを大切に
並べて保管しておけるわけですね。
こちらはEP6「ジェダイの帰還」で
ルークの使用していたレーザーピストル。↓
エピソード4「新たなる希望」から
エピソード6「ジェダイの帰還」が上映されていた頃、
1977年~1983年まで
子供達はこのケナーのオモチャに親しんできた
という事だそうです。
ロボットロボットさんの実際の陳列棚に
置かれているスターウォーズのオモチャ達。↑
斉藤さんも「うわー!いいなー!」
と歓声を上げました。
スカウト・ウォーカー
↑写真の一番、左にあるのが「スカウト・ウォーカー」
ランコア
その右にあるのが、「ランコア」
柳生さんは、このモンスターが
よく分からなかったようなので、みんなで
解説しあう場面も。
花澤さんの「落ちてきた人を食べるやつだよ。」
の言葉に、柳生さんは一瞬、
「あ~!分かった。ボバ・フェットを食べる奴?」
と思い出した気がしかけますが、違います。
そっちはサルラック!
斉藤さんの「ジャバ・ザ・ハットの宮殿に居た・・・」
麻宮先生の「ルークが食べられそうになったじゃん」
と言う言葉にも、柳生さんは
「あ~、あのゴミ捨て場の・・・」と言ってまたも
違う方を思い浮かべてしまい、
「そっちはEP4!」と突っ込まれたりもします。
新美さんの
「緑色の肌をしたウーラって踊り子が落ちて
その後にルークも落とされるっていう・・・」
といったヒントも出ますが、
まだ、思い出せない様子の柳生さん。
一向にランコアを思い出せない柳生さんに
斉藤さんも「もう無理じゃないかな・・・」
と言って諦めかけますが、麻宮先生の
「ルークと戦って、こいつ(ランコア)が死ぬんだけど、
死んだ後に、こいつを可愛がっていた太っている
オッサンが凄い愛おしそうに泣くっていう・・・。」
「あ~~~~~~~!
思い出した!おったおった!
そのオッサン覚えてる!なるほど!」
とようやく、思い出した柳生さん。
他のみんなは、
「それで?!それで覚えてるの?!」
と驚いていました。
ここで、麻宮先生が、このランコアの名前を
「昔、ランカーと言わなかった?」
と確認しました。
斉藤さんは「ランカーって言ってた!」
と即座に返答します。
今では「ランコア」と
呼称されているようですね。
砂糖も子供の時に買った
ケイブンシャの大百科シリーズで
「ランカー」と記載されているの
を覚えていました。
こういう細かな、端っこに出てくるような
キャラクターやモンスターですら
フィギュア化して販売されてしまう、
というのが「スターウォーズ」の魅力
なんだと語る関口さん。
当時は、子供向けなので
買いやすかったそうなんですが、
今はプレミアムが付き、
お値段の方も大変に高価な物と
なったそうです。↓
アクリルケースに保管されている↑
スターウォーズ関連のフィギュア。
全部、1万円以上するものばかりですね。
凄い!
柳生さんは、
「イウォーク15000円!」
とコメントされましたし、
新美さんも
「R2-D2!35000円ですもんね!」
と驚いたようにコメントされていました。
この辺の商品は証明書などが付いていて
点数を付けてもらっている物だそうです。
貴重なアンティーク品という感じですね。
1978年~1985年にかけ、こうして
映画に登場したキャラクターは
一斉にオモチャとして大量に
出ますが、その後、全て出し尽くした
状態になると、一旦、商品化がストップします。
元になるコンテンツである映画が無いと
オモチャも出しようが無いわけです。
そして、そのまま10年近く空いてしまう事と
なりました。
そして、長い空白の時間を経て
出た次の商品がこちらです。↓
ザ・パワーオブザフォース
この↑画像がモニターに映されると、
みんな一斉に「懐かしい!」と
口々に言った商品群。
ザ・パワー・オブ・ザ・フォース
と銘打たれたシリーズ。
「しゃべんじゃーず」世代にとって
一番、馴染み深い
スターウォーズフィギュアが
コレかもしれないですね。
新美さんも斉藤さんも
「買ってた!」「これは、もうね。」
と仰っていました。
砂糖は子供の頃から
立体には興味がわかず、
こんなオモチャが出ているなんて
ことすら知らなかったです。(涙)
閉店してしまいましたが
千葉の浦安市にある
ロック&トイバー リバプールという
お店の壁に、このオモチャが一杯、
かかっていたと、柳生さんからも
コメントがありました。
サイズは、ケナーが産んだ
ベーシックと呼ばれる3.75インチですが、
オールドケナーと比べても造型が全然、
違っているそうです。
↑オールドケナーのフィギュアは
肩幅も狭くて丸みがあり、
可愛らしいです。
ところが、このパワーオブザフォースは
当時、マッシブでマッチョな感じが
流行っていた時代だった事から
どこか筋肉質だったり
ガッシリした体型のフィギュアが多い
そうです。
沼の惑星ダゴバで修行中のルーク
マッシブ系が多いという一例として
左上の方の陳列棚にかかっている↓
このヨーダの所で修行中の
ルーク・スカイウォーカー↓ですが
ヨーダを背負って、沼の惑星ダコバで
修行に明け暮れたルーク。
シャツの袖を肩までまくって腕を出してますが
やはり大胸筋が、ムキッてなってます。
マッシブでマッチョな感じですね。
オールド・ケナーのルークと比べても
体格が明らかに違います。
こちらは可愛らしい感じがしますね。↓
更に、このパワーオブザフォース
(以下POTF)は、
あの場面の時のあのキャラを?
みたいに同じキャラでも
場面に応じて衣装が変わった所などを、
異なるフィギュアにして出し、
沢山の種類があるそうです。
映画をしっかり鑑賞した人ですら、
「こんなの出てたっけ?」ってなる
商品もあるかもしれないです。
ロボットロボットさんの陳列棚に
かけられているこの↓商品群の中から
柳生さんが「よく分からない」という
キャラクターをみんなで
簡単に解説していく場面もありました。
スノー・トルーパー
まず、柳生さんは、この↓真ん中のフィギュアが
どういう物か全く分からないとの事でした。
EP5「帝国の逆襲」で、
冒頭、雪の惑星ホスの共和国軍基地に
攻め入ってきた帝国軍側の兵士で、
スノートルーパーだという事を
斉藤さんが教えてくれました。
やっぱり扱うキャラクターも細かい所を
拾ってきている感じがしますね。
雪の惑星ホスのルーク
このフィギュア↓は
雪の惑星ホスで
共和国軍の基地に居た時の
「ルーク・スカイウォーカー」です。
タスケン・レイダー
そして、スノートルーパーの下に
陳列されていたキャラクターは
「タスケン・レイダー」
EP2「クローンの攻撃」で
アナキン・スカイウォーカーが、
この種族に母親を殺されてしまい、
その事を恨んで
一部族みな殺しにしてしまったキャラ。
EP4「新たなる希望」では、
ルークがこのキャラに襲われオビ・ワンに
救ってもらう場面もありました。
いろいろな説明を聞いて柳生さんも
「あ~!思い出した!砂漠の民や!
スナイパーみたいな奴だ!」
と思い出してくれました。
「ア゛~ッア゛ッア゛ッア゛ッア゛ッ!」
という雄たけびを上げて柳生さんに
もっと鮮明に思い出してもらおうと、
斉藤さんが上手に真似てくれました。
新美さんは「似てる(笑)」と
言われましたが柳生さんからは
「それは分からんけど。」と言われてしまいます。
「何で分からないんですか。ピンと来てくれよ。」
と言う斉藤さんは、またも何処か悲しげでした。
ランコアの飼い主マラキリ
陳列棚の一番左下の所に居た、
この半裸で少しお腹の出てるおじさんこそ、
先ほどのランコアが死んで泣いてしまった
「マラキリ」というキャラクターです。
といった感じで、こんな細かい所の
キャラクターまでフィギュア化
されているんですね。
パッケージの赤と緑
このPOTFというシリーズの
パッケージの斜めに走っている
緑や赤の輝くラインは、
どうやらライトセイバーの光を
イメージしているようです。
最初は赤のベイダー卿が
使用している赤のライトセイバー
の色のみだったそうですが
スターウォーズ生誕20周年を機に
緑色のルークが使用する
ライトセイバーの色の
パッケージが出るようになった
そうです。
ファンも楽しみながら
コレクション出来るような
パッケージングですね。
ドロイドの足
「POTF」シリーズの話が進んで、
この画像が映し出され、↑
このシリーズの
スターウォーズフィギュアの
オマケにはいろんな種類が
あったんですよ。という話に
移っていきました。
と、ここで、その前に
R2-D2などのドロイドの
フィギュアが写っていたからか、
柳生さんから質問がありました。
「ドロイドってさ、
3本足のやつと、2本足のやつが
居るやんか。何か違うの?」
C-3POなどの2本足のドロイドは
プロトコルドロイドと言って、
通訳機が多いそうです。
知覚種族どうしのコミュニケーションを
補佐する為に設計されたそうです。
R2-D2の3本足のドロイドは
アストロメク・ドロイドと言って
修理、整備、操縦補佐等の作業をする
自動制御のドロイド。
スターウォーズに詳しい
新美さんからR2-D2の種類の
「アストロメク・ドロイド」
について詳しい解説がありました。
このアストロメク・ドロイドは
リモコンで動いてる時と、
中に人が入っている時とで見分け方が
あるそうです。
3本足が地に付いている時はリモコンで、
2本足で動いている時は、人が中に
入っている状態なんだそうです。
ケニーベイカーという人が
入っていたそうです。
麻宮先生からも、
EP4「新たなる希望」でR2-D2が
2本足で階段を下りるシーンが
あり、あのシーンのR2の中には
「中の人」が入っていた事を
教えて頂けました。
↑ミレニアム・ファルコン号に
みんなでこれから乗り込もうとする
シ-ンです。暗くて分かりにくいけど
確かに左右に揺れ動きながら
階段を「ヨイショ、ヨイショ」と
降りるR2-D2の姿が確認出来ます。
POTFがマッチョなのはヒーマンの影響?
更に、ここで客席の方から質問が
ありました。
この「POTF」というスターウォーズの
フィギュアシリーズが出ていた当時、
マッチョな作りのフィギュアが
流行っていたという話ですが、
これは、「ヒーマン」という
ヒーローのオモチャの影響ですか?
という質問でした。
関口さんからは
「あると思います。」との事でした。
「マスターオブザユニバース」という
シリーズで80年代のアメリカの
チビッ子達を夢中にさせたという
オモチャのヒーローだそうです。
「ケナー」社の「スターウォーズ」の
オモチャの大ヒットに
対抗心を燃やしながら「マテル」社が
「ヒーマン(男の中の男)」という
マッチョなヒーローを開発して、
TVアニメと共に大成功をおさめました。
この歴史については、
やはり、「ボクらを作ったオモチャたち」
のシーズン1の3話「ヒーマン」の章に詳しいです。
ドルフ・ラングレン主演で
「マスターズ超空の覇者」
というタイトルで映画化もされたのですが、
こちらはコレジャナイ感がハンパない失敗作で
残念ながら大コケしてしまったそうです。
この「ヒーマン」こと、
「マスターオブザユニバース」という
シリーズこそ、マッチョなオモチャが
ヒット商品となる!事を発見し
切り開いて行った先駆的な
オモチャ商品だったみたいです。
スターウォーズに対抗して
生み出された物のようなんですが、
逆に今度はスターウォーズの方も
影響されてフィギュアをマッチョ化したのでは?
という事のようです。
ただ、ヒーマンが絶好調だった時は、
1986年位までだったそうです。
その後、売上げがガクンと
落ちてしまった事を考えると
スターウォーズの、このPOTFシリーズが
出ていたのは1995年頃とのですので
関連性があるかは少し分からないかも。
との事でしたが、
当時、マッチョなフィギュアが子供達に
影響し、それがこの時分のスターウォーズの
フィギュアにも反映したかも?というのは
あったかもしれない、との事でした。
この時点での柳生さんの気持ち
ここまで話したところで、
関口さんから柳生さんに若干、
探るように質問がされました。
「・・・で、
(スターウォーズのフィギュア等を)
・・・集めたく・・なってきましたか?」
と聞かれ、斉藤さんからも詰め寄るように
「どうですか?玄ちゃん、どうですか?」
と聞かれましたが
「・・・んっとね。
・・・全然、別に今の所は・・・」
と若干、険しい表情で返答されました。
やっぱりまだ・・・難しいようです。
ただ、まだ今の所は。との事なので
ここからまた好きになれる所が出てくる
かも知れませんので、という事で、
プレゼンが続行されていきました。
ベーシックフィギュアのコムテック
1999年にEP1「ファントム・メナス」が
上映された時、スターウォーズのフィギュア
といえばという事で、関口さんが
用意してきたのがこちら!↓
斉藤さんも「こ~れは世代だわ。モロ世代。」
とコメントした、このシリーズ。
「コムテック」シリーズというフィギュアです。
フィギュアに付いているオマケのチップを
あるアイテムを通して使うと
そのフィギュアのキャラクターの話す声が
聞く事が出来る!という物です。
今回は、手始めに、ワトーのフィギュアのチップで
実践してみました。
ワトーといえば、アナキンを奴隷扱いしていた
ズルいジャンク商人ですね。
ここで、このアイテム↓が登場。
このアイテムが登場した時、
斉藤さんは
「これ懐かしい!本当に懐かしい!」
と歓声を上げていました。
「エレクトロニック・コムテック・リーダー」
このアイテムに、先ほどのフィギュアに
付いていたオマケのチップを乗せると
フィギュアのキャラクターの声が
スピーカーから聞く事が出来るんです!
早速、ワトーで試してみた所、
「Don't get me wrong, no. 」
(悪く思うなよ。)
「Sebulba there is going to win, I think.」
(けど、セブルバが勝つと思うぜ。俺は。)
みたいなワトーの台詞が・・・。
では、今度は、という事で
チップを変えて聞いてみたのですが
何度取り替えても
ワトーの声が聞こえてきます。
?!?!?!?!
設定をリセットして、
「ダース・モール」のチップを乗せてみたのですが
やっぱりまた、
「Don't get me wrong, no・・・」
とワトーの声が・・・
何回、試してもワトーが他のキャラに
変えても押しのけてくるように
自分の存在を主張してきます。
これには、会場も笑いが起こっていました。
その時のみんなで四苦八苦する
愉快な様子がこちらになります。↓
「No money.No parts. No deal.」
「金が無いなら、パーツは無し。取引も無しだ。」
って台詞を言ってから
あとは、「悪く思うなよ」とか「セブルバが~」
の繰り返し。
一瞬、別のキャラクターの声が
聞こえた時もあったんですが、
すぐにワトーが戻ってきて
「セブルバが勝つと思うぜ俺は。」
と言ってきます。
これには斉藤さんも
「ワトー強(つよ)。(笑)」とコメント。
面白かったし、
みんなで楽しく笑いあえたのですが、
関口さんが伝えたかったコムテックの
楽しさが正確に伝えられなかったかも
しれず、少し残念ではありました。
コムテックでチップを読み取るには、
少し扱いが難しいみたいです。
パッケージ越しだったからという事も
あったかも?
でも、新美さんも斉藤さんも
このコムテックは、買って持っていた
との事でした。
砂糖は、まっっったく知らなかったので
驚きでした。
こんな楽しそうなオモチャで遊んでた
なんて羨ましかったです。
「これは手にした人はかなり、
多いんじゃないかな。と思います。」
と関口さん。新美さんから、
「買った方、因みにどれ位いらっしゃいますか?」
と会場に質問すると、結構、
手を挙げた方がいらっしゃったようです。
このシリーズはオビワンが大人気で
売り切れて全くお店に無かった事を
覚えているという斉藤さん。
どういう訳か、
グワイ・ガン・ジンの方は
たくさん、売れ残っていたそうです。
グワイ・ガン・ジンの方が
カッコよかったのにと柳生さんは
不思議がっていました。
更新されていくスターウォーズフィギュア
パワーオブザジェダイ
話変わって、お次は
EP2「クローンの攻撃」が
上映されたばかりの頃のシリーズ
「パワー・オブ・ザ・ジェダイ」
このシリーズから
パッケージも大きく変わり、
ギミックなどのオマケも様々な物が
付くようになったそうです。
台座が付いたりだとか。
砲口から出る炎が付いてたりとか。
フィギュアのサイズ自体は
これまで通りだそうです。
ただ、明らかに造型の質が
これまでの物より優れているのだとか。
クローンの攻撃
↑こちらは、EP2「クローンの攻撃」が
上映されていた頃の商品。
シスの復讐
↑こちらは、EP3「シスの復讐」が
上映されていた頃の商品。
パッケージの作りがダースベイダーの
マスクのような形になっていますね。
棚の右上の方に「金色のR2-D2」を
発見して、指摘する柳生さん。
実は「R4-G9」と呼ばれる
アストロメクドロイドでした。
「R4-G9」の下にかかっていた
「ジャンゴフェット」を見て
「首がポローンって取れた人や。」
と柳生さん。
何と、磁石で首がくっついていて、
ちゃんと映画のように首が取れるような
仕組みになっているフィギュア
なんだそうです。
他にも、アナキンのフィギュアで
ちゃんと、腕が取れるバージョンも
あったりするのだとか。
斉藤さんは、そのバージョンを
持っていたそうです。
そして、ネタバレにならないよう
映画公開後にその腕が取れる
アナキンのフィギュアは
発売されたのだとか。
詳しい客席の方が
解説して下さいました。
サーガ・レジェンド&
トリロジー・コレクション
EP3「シスの復讐」が終わっても
フィギュアのシリーズは途切れる事なく
出続け、2007年頃、スターウォーズ
30周年記念に出たサーガ・レジェンズ
というシリーズも出ました。
上の横1列は↑トリロジーコレクション
と呼ばれるシリーズ。
RA-7↑というドロイドのフィギュア。
柳生さんは全く分からないとの事
でした。
EP4のジャワ族のサンドクローラーの
中に居たプロトコル・ドロイド
です。特に居ただけで
話しもせず、一瞬だけ
映った位なドロイドだった
気がします。
そして、「あ、可愛いのがおるな。」
と柳生さんが可愛さに引き込まれたのが
こちら↓
EP1「ファントム・メナス」の
アナキンの故郷で
ポッドレーサーを
整備していたドロイドで
ピット・ドロイドだそうです。
クローンウォーズ(アニメ)&
スターツアーズ
↑こちらの左側が、
「クローンウォーズ」の
アニメシリーズのフィギュア化商品、
右側が「スターツアーズ」シリーズ
東京ディズニーランドの3D
アトラクション、スターツアーズ。
www.tokyodisneyresort.jpその中に登場する
キャラクターをフィギュア化した
物だそうです。
まさかディズニーランドの
アトラクションの物までフィギュア化
されているなんて、斉藤さんも
驚かれていました。
ヴィンテージコレクション
2010年くらいから
ヴィンテージコレクションという
シリーズが出ているそうです。
上の画像の一番、上の列の商品ですね。
この辺り↑のオモチャが今は
一番、売れているそうです。
左↑が80年代に出ていたケナーのオモチャ。
右↗が今、出ているヴィンテージの方。
ケースのカード(厚紙の部分)の
プリントされているデザインを、
旧ケナー社から出ていた頃の物を
模して、社名のロゴも入れている
シリーズだそうです。
でも、中のフィギュアの造りは
今の方が精巧ですね。
休憩時間の所でも話が出ましたが、
柳生さんの好きな
「ローグ・ワン」からもこの
ヴィンテージコレクションとして
フィギュアが出ているそうです。
これが、今後、スターウォーズの
フィギュアのベーシックな物に
なっていくだろうとのご紹介でした。
しゃべんじゃーずの皆さんの手にも
現物が渡っていき、
観覧席の皆さんにも見えるように
掲げて見せてくれたりしました。
「ジン・アーソってこういう字
書くんや。(Jyn・Erso)」
ローグワンの主人公の名前のスペルに
注目する柳生さん。↑
これは、昔からスターウォーズが
好きで、今も追いかけて
見続けている人に向けて
販売している商品のように思えました。
そしてそれが一番売れていると。
きっと、カードのデザインを
「80年代のあの頃」にしているのも
オッサンホイホイ的機能
を狙っての物かもしれないですね。
EP7「フォースの覚醒」
↑の画像の右下の方にあったのが
最近の映画シリーズ
EP7「フォースの覚醒」のシリーズ。
↑これは、
オマケが付いているようです。
オマケを集めて組み立てると
何かが完成するという
「ビルドフィギュア」というタイプの
オマケですね。
でも・・・揃えて組み立てても
何が完成したのか砂糖には、
よく分からなそう・・・です。
EP8「最後のジェダイ」
また、更にパッケージが
白地のボードの物に変わり
「最後のジェダイ」のシリーズ
で販売されているのがこちらです。↓
「FORCE LINK(フォース・リンク)」
このフィギュアのパッケージの
左下に書いてある
「FORCE LINK」(フォースリンク)
は何を指すのかというと、
「コムテック」の時のようなチップが、
フィギュア内に入っていますよ、
という事だそうです。
まずは、別売りのデバイス
「フォースリンク」を購入します。
↑この何処か、
「ストレンジャーシングス」を思わせる
パッケージのオモチャを買います。
↑買ったデバイスを手に装着して
フィギュアに触れると声がします。
更に、デバイスをタップしたりすると、
別の声を発したりするようです。
Star Wars - Force Link Action Figures: Check Out These Hints & Tips!
デバイスの設定を
「バトルモード」にして
フィギュアを手に持って振ると、
ライトセイバーの
「ピシューン!」て起動音や、振る時に鳴る
「ヴォーン、ヴォン、ヴォン」って音がしたり、
銃を持つキャラを持って振ると
「バキューン!」って音が鳴ったりします。
スマホに専用アプリをダウンロードして
ブルートゥースでデバイスと繋いで、
キャラの音声や情報を更新したりも
出来るみたいです。↓
オモチャも日々、進化してるんですね。
柳生さんもこれには
「ほー面白いなそういうの。」
と仰っていました。
「スカイウォーカー・サーガのゴールドカラー」
&「ギャラクシーアドベンチャーズ」
「ゴールドカラー」
↑の画像の下に並んでいるのは
「スカイウォーカー・サーガの
コメモラティブエディション(記念版)
ゴールド2パック」
ハズブロが手をかえ品をかえ
商品を売ろうと出してきた物の
中の一つです。
金ピカでキラッキラしています。
「全員、カーボン状態になってるよ。」
と柳生さん。
記念版という事で少し
特別感を出そうとしたフィギュア
なのかもしれないです。
関口さんによると、
おそらく、元の金型は
「ヴィンテージ・コレクション」の物を
使っているのでしょうとの事でした。↓
「ギャラクシー・オブ・アドベンチャーズ」
↑の画像の上の方に置いてあった
筒状のパッケージに入っていた
フィギュアは、
「ギャラクシー・オブ・アドベンチャーズ」
というアニメのフィギュア化商品。
これまでのスターウォーズ作品を
新世代のチビッ子達にも入りやすいよう
親しみやすい絵柄のアニメで
1分強くらいのダイジェスト方式で紹介する
アニメ作品です。
Youtubeのアニメ。↓右上の再生リストに
39作品もあります!絵が可愛いです。↓
www.youtube.comこちらは、「ファン・ファクツ」
スターウォーズの「豆知識集」です。
世界観やメカ、キャラクターを
アニメを交えて伝える子供向けの
キュレーション動画っぽいもの。
再生リストに38個も動画があります。↓
このアニメのフィギュア化商品です。↓
「レトロコレクション」
関口さんのプレゼンの最初の方で
お話されていた「オールド・ケナー」
ですが、貴重なお宝状態になって、
高額な値段で取引きされていましたね。
ですが、
このフィギュアも、リバイバル商品として
「レトロ・コレクション」と銘打たれ、
購入しやすい値段で販売されているそうです。
フィギュアの顔の作りこみが
いまいち人の顔になってない所に
レトロさを感じますね。
でも、そこがいい。というファンも
いるみたいです。
パッケージがちゃんと劣化して
剥げや汚れが付いてるのを再現した
プリントがなされてる点も
芸の細かいところですね。
マンダロリアンのフィギュア
最後に関口さんが
紹介して下さったのが、
こちらです。↑
スターウォーズのフィギュアというと
ケナーの3.75インチのベーシック
というサイズですが、こちらは↑
6インチのサイズのフィギュアです。
ブラックシリーズというシリーズの
フィギュアです。
海外ドラマ「マンダロリアン」の
マンダロリアンのフィギュアが、
もう出ているそうです!
しかも、このフィギュア、↑
カーボナイズ(グラファイト)加工された
ものだそうで、独特な光沢があります。
アメリカ本国では販売開始から
数時間で売り切れてしまったのだとか。
レア商品の為、同シリーズの中でも
¥14850と、少し割高です。
マンダロリアンの主人公を
再現したフィギュアですが、
名前がまだドラマ内でも
明かされていません。
「マンドゥ」と蔑称っぽく
呼ばれているそうです。
主人公の名前はまだ、不明な為、
商品名も「マンダロリアン」と
なっています。
同じく「マンダロリアン」に登場する
戦闘ドロイド「IG-11」です。
柳生さんは、
「ブリキの兵隊みたいで可愛いね。」
と仰っていました。
砂糖もこのドロイドが動いて
活躍する所をドラマの中で
早く見てみたいです。
関口さんのプレゼン終了。
という事で、関口さんによる
「スターウォーズ」関連のオモチャは
一通り紹介し終わりました。
関口さんからは、
「柳生さんも、こいつカッコいいやん。
とか、こいつ可愛いやん。という所から話に
入っていけるんじゃないのかな、
と思ってます。」
といった言葉で締めくくられました。
花澤さんから「柳生さんは、どれが可愛い?」
と言われて、ジャワ族のフィギュアを
掲げられたのを見て「それ可愛い。」
と仰っていました。
柳生さんは、
「けど、ワシR2も好きやで。」
ともコメント。
R2-D2が砂漠で勝手にどんどん、
何処かへ行ってしまおうとする
のに対してC-3POが「もう勝手にしろ」
と漫才のように言いあう
やり取りがとても好きなんだそうです。
この二人組みの漫才コンビ感は
楽しいですね。
関口さんのプレゼンは以上です。
「中野ロボットロボット」には
紹介されたフィギュアやオモチャは
だいたい置いてあり、
販売しているそうですので
是非、遊びに来て欲しいとの
事でした。
砂糖もアメコミの古本を買いに
中野ブロードウェイの「まんだらけ」に
行くのですが、訪れた際は、
こちらのロボットロボットさんにも
立ち寄りたいと思います。
しゃべんじゃーずの
アメトイ特集と、今回の関口さんの
プレゼンで、これまで全部
同じに見えたオモチャやフィギュアの
違いや特徴が見えてくるようになり、
楽しめるようになってきました。
パッケージのデザインも本当に
いろんな種類があるんですね。
スターウォーズだけでも、
こんなにも多くの種類と歴史が
あって、面白い!と思いました。
しゃべんじゃーずと
関口さんには感謝です。
物販の様子
関口さんがお店から
会場に持って来てくださった
物販の商品です。↓
今回、教わった商品がいくつも
ありますね。
どれも、見てるだけで楽しくなります。
砂糖は、この中から、
タカラトミーから出ている
「メタコレ」というシリーズの
BB8を購入しました。
起き上がりこぼしなBB8。
コロコロ転がしながら遊ぶ事が出来て、
とても可愛いです。
指でつついてコロンコロンてさせるの
楽しい♪
関口さんのプレゼンレポートは
以上になります。
ここまでお読みくださり、
ありがとうございました。
麻宮騎亜先生のプレゼンについて
スターウォーズ特集Ⅳ
麻宮騎亜先生のプレゼンのレポートに
続きます。・・・としたかったんですが、
とても面白いお話が一杯、聞けて、
お伝えしたい事も沢山あったんですが、
麻宮騎亜先生のプレゼンの内容が、
だいぶ、内容が公開してはいけない物が
多かった為、レポートは今回
無しとさせて頂く事にしました。
これは、しゃべんじゃーずを直接、
見に来た人達だけに披露してもらえた
特別なプレゼンだったという事に
させて下さい。
今回のイベントを機に
いくつかコミックを砂糖も改めて
購入したりしました。
↑超絶美麗な作画で
スターウォーズの映画の内容を
しっかり描き起こされている
コミックでした。
内容も端折ることなく、
でも簡潔に整理されていて、あの
2時間強もある映画の内容が
160ページで丁寧に納まってます。
正直、ファントムメナス以降の
続編が読めないのが残念ですね。
巻末のラフスケッチ集も見ごたえがあり、
先生の制作に携わった時に感じた事などが
書かれていて、読み応えがありました。
↑こちらは、「スターウォーズ・テイルズ・11巻」
という短編集です。
この中にも麻宮騎亜先生の
手がけた作品があってキンドルなどでも
読む事が出来ます。
タイトルは「PREY」(獲物)
ボバ・フェットとダースベイダーの
対決を見る事が出来ます。
あとは、麻宮先生はスターウォーズの
プロップレプリカを収集しておられ、
メーカーをいくつかご紹介して下さったり
お持ちの品や、こんなレプリカが
あるんですよ。というようなお話を
して下さいました。
と言うわけで今回の
しゃべんじゃーず#44
「スターウォーズ」特集のレポートは
以上です。
ここまでお読みくださり、
ありがとうございました。
しゃべんじゃーず#44「スターウォーズ特集」Ⅱ
長くなりましたのでブログの記事を
分けました。
前回のパートⅠ↓はこちらです。
https://satosugar0.hatenablog.com/entry/2019/12/16/005337
上手く省略したり、まとめられず
すいません。
新美さんのプレゼンの次は
斉藤正伸さんによるプレゼンです。
しゃべんじゃーず
#44「スターウォーズ特集」Ⅱ
斉藤正伸さんのプレゼン
柳生さんや、花澤さんに
どうやってスターウォーズの魅力を
伝えようか斉藤さんは、いろいろ迷ったそうです。
妖怪の大好きな柳生さんに
魅力的なクリーチャーが登場する所を
伝えることも出来ると考えたりもしたそうです。↓
でも、観覧に来ているお客さんにも
ちゃんと伝わる話にもしたい。
そこで・・・
次のようなテーマを中心に
スターウォーズの魅力について
語ってくれました。↓
人間臭いスターウォーズの魅力
葛藤する青年カイロ・レン
スターウォーズのEP7以降、
「カイロ・レン」というキャラクターが
登場します。↓
自分のお爺さんこと
ダースベイダーに憧れて崇拝しつつ
劣等感を抱くキャラクターです。
爺コンプレックス=ジジコンの持ち主。
EP6「ジェダイの帰還」で
火葬されたベイダーの死体の頭部を
どこかからくすねてきて、その頭に
「闇へ正しく導いて下さい。」と訴える
メンヘラ男子ですね。
お爺さんのようにカッコいい
悪のカリスマになりたいと思ってるのに
どうも、うまくいかない事に
悩んでいるようです。
気に食わない事があると
ライトセイバーで所構わず八つ当たりして
部下をドン引きさせてしまうカイロレン。
柳生さんは、こんなすぐキレる彼を見て
「この人、すげーダメな人だと思った」
そうです。
アンガーマネジメントが全然できない
カイロ・レンのモンスター上司ぶりに
部下のストーム・トルーパー達も
呼ばれて一旦は部屋に向かうものの、
Uターンしてしまう場面もありました。
自分の母であるレイアの乗る母艦を
戦闘機で撃とうとして、思いとどまり
泣いてしまうという情緒不安定さ。
そんな、葛藤の絶えないカイロ・レンに
斉藤さんはスターウォーズの
EP1~EP6のブルーレイやDVDを貸して
見せてやりたいそうです。
「君が宗教のように崇拝しているお爺さんや、
叔父のルークが、どれ程、人として弱かったか?
人間臭かったか?を教えてやりたい・・・」と。
メンヘラ過ぎるように見えるカイロ・レンの
アレは、ちゃんと血ですよ。DNAですよ。
と言う話をしたいという事でした。
SFで近未来的な世界観だけども
内容はとても人間臭い話なんだという事を
念頭において斉藤さんは、このスターウォーズ
という物語を振り返っていきたいとの事でした。
そもそもスターウォーズの中で描かれる
戦争もなぜ勃発したのか背景に
「分離主義者」がとか、
「帝国軍」と「共和国軍」がとか、
「ジェダイ」が「シス」がとか、
さまざまな理由があるわけですが
結局のところ最も大事な中心となる所は
「病み気味家族が巻き起こす宇宙戦争」
という事で、メンヘラな
病んだあの家族が居るから、あんな事に
なっているんだと斉藤さんは解釈して話を
進めていきました。
今回はアナキンとルークに話を絞り、
この親子がどんなだったのか、
どんな事を今迄してきたのかを作品ごとに
一行にまとめてプレゼンしていきました。
柳生さんは
「これは僕のスターウォーズの中でも、
一番好きじゃない所をやるわけですね。」
とコメント。
またも柳生さんにスターウォーズを
好きになってもらう事が難しそうな
所からのスタートですが
斉藤さんは果敢にも話を続けていきました。
斉藤さんが先に断っておきたい事は、
スターウォーズはヒーロー映画ではない。
という所だそうです。
グデングデンの主人公達がいかに
試練に立ち向かっていくかという話なんだと
言う事を念頭に、話を聞いて欲しい
という事でした。
今の斉藤さんの姿を
重ねながら砂糖は話を聞いていきました。
柳生さんの嫌いな所をひたすら
掘っていき、そこから逆に好きな所が
見えてくるかもしれないという事
・・・ですよね。
アナキン・スカイウォーカー
まずはアナキン・スカイウォーカーの話からです。
いろんな説明がパワーポイントにもされていますが
EP1では、こんなに可愛い男の子でした。↓
この頃のアナキンは8歳。
この時、いろいろな話がありましたが、
斉藤さんが注目したい点は
どこだったのか、斉藤さんにとっての
ハイライトシーンはこちらです。↓
出会って最初に観客が思っている事を
代弁し、いきなり口説きにいってしまう
わけですね。
煩悩まるだしの人間臭さ。
英雄感ゼロのただのプレイボーイみたいな
ヒーローらしくない事をしてしまうわけです。
これがカイロレンが崇拝している人の
幼い頃の真実です。さっさと彼にDVDを見せて
「なんだ~」って思ってもらいたいですね。
そんなアナキンも、この後EP2では、
こんな↓イケメンに成長しました。
こんなカッコよくなった
アナキンは、EP2「クローンの攻撃」で
何をやっていたか?
斉藤さんが、まとめるとこういう事です。↓
エロい格好してるナタリー・ポートマンに
「あなたがずっと好きだった」と口説きまくる。
こんなだったんですから、
「お許しください。また感じました。
光の誘惑を・・・。」と言って悩んでる
カイロ・レンにも安心して欲しいですよね。
心酔しまくってる爺さんがこれだけ誘惑に
溺れまくってたわけですから。
でも、ここでもまた柳生さんから
「僕が全スターウォーズ中、一番面白くなかったのが
エピソードⅡです。」
ときっぱり言われてしまいました。
師匠のオビ・ワン・ケノービが星々を探索し
いろんな危険を冒している裏で・・・
ずっとイチャイチャしていた二人。
「お花畑でキャッキャウフフしてるの
見てられへんかった。」
と柳生さんは言います。
「いや、アレが、いいんですよ!」
と新美さんは擁護しますが・・・
柳生さんは
「ウォーズ!と思ってたもん。」
と、タイトルにあったはずの
ウォーズはいったい、何処に行ったのかと
映画に突っ込んでいたそうです。
そして、そんなこんなもありましたが
パドメと結婚までして、EP3「シスの復讐」で
どうなるかというと・・・
すっかり↑こんな感じになってしまって
イケメン感も薄れ、
シスの暗黒卿になってしまったと。
ダースベイダーが完成してしまうわけですね。
で、このダースベイダーになるお話の中で
彼は何をしたのか?
斉藤さんのまとめたパワポがこちら↓
あんなに可愛いナタリー・ポートマンに
「裏切ったな!」とDV夫並みにブチギレて殺す。
という暴挙に出ます。
「ここまではいいです。⇐?
仕方ないかと。気持ちが昂ぶっちゃって、
物の弾みでね、やっちゃう事も
あるんじゃないかと。」
と斉藤さんは言います。
でも、聞いている
観覧席の皆さんは「いいの・・・か?」
感を出し、首を傾げてザワついていましたが・・・
「まぁ、いいでしょうと。でも問題は
この後です。ここでメンヘラが発動します。」
アナキンは、この時点でも既に、
かなりメンヘラっぽくなっていましたが・・・
「ナタリー・ポートマンの死の知らせを聞き、
彼が何て言ったか皆さん覚えていますか?
・・・こう言うんです。」
「NOOOOOOOOO!」
いやいやいやと。お前がやったんだろと。
全部、一人相撲だったじゃないかと。
斉藤さんは、アナキンのこういう所を
人間臭い魅力として伝えたかったんですね。
・・・柳生さんはコレを聞いて
「・・・ちょっと大丈夫ですか?
今の所、僕、嫌いなままですけど。」
と、コメント。
「人間臭さがいいよ。って話なんで!」
と言い返す斉藤さんでしたが・・・。
こういう所を知れば、カイロ・レンも
もう少し「レットイットゴー」で
生きていけるんじゃないかと。
「ありのままの自分でも居てもいいんだ」
と思えるんじゃないかと。
斉藤さんは、
そんな風に考えたようでした。
ナタリー・ポートマンのラップ
柳生さんもEP2が一番、
面白くなかったと仰いましたし、
世間的にもプリクエル・トリロジーは
実は、評判が良くないみたいですね。
評価は人それぞれなので、
自由なんですが、
その数年後、その評判を聞いた
ナタリー・ポートマンが
実はラップでアンサーを返していた
そうです。
「プリクエルにケチつけるのか?」
とブチ切れてます・・・。
このラップは、いっぱい
自主規制音の「ピー」って音が入った
禁句に満ちたラップだそうです。
PVでは、テレビ番組の
アナウンサーとインタビューに
応じるナタリー・ポートマンの二人の
姿が映されているのですが、
途中で、アナウンサーが
「先日、スターウォーズの最新作が
公開されましたが観ましたか?
前のトリロジーより良かったですね。
・・・あ。」
ってなって、ナタリー・ポートマンが
ラップでブチぎれる。
という流れのPVのようです。
PVの最後は司会者が窓から
放り投げられてしまいます。
↓PVのYoutube動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=QS8bma7LRX4&feature=emb_logo
そんな感じでメチャクチャな
アナキンでしたが、彼の息子はどうだったのか?
次にルークの人間像を振り返っていきました。
ルーク・スカイウォーカー
左側が↑最初に登場した時のルークで
右側が最近の年老いたルークですね。↗
まずは、EP4「新たなる希望」では
どうだったか?
有名な、↑辺境の惑星タトゥーインで
二つの夕日を眺め、田舎から出て、
銀河に旅立つ事に憧れるルークです。
もう、青い牛乳にはこりごりだと。
別に青い牛乳が嫌で冒険に出たい
訳ではないのですが・・・。
いろいろ片田舎で燻っていたり
パイロットになりたい夢や、冒険に出たかった
というのはあったのかもしれませんが、
でも結局、彼を宇宙に旅立つ決意をさせた
決め手は何だったのか?というと、
ホログラムで見た美女(妹)に会いたくて
ギンギンの好奇心で戦乱の宇宙へと旅立つ
わけです。
そこへ、オビワンケノービが来て
大義名分が出来たけど、結局の所は
こういう下心まるだしで宇宙へ
旅立ったというのは、紛れも無い事実です。
でもギンギンって言い方・・・
・・・分かるような気もしますが
何かがアレですね。
麻宮先生はそこで、
「ルークは「何て綺麗な人だ」って言うものの
俺らはみんな「え?」ってなったんだよね。」
斉藤さんは触れないようにしようと
思っていたそうなんですが・・・。
「お母さんは可愛いんですよ!
お母さんは可愛いんですけどね。」
とフォローのような何かを
繰り返しはしたのですが・・・。
当時の価値感ではオーディションを
通る位の美しさだったという事ですね。
この後、ルークも冒険に出て、
いろいろ大変な目にあって、
こんな感じに↓なったりもしますが
問題はこの後です。
斉藤さんがスターウォーズ中でも
ベストに入るほど好きなシーンが
こちら↓エピソード5「帝国の逆襲」の
冒頭のルークです。
ルークはレイアを求めて
宇宙に旅立ったわけですが、
そのレイアと、冒頭でキスが
出来てしまうわけです。
みんなの前で。
チューイもソロもC-3POも
見てる前で。
しかも、レイア姫の方からしてもらう
という。
ハン・ソロも胸中、複雑な気持ちだった事は
察せられますが、この後、
「アイラブユー」「アイノウ」がありますので。
斉藤さんが注視したいのは、
この後です。この後が斉藤さんが
最も注目したシーンです。
それが↓こちら。
ルークが初キスに浮かれて、
あろうことか口笛を吹きます。
これには、C-3POも気まずくて横を向いてます。
「あぁ見ちゃいられない。ご主人様・・・」
という感じになっています。
チューバッカも凄い顔してます。
ちょっと上を向いて
苛立たしげに口がヘの字口になってますね。
ハンソロだけ男前な
プレイボーイなんで表情を変えていません。
でも、こんな風に浮かれていた
ルーク・スカイウォーカーですが、
軽い気持ちで都会に出てきてしまった
田舎青年なので、
エピソード5「帝国の逆襲」では
痛い目にあいます。
ルークが被った災難3本柱がこちら↓。
1.雪男ワンパに食われそうになる。↓
2.ナメてた緑のジジィに
メチャクチャしごかれる。↓
「偉大な戦士を捜してる」
なんて言って、舐めた事を言ってたら
実は、目の前に居る
緑色のクリーチャーこそ
ヨーダと分かると態度を豹変
して慌てたりします。
3.手を失う。↓
挙句の果てに、ダースベイダーとの
戦いの果て、ボコボコにやられて
手を失ってしまいます。
更に
「I‘m your father.(アイアム ユア ファーザー)」
宿敵である悪の帝王から
「私がお前の父親だ。」
と告げられてしまいます。
ここで、
またお決まりの台詞です。
「NOOOOOO!」
親子そろって言ってしまいます。
このノーは的確ですけども。
自分でやった事に対して「NOOOO!」
と言ってしまうアナキンよりは
幾分か的確ですね。
こんな風にボコボコにやられるルークですが、
EP6「ジェダイの帰還」では、
また様々な事を経て・・・
いろいろあって吹っ切れたのか
顔つきがすっかり凛々しくなっています。↓
EP4「新たなる希望」の
童貞の頃のルークと
画像で比較してみても明らかに
顔つきが違います。↓
リアルタイムでも10年近く
経過しているって事もありますが・・・。
ハン・ソロもレイアもそれほど
顔つきは変わってません。
ヒーローっぽい超人的な人間でなく
等身大の不器用な田舎青年が、
もがき苦しみながら成り上がっていく、
成長していくという姿が、
共感しやすいという点で
斉藤さんは「スターウォーズ」の
旧三部作も好きなんだそうです。
成り上がり映画として好き。
なんだそうです。
そしてEP6で、ルークも成長し、
ルークの父アナキンも善の心を取り戻し、
ハッピーエンドを迎える事が出来た!
やった!と観客である我々も喜べました。
しかし・・・
そんな成長したルークが
EP7「フォースの覚醒」で、
どんな風に出てくるんだろうと思い、
ワクワクしながら公開を待ちわびて
いざ見てみたら・・・
「なんか色々嫌なことあって行方不明・・・。」
スターウォーズでは
おなじみのオープニングクロールでも
いきなりその事から言及されてスタートします。
またもメンヘラ発動です。
病み気味家族の本領発揮ですね。
そして、EP7の最後の最後にようやく
↓こんな風貌で登場。
EP8「最後のジェダイ」↓では、
凄い拗ねてるけど、
最後は異常に頑張るという活躍の仕方をします。
観客も、「もういいんじゃない?」と
思うくらいにずーっと何かスネてるんだけど
最後、異常に頑張ってくれます。
なんなら最後は、過労死という感じでしたね。
若い頃、↑宇宙への冒険に
憧れていた時に見ていたのと同じような、
二つの夕陽を眺め、虚に還っていくルーク。
ここで柳生さんから一言。
「ずっと不思議だったんですけど、
レイが修行しにルークの元を訪れますけども・・・
なん~っもせずに終わりますよね。」
斉藤さんは
「ま、ヨーダ的位置なのかなって
思いますけどね。」
「・・・EP8についてはあまり
触れないようにしましょう。」
と言って擁護しかねて
話を逸らそうとします。
ここで新美さんも助け舟を出します。
「でも、フォースの使い方だとか。
暗黒面(ダークサイド)と光明面(ライトサイド)が
あるだとか、ライトセイバーの振り方も
片手だけど教えていますし。」
と言ってもらえたものの斉藤さんは
「まま、EP8の件はさ、一回いいじゃない。
EP9が終わってからにしましょうよ。」
と言ってこの話を早く切り上げてしまおうと
します。
とにかく、斉藤さんが言いたいのは
カイロ・レンにこのプレゼンを見せたい位に
スターウォーズのこれまでの主要人物達が
みんな人間的であるという事だそうです。
人間臭さこそが斉藤さんにとって
スターウォーズの最も魅力的な
所なんだという事を強調していました。
その点でも斉藤さんは
シークエルトリロジーの中では
やはり、迷いの少ない揺るがぬレイより
ウダウダと右往左往するカイロ・レン
の方こそ魅力的なんだと主張していました。
マンダロリアンの魅力
スターウォーズの人間臭さについて
触れてきましたが、最後に斉藤さんが
プレゼンして下さったのが、
ドラマ版スターウォーズの
スピンオフ最新作「マンダロリアン」
についてです。
新美さんのプレゼンの時にも少しだけ
触れられた「マンダロリアン」ですが、
斉藤さんは、海外の配信サイトを
経由していち早く視聴したそうです。
このプレゼンを行った時点では、
3話まで配信中だったそうです。
今の所まだ3話までの視聴ではあるものの
斉藤さんの見立てでは、
このドラマ、きっと
柳生さんも好きだろうと、
おっしゃっていました。
ネタバレは避けつつ、
「マンダロリアン」の魅力を
幾つか紹介して下さいました。
1.カワ(・∀・)イイ!ヨーダ
この画像↑はドラマ
「マンダロリアン」に登場する
ベイビーヨーダです。
あれ?ヨーダって死んだんでは?
確かにEP6「ジェダイの帰還」で
この世を去ったはずです。
ドラマ内でも明言はされていないものの
どうも、ヨーダと同じ種族の赤ん坊なのかも?
という感じだそうです。
ここで柳生さんの鋭い指摘が入ります。
「完全に子連れ狼みたいになってる。」
そこで即座に嬉しそうに返答する斉藤さん。
「そう!そうなの玄ちゃん!
子連れ狼そっくりの話なんですコレ。」
「マンダロリアンが
ヨーダと同じ種族の子供を連れて旅を
する話なのこれ!」
という説明をしながら、興奮気味に
↓の画像をモニターに映す斉藤さん。
柳生さんのリアクションは、
「・・・・は?」
斉藤さん「は?って言わないでよ!(悲)」
と言い返しますが、
いきなり「子連れ狼」だけでなく
「ジョン・ウィック」や「グレムリン」の
画像も早まって出してしまった事から
柳生さんは困惑してしまったようです。
「・・・ジョン・ウィックって何なの?」
斉藤さんは先走ってしまった事を
悔いながら、答えます。
「えっと、ヨーダがまず可愛いよって話ね。」
賞金稼ぎのマンダロリアンである主人公が
ある場所に行き、そこにある物を、何処そこまで
運んで届けて欲しい。という依頼を受けます。
その荷物は何なのか分からずに行ってみたら
その運搬物こそが、このベイビーヨーダだった
というお話だそうです。
で、この子の届け先の所まで行く道中で
いろんな事や戦いがあって・・・というお話。
このベイビーヨーダが動く所が
パペットのような人形を使って動かしている
シーンやCGを使って動かしているシーンが
織り交ぜながら出てくるそうなのですが、
映画「グレムリン」の「ギズモ」のように
カワ(・∀・)イイ!のだそうです。
カワ(・∀・)イイ!が好きな柳生さんなら
マンダロリアンは好きにならなくても
このベイビーヨーダなら
絶対に好きになるんではないかと。
「マンダロリアンに関しては好きも嫌いも
何でもない。」
と言い切る柳生さん。
斉藤さんは残念そうに
「・・・本当ですか。悲しいですね。(哀)」
とリアクションしました。
2.ジョン・ウィック的世界観
次に、斉藤さんは、
何で「マンダロリアン」を語るにあたり、
「ジョン・ウィック」を引き合いに
出したのかについて説明してくれました。
ジョン・ウィックは殺し屋達の
裏社会の世界を描いている所が面白かった
わけです。
殺し屋専用のホテルでは絶対、殺しを
してはいけないという謎の掟があったり、
殺し屋どうしの間で使用されている
コインがあったりだとか。
ジョン・ウィック観てると世界って
殺し屋しか居ないんじゃないかって
思えてくる位、大勢の殺し屋が登場します。
「マンダロリアン」も、
この世には賞金稼ぎしか存在しないんじゃ
ないか?って思えるくらいに
バウンティハンターが登場するそうです。
石を投げれば賞金稼ぎに当たる。
位だそうです。
そして、やはり「ジョン・ウィック」のように
戒律があって、それを守る?守らない?
という局面があったりだとか、仁義が
どうのとか、葛藤に胸が熱くなるシーンが
結構あるようです。
3.子連れ狼的プロット
そして、1話目はもう、殆ど、
「子連れ狼」そのまんま、
のような話だそうです。
時代劇を取り入れたような西部劇っぽい
世界観の作品だそうです。
スターウォーズを今まで見た事がない人や
見た事があるけど、内容を忘れてしまった
という人でも全然、入っていける
内容だそうです。
スターウォーズ感が全く無いかというと
全然、そんな事もないし、
素晴らしい見事なバランス感覚の作品なので
皆さんにも是非見ていただきたい
おススメのドラマだそうです。
日本でも12月26日より
ディズニーデラックスで視聴できるように
なるそうです。
https://www.disney.co.jp/deluxe/program/mandalorian.html
新美さんのプレゼンの時も触れましたが
原案は「アイアンマン」などを手がけた
「ジョン・ファブロー」。
クレジットを見ると現場の演出が、
異なる人がやっている場合もあるようですが、
脚本と製作総指揮など、総合的には
ジョン・ファブローが
携わっている事は間違いないようです。
脚本は全話ほぼ書いていているようです。
ひとつ、柳生さんの気になる点。
ここで、柳生さんから
この「マンダロリアン」について質問が入りました。
「一個、気になるのは・・・
フォースが出てくるのかどうか?」
・・・・・・。
ここで、何ともいえない間が生じました。
新美さんは「・・・はい。」と
曖昧な一言を呟きつつ、
斉藤さんと顔を見合わせます。
斉藤さんは気まずそうな顔をして
重い口調でやっとの事、こう回答します。
「そりは・・・難しいですねぇえ・・・」
(それは、難しいですね。)
新美さんは援護するように
「もしかして、ジェダイが一切、出てこない
話としてやるかもしれないですし・・・」
と言います。
柳生さんは安心したように
「じゃぁ楽しみだ」
と言いました。
斉藤さんは確認するように聞きます。
「フォースがイヤなんですよね?」
柳生さんはキッパリと
「フォースが一番嫌い!
フォースさえ無ければスターウォーズもっと
面白い多分。」
と、言い切ります。
なので柳生さんは「ローグワン」が
一番、好きだそうです。
その点で言うと、「マンダロリアン」は、
「ローグワン」寄りの作品ではあるとの事です。
賞金稼ぎは全くフォースが使えないですし、
ガンマンですから。
武器といえば銃のみ。
ライトセイバーに至っては、まだ
一度も出てきていないそうです。
だけど、フォースはスターウォーズ世界では
偏在するものですから。
「なんなら、柳生さんと麻宮先生の間にも
フォースは今、流れていますから。」
と言って、無理やりフォースを必死で
一般化しようとする斉藤さん。
柳生さんからは
「そんなんしてたな。
(劇中で)そんな話してたしてた。」
フォースについて軽く返答されてしまい、
斉藤さんは
「軽いなぁ(苛)
そんな話してた、じゃないんだよ(怒)」
となかなか深くスターウォーズに
入ってもらえなくて
少し苛立たしげに返しました。
ベイビーヨーダの実年齢
ここで、斉藤さんは
話題を変えようと柳生さんの好きなカワ(・∀・)イイ!
ベイビーヨーダの話にもって行こうとします。
「因みに、このヨーダは50歳ですから。」
この件にはさすがに柳生さんも
「え!?」
と声を上げました。
EP1~EP6に出てきたヨーダは、
800歳~900歳くらいだったそうです。
「どんだけ成長遅いねん。」
と柳生さん。
これに関して斉藤さんは
「ベイビーヨーダ、カワ(・∀・)イイ!
と言われてますけども、
玄ちゃんより年上ですから。」
と言います。
「ちょっとだけね。ちょっとだけ。」
と新美さんからフォローのような言葉が入ります。
今の所は喋ったりはしていないですが、
知的レベルは、本当にグレムリンの
ギズモのような感じだそうです。
「50年も生きて、言葉すら喋られへんのや。」
と柳生さんも言いますが、
成長がゆっくりな種族なのかもしれませんね。
他に参加する監督の中に・・・
新美さんからも「マンダロリアン」の
補足情報が入ります。
「マイティ・ソー」の「バトル・ロイヤル」や
新作「ラブ&サンダー」の監督、
「タイカ・ワイティティ」も、この
「マンダロリアン」に関わっているという
話があるそうです。
第8話で、監督を務めているようですね。
あと、声の出演もするようです。
他にも、なんと柳生さんからのコメントですが
これからのスターウォーズに、
マーベル・スタジオの製作社長
「ケヴィン・ファイギ」も関わるというニュースも
入っているのだそうです。
楽しみですね。
斉藤さんのプレゼン終了
といった所で、斉藤さんもいろいろな
思いや情報を出し切り、
何とか柳生さんをスターウォーズの世界に
引き込もうと奮闘しましたが・・・
何処となく自信の無さそうな声で
「はい・・・ありがとうございました~。」
と消極的な締めくくり方で
プレゼンを終え、
「そんな感じで終わんのや。」と
柳生さんからも突っ込まれていました。
いろいろ柳生さんに
興味を示してもらえる瞬間も
多々あったのですが、何処かまだ
冷めている感じが抜けきらなかった
のが残念でした。
柳生さんもスターウォーズ
好きになってもらえたら
砂糖も嬉しいですね。
でも、斉藤さんのカイロ・レンを思う
気持ちは砂糖にも伝わりました。
EP9は、彼に注目しつつ映画の最後を
見届けたいと思います。
休憩を挟んで、その後に
前半のプレゼン後の休憩時間中、
新宿FLUXのお店のスタッフに
斉藤さんがドリンクを
オーダーする瞬間がありました。
そのスタッフが胸に初心者マークの
バッジを付けていたようなんです。
それを見た斉藤さんが
「最近、入ったんですか?」
と話しかけ、花澤さんから
「ナンパしないで下さい。
気をつけてください、この人~。」
と、斉藤さんを叱り、
スタッフの方にも注意を促しました。
斉藤さんは、
「すいません。アナキンなんで、ボク。」
とスタッフさんを目で追い続けていました。
ギンギンの好奇心を持った目で。
たまりかねて柳生さんが斉藤さんを遮るように
「はい!と言うわけで~
スターウォーズ特集、後半戦、スタートです!」
と大声で宣言して、後半戦に入っていきました。
このお店では、正式なスタッフになると、
スタートレックの
クルーバッジを付けられるみたいです。
こういうSF好きな人にはたまらない
遊び心がスタッフにある所も
新宿FLUXさんの楽しい所ですね。
そして、後になって、
斉藤さんは花澤さんから
さっきのナンパっぽい挙動を見て
「今回のプレゼン、斉藤さんのプライベートの
話を聞いてるみたいだった。」
と言われてしまいました。
「俺のプライベートの話してないよ。
8歳でナンパしてないよ。そこ迄じゃないよ。」
と弁解していました。
・・・・
「アナキンなんで、ボク。」って
言っていたのに・・・。
後半戦予告
後半戦では、
中野ロボットロボットの関口さんによる、
スターウォーズのアメトイ紹介の
プレゼンがありました。
こちらも面白かったです。
漫画家、麻宮騎亜先生からも
プレゼンがありましたが、今回、
内容に門外不出の資料なども
ありましたので、
こちらはレポートは無しとさせて頂きます。
しゃべんじゃーずを直接、
見に来た人達だけの貴重で特別な
プレゼンだったという事でご容赦ください。
また、長くなりましたので、
記事を分けて報告させて頂きたいと
思います。
続きはこちら↓です。
と言うわけで斉藤さんのプレゼンでした。
ここまでお読み下さり、
ありがとうございました。
しゃべんじゃーず#44「スターウォーズ特集」Ⅰ
2019年11月29日20時00分
しゃべんじゃーずの
「スターウォーズ特集」の観覧に
行ってまいりました!!
- しゃべんじゃーず#44「スターウォーズ特集」Ⅰ
- しゃべんじゃーずスターウォーズ特集プレゼン
- 新美正志さんのプレゼン
- THE WORLD OF STAR WARS~前日譚と後日譚~
- 「クローンウォーズ」関連作品の整理
- その他のスピンオフTV作品
- メインエピソードに関係しているスピンオフのエピソード
- スターウォーズの小説
- 無かった事になった非正史のエピソード
しゃべんじゃーず
#44「スターウォーズ特集」Ⅰ
実際に会場で行われた
イベントの様子が見られる動画↓はこちらです。
www.youtube.com ブログでは伝えられない実際の会場の
盛り上がる様子や楽しい雰囲気が
見る事が出来ますので是非、ご視聴を!
前説
今回の特集コンセプト
いつもは、主宰の
柳生玄十郎さんによる、
アメコミの魅力を伝えるプレゼンが中心の
しゃべんじゃーずですが、
今回は他のメンバー&ゲストが
柳生さんに「スターウォーズ」の魅力を
伝えるぞ!というコンセプトで
行われたイベントでした。
「スターウォーズ」シリーズは
「ハン・ソロ」以外、全シリーズ見ている。
けれども、全く興味が沸かない、
好きになれないという
柳生玄十郎さん。
果たして、しゃべんじゃーず&ゲストの皆さんは
スターウォーズの魅力を柳生先生に伝える事に
成功するのでしょうか。
登壇メンバー
いつものメンバー新見さん、花澤さんと・・・
今回もいつものようにしゃべんじゃーずメンバーが
プレゼンを行ってくれました。
念願のスターウォーズ特集が行えて
嬉しい新美さん。
スターウォーズのフィギュアは
ダースベイダーだけは、一杯持ってる
フィギュア大好き花澤さん。
斉藤さんが遅刻してしまった事から
急遽、ピンチヒッターとして
フリーエージェントKAIさんが登場し、
前説の時にMCを務めてくださいました。
砂糖はKAIさんの活躍を生で見るのは
始めてだったので貴重な観覧と
なりました。
ゲストのお二人、
関口さん麻宮騎亜先生
他にも、今回は
ゲストが二人登場します。
中野ブロードウェイにある
フィギュア専門店「ロボットロボット」
http://www.robotrobot.com/hub/
以前、よくここで、しゃべんじゃーずの
イベントが行われていました。
Youtubeでもこのお店でトークライブが
行われている様子が見る事ができますね。
そこで店長をしている関口さん
https://twitter.com/1125344と、
日本のマンガだけでなく
「X-MEN」「ヘルボーイ」などのアメコミや、
「スターウォーズ・ファントムメナス」の
コミックも手がけた「麻宮騎亜」先生。
https://twitter.com/kia_asamiya
このお二人からもスターウォーズの魅力を
お話していただきました。
お二人ともスターウォーズに因んだ
ファッションを着ていらっしゃいました。
関口さんはR2-D2パーカー。
フードを被り、ジッパーを閉じると・・・
こんな可愛い感じに変身!
R2-D2状態になった姿を
披露して下さいました。
https://buyee.jp/item/yahoo/shopping/acomes_43824?lang=ja
麻宮先生はダースベイダーに因んだ
服で統一していました。
少しシャッターチャンスを逸したのですが
靴もしっかり赤と黒の帝国軍を思わせるシューズを
履いている所を見せてくれました。
今、アディダスではスターウォーズとの
コラボを行っているそうです。
https://shop.adidas.jp/campaign/starwars/
麻宮先生はそのシューズを履いてこられていました。
クレイジー1スターウォーズ・ダースベイダー
https://shop.adidas.jp/products/EH2460/
スーツもよーく見ると、ダースベイダーの
顔がプリントされていましたし、
ネクタイもライトセーバーがクロスした
模様で、全身スターウォーズフルコーデ!
柳生さんからは「どんだけ好きなんすか!」
と突っ込まれていました。
ネットで見てノリで買ってしまったものの
届いた品を見て、「いつ着ればいいんだ・・・」
となってしまったそうです。
でも「今日の為に買ったに違いない」
ジェダイの神様が
フォースが自分を導いたのだと先生は仰っていました。
柳生さんはスーツ姿の麻宮先生を見るのは
始めてだったそうです。
新宿FLUX提供のスペシャルメニュー
「新宿FLUX」では、
しゃべんじゃーずイベントが行われるといつも
スペシャルメニューが提供されます。
今回は↑の写真の通り。
フードとドリンクが各2点、
計4点のメニューが出ていました。
BB8大福
アイスクリームを牛皮で包んだ
雪見大福を雪だるま状に積み、
ブルーベリーアイスを頭に付けた物。
お皿の淵にはマンゴーピューレが
螺旋状にペーストしてあって
BB8が回転しながら動く様子が
表現されてました。
マンゴーピューレに付けて食べると
とても美味しかったです。
ジェダイorシス
すいません、結構食べちゃってから
撮った写真なんでポテトの量少ないですが
本当はもっとポテトは多く盛られています。
緑のアボカドソースがジェダイ側、
赤いチリソースの方がシスの
ダークサイドを表しています。
どっちを付けて食べても美味しかったです。
と思っていたのですが、柳生さんが麻宮先生に
「ジェダイとシスって均衡を保ったりするの?」
と質問しましたが、「しません。」
とキッパリ否定されてしまいました。
↓こうやって均衡を保つ遊びを
したかったですね・・・。
(写真は2019年4月25日エンドゲーム前夜祭の時のもの)
スカイウォーカーの夜明け
レモンとライチを搾って
よーく混ぜると↓(麻宮先生が実践中)
ちょっとだけ色が明るく変わります。
「夜明けや・・・」と
柳生先生は呟きます。
前に「日本の」を付けて
語尾を「ぜよ」にしていれば
坂本竜馬っぽかったかも。
麻宮先生も柳生さんも飲んだ時に
驚いたように「これメッチャ美味い!」
とコメント。砂糖も飲みましたが
本当に美味しかったです!
ポーダメロンソーダ
ポーダメロンの名前から取った
ドリンクメニュー。
要するに只の↑メロンソーダだそうです。
生ビール
最後に新美さんがしっかりと笑顔で
「生ビールでーす!」
と生ビールも注文できる点を
アピールして下さいました。
その他のメニュー
そのほかにもいつもお店で出している
メニューも注文可能でした。
プレゼンが行われている最中でも
手をあげればスタッフさんが駆け寄り
注文を取ってくれます。
デッドプールなどでおなじみ「チミチャンガ」や
「世界のスピルバーガー」というハンバーガーなど
「FLUX」のフードは本当に美味しいです。
少し価格は高めかもしれませんが、
本当に本当に美味しいんです。
しゃべんじゃーず以外の日でも
映画の半券を持ってお店に行くと
ドリンク無料などのサービスもありますし、
店員のスタッフの方々も気の利くいい方達ばかりです。
おススメのお店です。
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13218688/
https://twitter.com/Shinjukuflux
スターウォーズ特集スタート!
ドリンクを片手に乾杯。
いつもの通り、
柳生さんの「しゃべんじゃーず・・・」
の掛け声の後に皆で一斉に
「アッセンブルー!」と叫んで
乾杯しました。
斉藤さん遅刻の末、到着。
乾杯を終えてプレゼンの為に
各メンバーが椅子の準備をしている
所で、突如、花澤さんが叫びます。
「なんか変な人来た!変な人来た!」
変質者が突如乱入したかのような
騒ぎようでしたが、
斉藤さんが遅れて到着しただけでした。
客席に頭を下げ、振り向くと・・・
「ああああ!KAIさん!」
自分の代わりにKAIさんが代打で
進行役をしてくれていた事に驚く斉藤さん。
若干、あきれ気味で落ち着かせようとする
KAIさんから、特集が
どこまで終わったかを確認して、
MCを引き継ぐ斉藤さんでした。
ここからいよいよ、しゃべんじゃーず
スターウォーズ特集が始まります。
しゃべんじゃーず
スターウォーズ特集プレゼン
新美正志さんのプレゼン
新美さんのプレゼンは
まず、基礎知識を
ザックリ復習した後に
各メインエピソードの合間に
外伝やスピンオフ作品が細かく存在し、
それがメインストーリーだけ追っていても
分からない所がある点などを紹介して
下さいました。
面白かったです!
ジョージルーカス監督
「スターウォーズ」といえば
このジョージルーカス監督。
この方が1977年にスターウォーズを発表した
という事は皆さんご存知の通り。
柳生さんがここでご自身の印象を
語ります。
「昔、テレビのCMで見た事のある人や。」
「なんかのCMに出てましたよね。
あ。パナソニックのCMに出てたんですよ。」
https://www.youtube.com/watch?v=DwxeE3jIt5A
いや、確かにそうですけども・・・。
新美さんは逆に世代なのか、このCMの件は
ご存じなかったようで驚いておられました。
スターウォーズの監督というより、
なんかのCMに出てた人。
その認識の方が先にたつという印象のようです。
偉大な映画監督という感じではなさそう・・・。
柳生先生にスターウォーズの興味を持ってもらうのは
難しそうな気配がいきなり漂いはじめています。
オリジナル・トリロジー
まず、ジョージ・ルーカスが
3年ごとに製作した、
「オリジナル・トリロジー」
と呼ばれる3つの作品群を振り返ります。
ちなみに3つめの作品は、
「ジェダイの帰還」と新美さんは
モニターでは記載しましたが、
公開当初は
「ジェダイの復讐」だったそうです。
というか、砂糖は世代だったので
確かにそうだったことを覚えています。
子供の頃に買った「ケイブンシャの大百科」
ここでも「ジェダイの復讐」と
「復讐」と記載されています。↓
いつの間に「帰還」になったんだ
と思ってたんですが・・・
アメリカではルーカスがコロコロ
考えを変えてしまい、
「リベンジオブザジェダイ」という
副題にしていたのを、
「高潔なジェダイは復讐なんてしない。」
と考え直し、公開直前にすぐ
「リターンオブザジェダイ」と
副題を変更してしまっていたそうです。
日本ではいろいろグッズや、パンフなど
に「復讐」というタイトルが印刷されたりして
準備が進んでしまっていた為、20年もの間、「復讐」
というタイトルのまま世に出ていました。
ですが、1997年「特別篇」が出た時を契機に
「帰還」に副題が変更されたそうです。
「復讐」のタイトルを刷り込まれていた麻宮先生は
「帰還」では確かにあるのだけども、
何か引っかかったような感覚があったようで
少し戸惑われたと、コメントされていました。
オリジナル・トリロジーの主な
登場人物。↑
この辺はもう皆さんご存知ですよね。
ルーク・スカイウォーカーが
悪の帝国軍と宇宙で戦うお話です。
という事でパッと映してすぐに
次の画像に移っていきました。
プリクエル・トリロジー
1999年公開の第一作から新たに
始まった「プリクエル・トリロジー」。
プリクエルというのは「前日譚」
という意味と言う事で、
「オリジナル・トリロジー」3部作は
スターウォーズサーガ全体の4~6話めで、
この「プリクエル」は、
1~3話「オリジナル・トリロジー」の
過去篇として製作されました。
ここでも副題のタイトルについても
少しだけ触れられました。
「ファントム・メナス」を直訳した
「見えざる脅威」という副題になるかも?
という噂話もあったそうですが、今の
英語のタイトルに落ち着いたそうです。
麻宮先生は、この副題が英語の方が
好みのようだったので、いろいろ
言いたい事があったようですが・・・
プリクエル・トリロジーの
主な人物紹介。
オリジナル・トリロジーの主人公
ルークの宿敵にして実の父こと
「ダース・ベイダー」
アナキン・スカイウォーカーの物語という
事になっています。
ここも、
「はい次に行きます。みなさん御存知でしょ?」と
新美さんにすぐ画面が切り替えられそうに
なりますが、みんなが
「え?え?ちょっと待って、もう少し詳しく」
となったので、
ここで、柳生さんが見たはずだけど、
印象が薄くて誰だっけ、この人・・・
ってなっているキャラクターを少しだけ
復習していきました。
「ヌート・ガンレイ」
通商連合の総督。
プリクエル3部作に全て登場しているキャラクター。
金の亡者で権力争いに執着し、
共和国に反旗を翻す分離主義者側に
なってしまった人です。
持てる交易網と私設軍隊を権力欲から
ダース・シディアスに悪利用されてしまう人。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/38187.html
「ドゥークー伯爵」
共和国軍に反逆する分離主義者のリーダー。
シスのフォースの使い手。
「クローンの攻撃」のラストで
ヨーダと壮絶なフォース戦を
繰り広げた人。
ライトセーバーの柄の部分が
少し傘みたいにクッとカーブがかかって
いるのが印象的でした。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41818.html
「ベイル・オーガナ」
密かなキーマンと言う事で
新美さんが取り上げた人物です。
「オリジナル・トリロジー」に
「レイア・オーガナ姫」というお姫様が
ヒロインとして登場しますが、
ベイル・オーガナは、
彼女の育ての親にあたります。
「プリクエル・トリロジー」の3作目、
「シスの復讐」のラストで
アミダラ女王ことパドメが産んだ娘
を引き取ったのが彼です。
この娘がレイア姫だったと言う事です。
プリクエルの2.3作目でパドメと
仲の良かった人だったという事で
彼がレイアを預かる事となりました。
レイアがパドメの娘である事が
知れぬよう、彼の苗字を使って
「レイア・オーガナ」と名乗るようになります。
https://starwars.fandom.com/ja/wiki/%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%8A
シークエル・トリロジー
これが今、現在進行中のシリーズ
「シークエル・トリロジー」
「シークエル」というのは「続編・後日談」
という意味だそうです。
「レイ」が主人公の物語です。
彼女がどのようにフォースに目覚め
成長していくのかというお話。
まだ、物語が完全には幕を閉じていないため、
誰にとっての、どういう物語のストーリーとなるのか
この後、いろいろ引っくり返される事に
なるかもしれませんので
登場人物も簡潔に少なめにまとめたそうです。
今となっては、当初登場した時のラスボス感の
あったスノークが、ちょっと切なくも見え、
追悼したくなる感じもする、
と斉藤さんはコメントしたりもしました・・・。
でも、このスノークにしても
ひょっとしたら、この先、出てくる可能性が
全く無いわけではないかもしれないですね。
以上で、スターウォーズ基礎知識篇と言う事で、
ザックリとした復習を新美さんにして頂きました。
何となくスターウォーズってどんな話だったかが
思い出せたように思います。
更に、この後、引き続き、
メインストーリーの間にある細かな
エピソードの紹介をして下さいました。
THE WORLD OF STAR WARS
~前日譚と後日譚~
新美さんが今回、特に伝えたかったのは、
「スターウォーズは映画だけではない。」
という事だそうです。
むしろ、映画のEP1~EP9は、
その壮大なストーリーのごく一部なんだという
事を伝えたいとの事でした。
何となく、メインストーリーの端で何かが起こってるみたいだな~
くらいに思っていた裏で、実は数々の
ストーリーが密かに繰り広げられていたのです。
スピンオフ映画作品
この図↑のメインのEP1~EP9の映画作品の
上の部分に挙げた5作品
「クローン・ウォーズ」~「エンドア・魔空の妖精」が
スピンオフの映画作品にあたります。↓
スピンオフTV作品
下の「クローン大戦」~「マンダロリアン」の
8作品は、アニメやドラマなどの
テレビシリーズだそうです。↓
この映画作品のうち一番左端の、
「クローン・ウォーズ」は3Dアニメの
映画作品になります。
https://www.youtube.com/watch?v=xBjInfdyAxE
イウォーク問題
スピンオフ映画のうち、
こちらの↓2本の作品は、
「イウォーク・アドベンチャー」
「エンドア・魔空の妖精」
この作品は、少し触れていいのかなと
斉藤さんは仰っていましたが・・・
柳生さんは、「エンドア」が
「スターウォーズ」作品である事自体に
驚かれていらっしゃいました。
スターウォーズ6「ジェダイの帰還」
の最後の戦闘が、この「エンドア」と呼ばれる
惑星で繰り広げられたのですが、
そこに暮らすイウォークという
熊のぬいぐるみみたいな
狩猟民族が活躍したのですが彼らを主軸に描いた
スピンオフ作品です。
柳生さんも麻宮さんもこの作品は未見との事でした。
DVDにもなっていない作品だそうです。
斉藤さんは、地方の営業に行った時、
ビデオショップで、中古のVHSのこの2作品を
発見して、そのままレスキューされた事が
あるそうです。
保護動物のような絶滅危惧種作品
であるという事ですね。
麻宮先生からすると、
「ジェダイの帰還」を観た時、
イウォーク族の存在をどうしても受け入れる事が
出来なかったそうです。なのでこの2作品も
見ようと思わなかったのだとか。
でも、新美さんは、このイウォーク族が
大好きだそうで、Tシャツも
可愛らしいイウォーク族がプリントされた物を
着用されていました。
砂糖も子供の頃エンドアが観に行きたくて
しかたなかったのですが、親に連れて行ってもらえず
ビデオを見るのも難しい時代だったので、かわりに
本を買ってもらって読み、泣く泣く我慢した思い出があります。
麻宮先生からするとイウォーク族は邪魔でしかなかったそうです。
「イウォーク族が居なかったら、
ルーク達は助からなかったんですよ!」
と抗議する新美さんでしたが、
唯一、麻宮先生が好きになれた所が、
「ジェダイの帰還」のラストシーンの
「ヤッチャ、ヤッチャ」と
帝国軍に勝利して祝祭を行う所だけだったとの事でした。
ここだけが、愛せる部分であったとの事です。
数ある活躍の中で、ここだけが・・・。
最近の「特別篇」以降のスターウォーズでは、
この「ヤッチャ、ヤッチャ、ウー!ヤムヤム!」
すら聞けなくなってしまいました。(涙)
↓イウォーク族の
「ヤッチャ、ヤッチャ」が聞けるエンディング
https://www.youtube.com/watch?v=TvXm5HuR72k
↓「ヤッチャ、ヤッチャ」があまり、
聞けなくなってしまったエンディング曲
https://www.youtube.com/watch?v=YDqgJye7hyc
そんな風にイウォーク族に拒絶反応を抱いてしまう人も
居る一方、需要は一定数あったようで、
実写映画作品が2本もある上に、
TVアニメ「イウォーク物語」が作られていました。
イウォークだけで3作品もあるという事です。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=5&v=Fx3rSNzOAMM&feature=emb_logo
新美さんのTシャツはこのアニメのイラストが
プリントされたものだったんですね。
可愛いものが大好きな新美さんらしい趣味ですね。
砂糖はイウォーク族が好きなファンの方々を
全面的に支持したいと思います。
「クローンウォーズ」関連作品の整理
スターウォーズには、
EP2「クローンの攻撃」や、
「クローン大戦」に「クローン・ウォーズ」と
「クローン」と似たタイトルが
多くあって、少し混乱しそうだったので
ここで整理してみました。
①「クローン大戦」TVアニメ
2002年~2003年
まず、映画
EP2「クローンの攻撃」(2003年)と、
EP3「シスの復讐」(2005年)の間に、
スピンオフエピソードとして、
手描きの2Dアニメ
「クローン大戦」がカートゥーンネットワークなどで
TV放送されました。
2003年~2005年の間、
ちょうど2005年のEP3「シスの復讐」の
上映が始まるまで間をつなぐ形で放送されました。
シーズン2あって、全25話。
各話の放映時間は3分と短く
全シーズンを通して見ても2時間ほどで
完走できます。
②「クローン・ウォーズ」映画
2008年
EP3「シスの復讐」が2005年に発表された後、
2008年に3Dアニメの「クローンウォーズ」
が映画版として公開されました。
2002年~2003年のテレビアニメ
「クローン大戦」とは異なる作品の為、
差別化を計って英語版では
同じ「クローンウォーズ」というタイトルの
頭に「ザ」を付けてます。
日本では「大戦」と「ウォーズ」と
訳し方を変えて作品の区別をつけました。
1話3分とダイジェスト的に描かれた
「クローン大戦」と異なり、
内容をじっくり描いた全98分の
長編映画作品です。
話の内容はEP2とEP3の間の出来事です。
③クローン・ウォーズ TVアニメ
2008年~2020年
2008年の夏、「クローンウォーズ」の映画版が
上映された後に、同年の秋、
映画版を序章として今度は3分ダイジェストでなく
1話24分くらいのTVアニメの
放送が始まりました。
EP2~EP3の間の出来事でありながら
シーズン7に至る2020年の
現在まで続いています。
シーズン5で打ち切りが決定したり、
いろいろあったものの、シーズン6まで
シリーズは続き、
今年、2019年のサンディエゴコミコンで、
シーズン7の制作が発表され、
2020年2月よりディズニー+で放送される
見込みとなりました。
「スターウォーズ」を深く理解する上で、
この辺の「クローン」関連のアニメは
重要なエピソードがいっぱい
描かれていそうですね。
この、映画と同じタイトルで
TVアニメを放送した
「クローン・ウォーズ」の事を
柳生さんは、
「「ガンダム・ユニコーン」と一緒やね。」
と仰っていたのですが・・・
新美さんも斉藤さんも
「柳生さんが、覚えやすいんだったら、
それで全然OKです。」
と回答していました。
「ガンダムユニコーン」という作品は
アニメ映画を1エピソード公開するたびに
すぐ、DVDやBDの販売をする事で
ソフトの売上げに大成功したアニメです。
2010年~2014年まで
シリーズのEP1~EP7まで、
(各エピソード約60分)
映画として劇場公開したり
衛星放送で公開しつつ、
公開したらすぐ直後に
DVDやブルーレイを販売しました。
2014年までに一通りお話をやり終え、
ソフトを売りに売ってから、
EP7が公開された直後、
深夜にテレビアニメを
一挙に放送したりもしました。
そして、そこから2年後、
2016年にテレビアニメ用に
1話23分で、全22話に再構成して
テレビで放送がされました。
柳生さんが「クローン・ウォーズ」と、
似ていると感じた点は
「映画」→「テレビアニメ」という順で
時間をかけてリリースされた所かも
しれないです。
この辺、砂糖も疎いのですが、
あとは各自で調べて比較してみてください(汗
その他のスピンオフTV作品
この辺の作品の中でも比較的最近リリースされた
作品はディズニー関連の配信サービスなどでも
視聴可能です。
(「反乱者たち」「レジスタンス」
「フォースオブディスティニー」など)
「反乱者たち」
EP3とEP4の間のエピソードを描いた
3Dアニメ作品。
2014年~2018年にTV放送されました。
「レジスタンス」
EP6とEP7の間の出来事を
描いた3Dアニメ。
2018年~2019年に放送。
「フォースオブ・デスティニー」
2017年~2018年にリリースされたアニメ。
スターウォーズの様々なシリーズの中の、
小さなエピソードを1話3分の2Dアニメにした作品。
全24話でシーズン2まであります。
Youtubeで8話まで見れます。
https://www.youtube.com/watch?v=gN613DvM-uQ
「クローン大戦」と似たタイプの作品かも。
ドロイドの大冒険
1985年~1986年の間、
アメリカとカナダで放送されていた
テレビアニメ作品。
ボバ・フェットなども登場するものの
映画本編とは整合性が取れていないので
このアニメは、単独で楽しんでくださいと
新美さんはおっしゃっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=riIOiNq0RHk&list=PLx1UA5PiBi5rVuSDFr3JLYdUE80O_aCH3
マンダロリアン
アメリカでは、
ディズニー+で公開中の「マンダロリアン」。
既にご覧になり始めている方も
チラホラ居るようですね。
EP9「スカイウォーカーの夜明け」と同じくらい
注目を集めている作品かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=AWC67mRBWOY
日本ではディズニーデラックスで12月26日(木)より
配信開始だそうです。
原案・脚本・製作総指揮は
「アイアンマン」や「ライオン・キング」の
ジョン・ファブロー監督。
EP6「ジェダイの帰還」から5年後の出来事だそうです。
「マンダロリアン」とは、
惑星「マンダロア」の戦士の称号の事。
賞金稼ぎの「ボバ・フェット」や
「ジャンゴ・フェット」の着ていたような
装甲スーツを「マンダロア装甲」というそうです。
実は
「ジャンゴ・フェット」「ボバ・フェット」は
「マンダロリアン」では無いそうです。
ジョージ・ルーカス発案で
アニメ「クローンウォーズ」以降の
設定だそうですが
彼らはマンダロリアンが着ていた装甲を
身にまとっているだけの偽者だそう。
「クローンウォーズ」「反乱者たち」には
本物がたくさん登場するそうです。
https://www.gizmodo.jp/2018/10/sw-the-mandarorian.html
・・・知らなかった。
本物の戦士「マンダロリアン」の活躍が
見れるかもしれないので、
どんな感じか今から楽しみです。
メインエピソードに関係している
スピンオフのエピソード
こういった、スピンオフ外伝が
沢山ある事を新美さんは教えて下さいましたが、
次に、こういった外伝作品がメインのエピソードに
結構、関係してきています。
という事を紹介してくれました。
寧ろ、この外伝を見ていないと
何で、このキャラクターはこんななの?
って所がいくつもあるほどだそうです。
EP4「新たなる希望」で共和国軍は
デススターの設計図をどう入手したのか?
エピソード4「新たなる希望」では、
冒頭、帝国軍から「デス・スター」の
設計図を多くの犠牲を払って入手した
反乱軍が逃亡する所から始まります。
どうやって、その設計図を入手したのかの
経緯がスピンオフ映画作品「ローグ・ワン」↓
の中の戦いで描かれました。
この戦いの名前を「スカリフの戦い」という事が
この「ローグ・ワン」で始めて明らかになったそうです。
「シスの復讐」で
グリーヴァス将軍はなぜ、あんなに咳こむのか?
EP3「シスの復讐」で登場した
グリーヴァス将軍。
強敵、大物、中ボス感を感じさせる
キャラクターですが、彼が息苦しそうに
ゴホゴホと咳をしていたのは何故か?
本家の映画だけ見ていてもこれは、
分かりません。
これはTVアニメ「クローン大戦」にて、
メイス・ウィンドウがフォースクラッシュという
攻撃でグリーヴァス将軍の胸を破壊した事に
よるものだったのです。
グリーヴァス将軍は、ロボットでなくサイボーグで、
肉体を機械で強化していた人だったのですが
呼吸器系の健康状態が悪かったそうです。
(ドロイドと間違えるとひどく怒ります。)
そこを、更に弱点である肺の部分を
フォースの力でグシャっとやられた為
咳き込むようになってしまったそうです。
砂糖はこの戦いをアニメで
見てみたのですが、
メイス・ウィンドウって
かなり強いジェダイだったんですね。
他のジェダイの騎士達ががグリーヴァス将軍との
戦闘に苦戦を強いられる中、
メイス・ウィンドウだけは将軍を圧していました。
アナキン・スカイウォーカーの目の傷
エピソードⅡ「クローンの攻撃」には
無かった、アナキン・スカイウォーカーの
右目の所の傷ですが、
エピソードⅢ「シスの復讐」では、何故か
目立つ傷の跡がついています。
何があったのでしょうか。
なんと、これはアニメシリーズを見ていても
分からないそうです。
じつは、これはコミックの中での
エピソードで描かれています。
「ヘルボーイ」などでお馴染みの
アメコミ出版社「ダークホース」コミック
から出ている「スターウォーズ:リパブリック」
という作品があります。
1998年から2006年まで続いた
シリーズで全83話あります。
その中の2004年に刊行された
第71話「レンディリのドレッドノート」
というタイトルの作中、
実写映画には登場せず、
アニメの方に登場していたキャラクターで
ドゥークー伯爵の弟子
「アサージ・ヴェントレス」という
女のシスが居るのですが、
彼女との戦いで負った傷だそうです。
スピンオフアニメだけでなく、
コミックの中のエピソードも
メインの映画の中に
反映されていたりしたんですね!
麻宮先生はこの件に関して、
ダークホースからは「スターウォーズテイルズ」
など「スターウォーズ」の番外編が
よく発表されていたそうなんですが、
ディズニーにルーカスフィルムが売られてから
無かった事になってしまった設定やエピソードも
あるのだとか。
デアゴスティー二から出ていた
「週刊スターウォーズ」は、この
ダークホースコミックや小説で描かれていた
エピソードの事を紹介していたので、
しっかり追いかけて読んでいたファンの人達
からすると、残念な話だったとの事でした。
でもアナキンの目の傷に関しては
やっぱり今の所、コミックでしか描かれてない話だし、
映画にも反映されている事なので、この件は
無かった事にはなってない話のように思います。
EP7「フォースの覚醒」でのC3POの左腕
EP6「ジェダイの帰還」から
EP7「フォースの覚醒」の間で
C3POの左腕が赤くなっていますが、
なぜ、こういう腕になってしまったのか、
これも映画では描かれていません。
こちらも、コミックで描かれています。
2014年に刊行されたマーベルコミックの
「スターウォーズスペシャル
C-3PO ファントム・リム」
というタイトルの作品です。
ファントム・リムとは
「幻肢」という意味。
事故などで失った手足を、患者が
あたかも存在するかのように感じてしまう
現象の事です。
スターウォーズのドロイド達は
持ち主が変わるたびに記憶データを
初期化されるのですが、
失ったはずの記憶をこの幻肢の
ように思い起こしてしまう。
というようなお話。
↑とある惑星でC3POの腕が
もげてしまいます。
その後、いろんな経緯があって、
↓赤い腕を付ける事になります。
これがどうして、こうなったかは、
涙なしには見れない話なので、
ぜひコミックを読んで確かめて欲しい
と新美さんは仰っていました。
このコミックは、
ヴィレッジブックスさんから
翻訳本が出ています。
「スターウォーズ ポー・ダメロン
ブラックスコードロン」
という邦訳本です。
ポー・ダメロンが主人公の話で、
こちらもEP7「フォースの覚醒」に
繋がる話ですが、
このコミックの巻末の短編作品として
「C-3PO」も収録されています。
砂糖も購入して拝読しましたが
泣ける上に、新美さんが好むような
可愛らしいお話だなと感じました。
砂糖もこういう話が大好きです。
↑結末を伏せるために、
パワーポイントの画像がぼやけていますが、
砂糖は新美さんの涙で滲んでいるんだと
解釈しました。(すいません。嘘です。)
スターウォーズの小説
スターウォーズの小説の数。
スターウォーズ本編以外の作品を
チェックしていくと言う事で、
小説版は、いったい、何タイトルあるのか
新美さんは数を調べて下さいました。
その数、なんと約270タイトル!
1978年から出版されているそうです。
おそらくそうとうなファンでも全部、
読んでいる人は居ないかもしれないですね。
スターウォーズの映画版
EP4の戦いを「ヤヴィンの戦い」というのですが、
その戦いから5000年前の過去、(5000 BBY)から
140年先の未来の事(140 ABY)までが語られている
そうです。
麻宮先生もこれには、
「ペリー・ローダン並みだな」
とコメント。
因みにペリー・ローダンとは
ドイツのSF小説で、
長編SF小説の中でおそらく2番目に
長く続いている小説で、
ギネスブックにも載っています。
学校の図書館で見た人も居るのでは?
その巻数2600巻くらい?
まだ刊行が続いているうえに
リブート版も出始めているんですね・・・。
日本で翻訳されているのだけでも
600巻近くあるっぽいです。
さて、これだけの数の小説版が
出ているとの事でしたが、
2012年に事情が変わってきます。↓
ルーカスフィルムがディズニーに
買収された事をきっかけに、
基本的に、ではありますが、この
2012年以前のものは非正史として
無かったものにされてしまいました。
そして2012年以降のディズニーが
関与している物だけ正史であると
いうことになったのです。
無かった事になった非正史のエピソード
具体的な非正史のエピソードとして、
以下のような物があります。↓
・ルークは結婚して子供を授かる。
↑こちらは、マラ・ジェイドという
小説に登場する女性キャラクターです。
ルークを暗殺する為に
パルパティーンから差し向けられた女性でした。
その後、いろいろあって、ルークと
結婚しちゃいます。
そして、ベン・スカイウォーカーという
息子を授かるのです。↓
ベンというのは、ルークの師匠
ベン・ケノービから取ったそうです。
・ハン・ソロはレイアとの間に
3人の子供を授かる。
ハン・ソロとレイアの間に生まれた子達。↑
左からジェイナ、ジェイセン、アナキン。
真ん中のジェイセンはダークサイドに堕ち、
ダース・カイダスというシスになります。
3男のアナキンの名はお爺ちゃんから取って
付けられた名前ですね。
・ボバ・フェットは生きていた。
ボバ・フェットは、
EP6「ジェダイの帰還」でサルラックという
砂漠の怪物に飲み込まれてしまいました。
そこで死んだかに見えたボバ・フェットは
非正史の小説では実は生きていました。
あのマンドロア装甲が硬くて
サルラックは飲み込めず、
吐き出された所を同業者の賞金稼ぎに
助けてもらったりしているそうです。
そして、後にハン・ソロとレイアの娘
ジェイナがダークサイドに堕ちた弟、
ジェイセンと戦う為にボバ・フェットから
戦闘術を学んだりするそうです。
ピッコロが孫悟飯を育てるみたいですね。
・その他
チューバッカが死んだり、
パルパティーンが復活したりもしているそうです。
以上、いろいろ魅力的なエピソードばかり
な気もしますが、
ほとんど無かった事になってしまいました。
マラ・ジェイドや、ジェイナ・ソロは
山下しゅんやさんデザインで
コトブキヤからフィギュアまで
出てたのに・・・
左がマラジェイド↑右がジェイナ・ソロ
唯一、残ったキャラクター
↑こちらはスローン提督。
帝国軍側の提督だそうです。
2012年を境に非正史とされて無かった事に
されてしまった人達の中で
唯一、無かった事にされなかった
キャラクターです。
小説作品内でも活躍していたそうですが、
アニメ「スターウォーズ・反乱者たち」
にも登場するそうです。
結局、残った小説のタイトル数は・・・
あれだけあったスターウォーズ小説作品も
2012年を境に正史(カノン)とされるものは17タイトルに
なってしまったそうです。
「270あったタイトルのうち、253タイトルは
燃やしてしまったんちゃう?」と柳生さんは
コメント。
EP8でヨーダが雷でジェダイの聖典を
燃やしてしまったように・・・
最大の謎
映画本編でもスピンオフ作品でも
語られていない
あるキャラクターの気になる外見の変化が
あるそうです。
それが、↓こちら。C-3POの右足。
EP4~EP6までのC-3POの右足は
シルバーになっているそうです。
一方で、EP3では、右足も全身と同じ
金で統一されています。
何故、EP4以降から彼の右足は、
色が変わっているのか?
この件は、まだ一切、どこにも
語られていないそうです。
と言う事で、
スターウォーズのスピンオフ作品に、
映画本編に影響している
エピソードがたくさん、語られている事を
紹介して下さった新美さんでした。
映画のEP1~EP8まで、
全部見ている砂糖ですが、
知らない事が多く、驚いたことが一杯でした。
柳生先生もコミックのエピソードを
映画の中に反映させているという話は
かなり好きだと仰っていました。
以上が、新美正志さんによる
スターウォーズのプレゼンの内容でした。
長くなってしまいました・・・。
ダメだ・・・全部、いろんな事を
伝えたくなってしまう。
省略してうまくまとめられなくて
すいません。
パートⅡに続きます。↓
https://satosugar0.hatenablog.com/entry/2019/12/16/005355
しゃべんじゃーず#43「アメリカン・トイ特集」
2019年10月25日19時30分
しゃべんじゃーずの
「アメリカン・トイ特集」に
行ってまいりました!
いつもアメコミのストーリーや
キャラクター紹介が
中心のしゃべんじゃーずですが
今回はアメコミ関連の玩具の紹介!
各玩具メーカーの特色や、
アメトイにはこんなのがあるよ!
こんなのがあったんだよ!
と言った様々なオモチャを
バラエティ豊かにご紹介して下さいました。
砂糖は
立体系には食指が動かないタイプだったのですが、
今回、いろんな物を見せて頂いて
とても魅力的な世界だなと感じました。
アメコミフィギュアのお店を
見たら入っちゃう人になってしまったかも・・・
では、早速、どんな特集のイベントだったかを
レポートさせて頂きます。
オープニング
ゲスト:ホビージャパンの柳沢さん
今回は、
ゲストに月刊ホビージャパンの柳沢さんが
来て下さっていました。
イベント当日に発売したての
ホビージャパン本誌も持って来て下さいました。
「月刊ホビージャパン2019年12月号」です!
http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b486836.html
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B319%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%B7/dp/B07Y9D3XQ7
後述しますが、高額な商品が多い
アメトイをなるべく安価にゲットするには
事前に情報を押さえ、
予約で購入する事が大事!!
その為の情報収集に
「ホビージャパン」は欠かせないそうです!
砂糖も書店に行ったら買っちゃおうと思います。
しゃべんじゃーずアッセンブル!
いつものメンバー紹介を終えると
今回もグラスを持って、
「しゃべんじゃーずアッセンブル!」
の掛け声で乾杯しました。
花澤歩さんのアメトイ紹介
いつもは、新美正志さんの、アメコミの
キャラクターの人物相関図紹介から
始まるしゃべんじゃーずですが、今回は、
アメトイと言えば、という事で
トップバッターは
花澤歩さんのプレゼンからスタートです。
こんなメーカーのこんなアメトイがあるよ、
という事で、各メーカー別に
メーカーの特色と販売されている
アメトイの紹介をしていきました。
HASBRO/ハズブロ社
「マーベルレジェンドシリーズ」
ハズブロ社のマーベルレジェンドシリーズには
いろんな小物が付属品として付いてきます。
本体に取り付けたり、付け替えたりして
遊ぶ用と、他の種類のフィギュアを買って
その中にある付属品を集めて合体させると、
別の一体が完成する
「ビルドフィギュア」
という物があります。↑の製品は
集めると「エンドゲーム」に登場した
「デブソー」が完成するそうです。↓
ビルドじゃない普通のレジェンドシリーズの
実際のサイズがこちら↓
斉藤さんが手に持っている位の大きさの箱に
入っています。シルバーサムライかな?
比較的、安価で手に入れやすく、
よく動くし、出来もいいしで、
趣味にするのに入りやすく、
今、一番売れている
アメコミフィギュアなのではという事です。
BANDAI S.H.
バンダイフィギュアーツ
https://tamashii.jp/item_brand/shfiguarts/
ブランドページ↑
こちらも
大きすぎず、よく動かせるし、
出来もいいので、
値段は少ししますが、
ここからアメトイの世界に入るのも
いいかな?という感じのメーカーだとか。
比較的、手に入りやすいのだそうです。
KAIYODO/海洋堂
アメイジング ヤマグチシリーズ
↑左上のアイアンマンは、
昨日、花澤さんが買ったばかりだと
いうこちらの↓フィギュア。
https://www.kyd-store.jp/fs/figure/amazing-yamaguchi_g_r/ay013?_ga=2.241476295.414930418.1572233074-88780817.1572233074
「アイアンマン/モデル37」
「ブリーディングエッジアーマー」だそう。
原作に登場するアイアンマンらしいです。
リンク先見たけど、本当にカッコいい!
ヴェノムのフィギュアも
コレクションにあるそうなんですが、
持ってくるのが大変な為、断念したそうです。
このシリーズは
手の種類など、とにかく沢山の
パーツや小物が幾つも付いているし、
メチャクチャよく動くしで、
とても楽しく遊べるそうです。
サイズもレジェンドシリーズなどと同じ位で
大きすぎなくて良いそうです。
メーカーのこのシリーズのサイト↓
http://kaiyodo.co.jp/items/tag/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%81/
HOT TOYS / ホットトイズ
花澤さんが大好きだというホットトイズ。
↑のフィギュアは
「コスベイビー」というシリーズで
小さく、動かせない、可愛さが売りの
タイプの製品。
↑こちらが現物の「コスベイビー」
「ゴーストライダー」ですね。
このシリーズは種類が豊富で
集めたりコレクションするのに
いい感じのオモチャだそうです。
部屋に飾っておくにはうってつけだそうです。
可愛くて正に女子向き、と言った所なんですが・・・
花澤さんは、
小さいフィギュアよりも大きいフィギュアの方が
好きだそうで、
ホットトイズは↑のコスベイビーより、↓の
大きいタイプのフィギュアが大好きだそうです。
ディティールがよく動くし、
いろいろパーツが取り外せるし、
凄い出来。
手に持った重量感もいい感じで、
何しろ光らせる事も出来ます。
↓こちらは花澤さんの私物。
限定品だそうです。
アイアンマンの目だけじゃなくて、
胸のユニビームの所や
手の平のリパルサービームも光るし、
シームの各所から光が漏れる所もカッコいいです。
お値段の比較!
ホットトイズのムービーマスターピース
というシリーズ(写真左)は¥54000
先ほどのハズブロ社のレジェンドシリーズ
(写真右)は¥7000
くらいだそうです。
価格が7~8倍くらいの差がありますが、
やはり、素材の重厚さ、
微妙な関節の動きなど、クオリティが
全然、違います。
ディティールも細かい所まで作りこまれていて
見ているだけでも楽しいそうです。
一方、柳生玄十郎さんの方は
あまり、こちらの大きいタイプのフィギュアより
小さくて可愛いタイプを好むそうです。
花澤さんの好む、
ホットトイズの大きいタイプは
1/6スケールと呼ばれる「12インチ」。
柳生さんが好むのは
1/12スケール位の「6インチ」と呼ばれるサイズ
だそうです。
でも、最近、柳生さんのほうも
ホットトイズのこの12インチの物も
一つ位欲しいなと思っている所なのだとか。
これだけのクオリティだと、確かに一体は
家に欲しいと思う気持ち分かりますね。
トニースタークなど、俳優の顔も
そっくりに再現されていて、
6分の1に小さくした動かない俳優
を家に置いている。・・・位に
思えるクオリティなんだとか。
小物もハンバーガーが付いていたりだとか、
いろいろと芸が細かいみたいです。
今、予約開始中の
「バトルダメージドバージョン」
エンドゲームでサノスと戦い、
傷を負ったアイアンマンの製品も
ナノテクのインフィニティガントレットが
付いていたりだとか。
https://www.hottoys.jp/item/view/100008176
付替えられる小物がとにかく充実しています。
こちらのアイアンマンは
2021年11月発売で、再来年の商品を
今から予約開始しているそうです!!(驚)
ホットトイズはだいたい、
前倒しして、半年以上先に
予約を開始するそうです。
クオリティに拘る為に、
長めの納期を顧客に
伝える事にしているそうです。
たまたま、上手く行くと
早めに販売開始するという事もあるそうです。
ホビージャパンの柳沢さんも、
このシリーズは6つほど、
デッドプールとアイアンマンの
コレクションをお持ちだそうです。
花澤さんは、今予約しているのを含めると
「4体しかない」とのことでした。
「しか」・・・に会場の皆さんも絶句。
花澤さん、本物ですね。
5万円位の買い物を
「1ホットトイズ」と呼ぶ
新しい単位が生まれつつあるそうです。
(砂糖は信じてるんですが本当・・・?)
以前は、2~3万円位だったそうですが
フィギュア業界全体の価格が上がっており、
4、5年前と比較しても倍近くに
変わっているそうで、
現在では非常に高価なアイテムに
なってしまったそうです。
「バンダイ/フィギュアアーツ」も
昔は¥4000ほどで買えた物が多かったのに
今では¥8000位してしまうそうです。
こうした高額化が進む中、
ホットトイズの「ムービーマスターピース」
のような商品を、
最も安価な値段で購入するには、
「予約」で買うのが一番だそうです。
販売開始して時間が経過してからだと
高額になってしまいます。
なので、愛好家の皆さんにとって、
こういった買い物は、発売日より、
予約開始日の方が重要だそうです。
エンドゲームで、
お腹の出ていたファットソーも予約開始中です。
https://www.hottoys.jp/item/view/100008302
ホットトイズは以前、
完全受注生産だったとか。
初期の初期の
「ブレイド」や「ゴーストライダー」の
古い製品は本当にお客さんの発注した分だけ
製造するという形で販売していたそうです。
今は、フィギュアを販売するお店も増えた為、
完全受注生産はあまりしなくなったのだとか。
プライム1スタジオ
https://www.prime1studio.co.jp/
↑メーカーのサイト
「新宿バルト9」で映画を見た帰りに
立ち寄れる「新宿マルイANNEX 7階」で
ギャラリーショップがあります。↓紹介ページ
https://www.prime1studio.co.jp/gallery-shop
展示テーマがバットマンだった時の
お店の様子↓
↑の展示物のような
比較的大きな物を扱ったメーカーで、
「スタチュー」(塑像という意味)と呼ばれる
ポーズを固定した、ディティールの凝った
大きめのフィギュアを
製造しているメーカーさんです。
今回、花澤さんは私物の中から、
ヴェノムの頭部だけを持って来てくださいました。
↑間近で見ると凄いディティールです。
対象商品はこちら↓
https://www.prime1studio.co.jp/mvvdo-venom-pmmv-03.html#&gid=null&pid=9
頭部だけでも凄いですが、大きさの迫力と、
近くで見たときのディティールの作りこみに
とにかく圧倒されてしまいます。
是非、新宿に訪れた際は、プライム1スタジオに行って、
現物を見る事をお奨めします。
先日、砂糖もバットマンを特集していた期間に
行ってみたんですが、凄かったです。
触っちゃダメですけど、写真撮影OKだったので
撮りまくってしまいました!
写真だと、フィギュアとしての巨大さや
細部にまで至る徹底的な作りこみが
若干、伝わらなくて、もどかしい!
100センチ~120センチ位の大きさで
小学生低学年位の大きさなんです。
値段も凄いので、一品一品、
価格を確認して驚くのも一興かと。
10万円を下る物は無いほどの高価な商品ばかりです。
花澤さんは、こうしたデカい高級品を
自宅にお持ちという事だそうですが、
(テレビの横にヴェノムを置いているそうです。)
柳生さんは、
「今だにコレを個人の家庭で持ってる人は、
見た事ない。」
とおっしゃっていました。
個人用というより、
お店やコミコンのようなイベントの際の
展示物用の商品のようです。
そもそもプライム1自体が、
展示出来そうな所に営業に行くような
会社だそうです。
斉藤さんが
「展示用なんですね。完全に・・・」
と言うと、
「違いますよ。個人にも売ってるもん!」
と遮るように早口で主張する花澤さん。
何と、花澤さんは、このアメトイ特集にあわせて
バットマンのスタチューも購入していたそうで、
アメトイ特集に持ってきたかったそうなんですが
届くのが間に合わなかったそうです。
2体も買っているなんて・・・。
柳生さんも絶句。
柳沢さんもざわざわされていました。
ホビージャパンの柳沢さんも
プライム1の商品は
さすがに持っていないとの事でした。
その他、UFOキャッチャーなどで買える物
その他にも、
ゲームセンターのUFOキャッチャーなどで
関節の動かせる精巧なものがある事や、
↑「ぬーどるストッパー」
と呼ばれるフィギュアのシリーズで
アイアンマンの商品が出ているそうです。
カップラーメンの蓋を押さえる重し用の製品。
https://charahiroba.com/prize/item/detail?id=6848
ぬーどるストッパーは
アイアンマン以外に
スパイダーマンや
https://charahiroba.com/prize/item/detail?id=6733
キャプテン・アメリカの商品もあるみたいです。
https://charahiroba.com/prize/item/detail?id=6919
コップのフチ子さんみたいな
ジャンルのフィギュアで、これも
UFOキャッチャーなどでゲット出来る商品で、
安価な値段でかなり精巧な品が買えてしまいます。
結論、花澤さんは富豪だった。
こうして、
ゲームセンターで100円~200円で購入出来る
小さくて安い物から、
100cmから120cmもする
10万円~20万円もの高級品を扱うメーカーまで
さまざまなアメトイがありますよ、という事を
花澤歩さんから教えて頂きました。
これまで、ハイエンドといって
一番マックスに高価でクオリティの高い
製品というと、「ホットトイズ」だったそうですが、
最近は幅が広がり「プライム1」のスタチューのような
高価な物も出てきて、
買うお客さんも出て来たそうです。
主な顧客は、海外の家も広い
富豪の方が中心なのだとか。
プライム1の製品にも
身体全体の物以外に
胸から上の商品もあり、少しだけ割安なので
こういう物なら買う人も結構いるみたいです。
バットマンバスト↓
https://www.prime1studio.co.jp/dcac-batman-pbdc-03.html
イベント当日、
客席の中にも、こんな感じの
胸から上だけの商品↑を
購入されたという方がいらっしゃいました!
(しゃべんじゃーずアメトイ特集の前に
会場のオルタナティブカフェで行われた
お宝交換バザーの主宰をされた方でした。)
https://twitter.com/findyourotakara
ジョーカー&ハーレイクインの頭部のセット↓
花澤さんは、これも↑↓持っているそうです。
https://www.prime1studio.co.jp/dcss-harley-quinn-and-the-joker-headset-pspdc-02.html
プライム1の製品にもいろいろ幅が
あるみたいですね。
「結論として花澤さんは富豪だった、という事ですね。」
と斉藤さんに締めくくられ、
花澤さんのプレゼンは終了しました。
花澤さんは「いや、おかしい、おかしい!そんな事ない!」と
否定していましたが・・・。
柳生玄十郎さんのアメトイ紹介
花澤さんのプレゼンの後に、
柳生玄十郎さんが、プレゼンをして下さいました。
まずは、
海外の様々なアメトイメーカーのご紹介です。
海外のアメトイ
ケナー Kenner
まずは、歴史の古いメーカーから紹介
ケナー。シュタイナー3兄弟によって1946年設立。
世界で初めてテレビ広告を始めたメーカーだそうです!
オモチャメーカーとして初なのでなく、
テレビCMを初めて行った会社!
3.75インチのフィギュアを普及させたメーカー
だそうです。
↑3.75インチというと、
この青いペンギンのフィギュアの大きさだそうです。
中野オルタナティブカフェの店内にも
置いてある、スターウォーズの↑このフィギュアも
ケナーの作ったフィギュアだそうです。
このスターウォーズのフィギュアで一気に
3.75インチのサイズが普及したそうです。
後に、この「スーパーパワー」シリーズが大ヒット。↓
このシリーズはDCコミックのキャラクターを
扱ったシリーズ。
2000年に「ハズブロ」というメーカーに
吸収合併されたそうです。
↓ヒットした「スーパーパワーズ」のシリーズの数々。
↑結構、昔からあるメーカーなので
レトロに見えますが、なんと、これが
最新の製品。
でも、このレトロさがファンにはたまらないのだとか。
新美さんは、この商品を見て
「ドハマリです。普通に欲しいです。」
との事でした。
この、スーパーパワーズ、
もの凄い種類が出ているそうで、
このフィギュアにだけでしか出ていないキャラも
いるそうです。
その希少性から人気があったり
爆発的なプレミアも付いていたりするそうです。
スーパーパワーズ以外に
大ヒットしたシリーズがこちら↓
「レジェンズ・オブ・ザ・バットマン(又はダークナイト)」
ヒットして、たくさん製造された為、
比較的手に入りやすいシリーズだそうです。
こちらの右下の方はティムバートン監督の↑
映画「バットマン」の商品。
今だにアメトイショップなどに行くと
チョコチョコ置いてある所が
見られるのだそうです。
ただ、希少性もある物の中には、
高いプレミアの付いた商品もあるそうです。
そういう高価な物は
中古も取り扱う「中野ロボットロボット」さん
のようなお店のガラスケースの中に
入っていたりするそうです。
たまにこのシリーズも、
アメトイショップの籠の中に
雑に紛れ込んでいたりするそうなので
チェックしてみたら、比較的安価な値段で
発掘出来る場合もあるのだとか。
トイビズ TOYBIZ
1988年設立のトイビズというメーカー。
マーベルエンターテイメントの子会社として
「マーベル」のフィギュアを沢山、
制作した所として有名だそうです。
「トイビズ」が普及させたサイズが
6インチ。
花澤さんが先ほど、紹介して下さった、
ハズブロのマーベルレジェンド。
あのサイズです。↓
ブリスターパックになっている
この↓モードックはトイビズの商品。
パッケージ右下に「TOYBIZ」のマークが
ありますね。↓
今見ると若干レトロな感じがしますが
雰囲気があって可愛らしいです。
プラスチック感がトイっぽさを出しています。
柳生さんがロサンジェルスに行った時に
購入した物だそうです。
14.9ドルなので1500円ほどのお値段。
日本で買うと倍の3000円ほどしてしまうのだとか。
トイビズは一度、破産しますが
マーベルエンタープライズと合併して、
更に後に、ハズブロに版権を売却した後、
静かに姿を消していったそうです。
今は存在しないメーカーという事で、
トイビズのマークが付いていたら
ちょっとしたプレミア物、という事になるそうです。
ハズブロ Hasbro
トイビズや、ケナーを買収した
「ハズブロ」社。
最も歴史の古いオモチャメーカーだそうです。
ハッセンフェルド兄弟が設立しました。
「ハッセンフェルドブラザーズ」
略して「ハズブロ」。
最初は鉛筆など文具メーカーからスタートしたそうですが
モノポリーというボードゲームが爆発的大ヒットを飛ばし
このモノポリーで儲かったお金で
作成したアクションフィギュアの
「G.I.ジョー」がこれまた大ヒット!
そして、日本のタカラ(現在のタカラトミー)から
版権を得て、
「トランスフォーマー」のフィギュアを出したら
またもや大ヒット!
既に日本で開発されたオモチャを
パッケージだけ変えて販売するので
短い期間で売り出し始める事が可能だったそうです。
現在、ハズブロシネマティックユニバースという
映画シリーズも展開予定だそうです。↓
「G.I.ジョー」
「ミクロマン(マイクロノーツ)」
「ヴィジョナリー」
「ロム」
「マスク」
など複数のハズブロが版権を持つ作品を
同一世界線で映画化するとの事。
「パワーレンジャー(2017年)」も
このユニバースに入る予定だったそうなんですが、
こちらは除外される事となったそうです。
ハズブロから出ているアメコミのトイがこちら。↓
「マーベルレジェンズ」。
左側のブリスターパックに入った
マーベルレジェンズが、
「トイビズ」時代の製品。↓
右側が、
ハズブロに買収されてから、
箱に入れてパッケージングされるようになった
マーベルレジェンズ。↓
フィギュアのサイズは
トイビズ時代と同じ6インチです。
ただ、出来はだいぶ、今のほうが
クオリティは高いそうです。
顔の造形、筋肉の作りも、かなり精巧に
なったそうです。
箱の後ろには何と、
オマケのコミックが付いています。
ハズブロのマーベルレジェンドを
ずらりと並べた写真↑。
↑パーツがオマケで付いていて、
一つ一つを集めると、ヴェノムが完成する
シリーズとか。
この↑アヴェンジャーズのシリーズを
6体集めるとデブソーが完成させられたりだとか。↑
このようにパーツを
全部買って集めて組み立てないと
完成させられないフィギュアを
「ビルドアップフィギュア」と言います。
斉藤さんは、「は~やらしいですねぇ。
これだけでは、買えないんだ・・・」
とコメントします。
柳生さんは、
「7人の悪魔超人のミート君です。」
と分かりやすいたとえで返しました。
それを聞いて斉藤さんは更に
「エグゾディアですね。」と
重ねていきましたが、
柳生さんは分からなかったので
「何?エグゾディアって」と聞き返します。
「すいません。ちょっと・・・」
とモジモジと発言を取り下げようとします。
客席には分かる人も居たようですが・・・
砂糖は、こんな遊戯王のカードが
あるなんて知りませんでした。↓
実際のビルドアップフィギュアは↑こんなサイズ。
少し大きくて箱に入らないので、
バラにして売っているという事だそうです。
↑こんな感じで「エッジオブスパイダーバース」の
「SP//dr」(スパイダー)のフィギュアもバラバラで、
↓このフィギュアを全部、揃えないと
ゲット出来ません。
そんな中でも柳生さんが
最も欲しいビルドアップフィギュアが・・・
「モードック」!!
この揃った状態の物も
ヤフオクなどで手に入るのですが、
¥15000位の高額になってしまうそうです。
ばら売りのもまだ売っているのですが、
一個一個がやはり、高いので
なかなか手に入りにくいようです。
みなさん、情報を集めて
柳生さんに何とかこのモードックが
手に入るよう、見つけたら
お知らせしたり、
買ってプレゼントしてあげたりしましょう。
ドラゴンボールを集める感覚で。
以前、柳生さんは、↑「オーディン」を
集めようと頑張ったそうなのですが、
胸から上までしか集められず断念したそうです。
必ず何処かで躓いてしまうのだとか。
途中までは順調に集める事は出来ても、
一個だけレアなのがあったりして
手に入らなかったりしてしまうそうです。
①アイアンフィスト
⑤ソーが手に入れる事が出来なかったのかな・・・。
最近、映画「MCU版」のマーベルレジェンズ↑が
マーベルスタジオ10周年記念という事で
一気に発売されました。
一応、MCU映画のキャラクターも
主人公格のメインキャラは出てはいたそうです。
でも、なかなか敵キャラクターや
脇役のキャラクターまでは出なかったそうです。
それが、一気に、映画の様々な
細かいキャラクターの
フィギュアが最近になって出てきました。
マイティソーのシフ↓とか。
「アントマン&ワスプ」のルイスやゴースト↓
スカージなんて絶対、出ないと言われていたのに
出ました。↓
キャプテンアメリカになりきってない
軍服姿のスティーブ・ロジャースに、
ペギー・カーターとか↓
こちらは↓
「コレクター」&「グランドマスター」
の兄弟のセット。
半円状の形をした入れ物の中に
入っているフィギュアで、
閉じると筒状になる
パッケージになっています。
こういった細かいキャラクターは
クオリティが売りのホットトイズからも
なかなか出てこなかったそうで、
「こんなの出すんだ!?」という
フィギュアを出してくれる所は、
ハズブロだけにしかない魅力だそうです。
だいたい、2人1組の2パックで販売される事が
多いそうです。
マーベルレジェンドの、
「スタン・リー」のフィギュア。↑
現在予約受付中です!!
・・・ただし、海外でね。
https://www.frc-watashi.info/booking-marvellegends-stan-lee
日本ではまだですが
おそらく、トイサピエンスという
原宿のホットトイズなどを扱うお店で
受注がされるのではないかという事でした。
アベンジャーズでチェスを打つ場面が
出たからか、折りたたまれたチェス盤も
付属品として付いてきます。
広げる事も出来ないし、コマは無いんですが・・・。
https://hasbropulse.com/products/marvel-legends-series-stan-lee
最初、このフィギュアも
ビルドアップフィギュアとなる
予定だったのでは?
と伺わせる点があるそうです。
先ほどの2パックで出る「マーベルレジェンド」で、
スタン・リーのフィギュアのパーツが
入る予定だったかのような所が入っていない状態で
販売されたそうです。
で、ビルドタイプではなく完成した状態で
スタン・リーフィギュアが世に出る事が分かり、
ビルドアップ用の個々のフィギュアが
キャンセル続出という事態になったのだとか。
↑「マーベルユニバース」と
「マーベルインフィニット」というシリーズのフィギュア。
これは3.75インチという比較的小さいサイズ。
スターウォーズのシリーズをヒットさせた
「ケナー」のサイズです。
買収した「ケナー」の技術を使って
製造販売しました。
レジェンドシリーズ位の6インチだと
大きいかな?と感じる位の
小さいお子さん用に3.75インチのサイズも
出したいけど、クオリティも欲しいな
という感じのニーズにこたえた商品。
最初はマーベルユニバースと言っていたのが、
マーベルインフィニットという名称に変わったそうです。
このシリーズ、
2体のフィギュアをパックで販売するのだそうです。↓
斉藤さんが手に持っている↑物がこちら↓
たいてい、関連性がある物がほとんどで
なぜ、この組み合わせなんだ?
・・・という物も中にはあるそうなんですが、
コレクターには溜まらないそうです。
↑この中の「アイアンマン&マンダリン」とか
宿敵どうしという事で、出ていますし、↓
他に、「デッドプール&タスクマスター」などは
見つけたら必ず手に入れたほうがいい!!
といった組み合わせで超おススメだそうです。↓
↑この中の左上、「ロケット&グルート」も
おススメだそうですし、
↓MCUのキャロル・ダンバース版
キャプテンマーベルと
初代のクリー人、マー・ベル版
キャプテンマーベルの組み合わせ、
こちらも素晴らしいとの事。
この2パック版の「マーベル」シリーズは
あまり出なくなったのだそうです。
そんな中でも最近、いきなり出たのがこちら↓
ゲームとコラボした、
「マーベルゲーマーバース」という
シリーズ。↓
「マーベルvsカプコン」で、
「ブラックウィドウ」とストⅡの「リュウ」
「マーベル コンテストオブチャンピオンズ」で、
「シビルウォリアー」と「マーベルのコレクター」
PS4版の「スパイダーマン」
の「スパイダーマン」と「ミスターネガティブ」
ゲームのシリーズのキャラクターの
組み合わせでフィギュアが出ました。
他にも更に手広く、
「ガチャ系」(ガチャガチャで買える物)
「キッズトイ系」(子供向け)
「プロップ系」(コスプレイヤーの小物用)と、
様々なジャンルを出しています。
プロップ系はサイズが1/1!
原寸大のオモチャでヘルメットなんかは
かぶれてしまいます。
その上、光ります!
ヘルメットの中身も物凄く精巧です。
インフィニティガントレットも
ストーンの箇所は光るし、
ボタンを押すと
インフィニティストーンを
発動した時の「ヴ~~ン」
って音が鳴ります。
「キッズトイ」系の
「イントゥザスパイダーバース」の
SP//dr」に付属した「ペニーパーカー」
ですが・・・
アメトイマニア達を震撼させた
「ペニーパーカーの悲劇」という
黒歴史を残していったそうです。
この件に関してホビージャパンの柳沢さんも
ニヤけていました。
秋葉原のアメトイ&コミックショップ
「ガリンペイロ」さんの公式ツイッターでも
この件についてつぶやいておられました。
(閲覧注意)
https://twitter.com/garimpeiro_toys/status/1113368960609579008?s=20
ダイヤモンドセレクトトイズ
DIAMOND SELECT TOYS
1999年設立。最初は、
毎月「プレビューズ」という
アメコミを予約する為のカタログ誌を
発行する出版系の会社でした。
そこから、「大人の為のコレクションを」
という事で漫画や映画、ポップカルチャーの
ライセンスを多数取得して、オモチャ産業にも
乗り出すようになったそうです。
この会社で一番、有名なのが、
この↑「マーベルセレクト」というシリーズ。
パッケージが結構、大きいそう。
6インチでも12インチでもない、
その中間位の大きさだそうです。
ちょっとデカい。マグニートー↑
この「マーベルセレクト」の特徴は
いろいろあります。
特徴その1 「おまけが豪華」
サノスのフィギュアには、
彼が愛する女神「デス」が付いてきます。
スクラル人は3体セットで付いてきたり。
おまけが小物というレベルじゃなく、
まるまる一体、フィギュアが付いてくる
というレベル。
特徴その2 「台座が豪華」
斉藤さんが手に取ったマグニートーも
台座がジオラマ並で、豪華です。
特徴その3 「マッシブ系素体」
一番の売りだそうですが、
このジャガーノートのような、
原作まんまのゴツく重々しい感じのする
フィギュアは、パッケージング的に
このメーカーのシリーズでしか
出せないそうです。
パッケージの箱が分厚く大きいのだそうです。
特徴その4 「ヴェノムが沢山出てる」
そういうパッケージなどの理由で
マッシブ系が得意という事からか
ヴェノムやハルクのシリーズも
沢山、あるそうです。
特徴その5 「チョイスが渋い」
何で、今頃、このタイミングで
こんな渋いの出すの?
というようなフィギュアを出すそうです。
↑はX-MEN 「ウルヴァリンSAMURAI」
の軍服姿のウルヴァリン。
シリーズでまとめて出さないので、
作り手が空気読まずに、
俺が今、作りたいんだよ!
という感じで単体で関連性なく
いきなり出した物が多いのだとか。
ブラックウィドウなんて、
初代を飛ばして、二代目の方を
出してきています。↓
他にも、映画の版権も取得しているので、
映画版のフィギュアも出しています。↓
特徴がこの映画やドラマのシリーズ↑
を見ても伺えますね・・・。
おまけが豪華だから
スターロードにロケットラクーン付けちゃうし↓
マイティソーにも成長したグルート付けちゃう。
台座が豪華で、チョイスが渋い。
ジェーンフォスターのフィギュア。↓
チョイスが渋くてマッシブ系。
グラディエイターハルク。
ただ、このシリーズにも
欠点が一つだけあります。
その欠点とは何か?
・
・
・
「DCコミック」系があんまり無い。
例外があって、どういう訳か
ドラマ版「ゴッサム」だけが、
出ているそうです。
なぜか、この「セレクト」シリーズでは
DCの商品を出していないだけで、
版権はしっかり取得しており、
なんと、
スタチューでは、沢山、出しているそうです。↓
スタチューの出来栄えは
物凄いレベルだそうです。
プライム1スタジオのスタチューほどでは
ないにしろ、かなりのボリュームがあるそうです。
素晴らしい出来なのに、
日本では、殆ど見かけることは
ないそうです。
ふとお店に行って、たまたま、
凄い出来だ。コレ一体何処の?
とメーカー名見たら
ダイヤモンドセレクトだった・・・
という位、見つけるのは、
まれだそうです。
サイズはまちまちだそうです。
大きかったり、小さかったり。
揃えても統一感がないのが難点だそう。
ちょうど、このアクアマンとシャザム↑位の
大きさの違いがあるそうです。
並べると違和感が否めないみたいですね。
「ここで、スタチューとアクションフィギュアの
違いについてもう一回確認していいですか?」
と斉藤さんから質問があり、
柳生さんから改めて
解説して下さいました。
○アクションフィギュアは自分でポージングが出来て
遊べます。これが一番の魅力ポイント。
○スタチューは、アクションフィギュアでは
出来ないポーズを取る事が出来ます。
細部の造型に拘っている物が非常に多いです。
アクションフィギュアは、動かす事に比重を
置いている為、細部が省略されているそうです。
スタチューは完璧に細部を作りこめるという事が
魅力だそうです。
あと、関節線の人形臭さがイヤという人は
スタチューの継ぎ目の無い造型が
魅力かもしれません。
という事で、
◎アクションフィギュアは
動かして楽しむ。
◎スタチューは
眺めて楽しむ。
こういった違いがあるようです。
ジョーカー特集の時にも紹介された
「バットマン・フー・ラフス」
のスタチューも大変、出来が良いそうです。
このチェーンのたるみ方↑や、
コートの裾部分のシワや、ひるがえり方は、
アクションフィギュアでは
出せない魅力ですね。
更に、ダイアモンドセレクトトイズの
スタチューには、こんなのもあります。
ロケッティアのスタチュー。↓
斉藤さんも大好きなロケッティア!
古い映画なのに精巧なスタチューで
作成されています。
他にも、ダイアモンドトイズは
こんな↓可愛らしいシリーズも出しています。
「ビニメイツ」
こちら↑は、柳生さんの私物の
ビニメイツのブラックマンタ。
そして、今年のコミコンで発表された
ビニメイツの新作にこんなのが!↓
「ロケッティア」!!
スタチューだけじゃなかった!
斉藤さんにとって、大好きな映画のキャラなので
「え~!?俺の年じゃん!」
と大喜び!
「買わなきゃだな。」
とコメント。
この可愛い
ビニメイツシリーズは¥1200~1300位で
手に入るそうです。
ファンコ Funko
1998年設立と比較的こちらも
新しめの会社。
ビニールフィギュア、ぬいぐるみ、電子グッズを製造。
ノスタルジーをテーマとしたおもちゃの製作。
昔懐かしい感じを狙った製品を作っているようです。
「ボッブルヘッド」というフィギュアをよく
扱っています。
「POP!」という製品で有名です。
大きな頭をビヨーンとスプリングで
揺らせるオモチャですね。
いくつも大量にボブルヘッドを出して
きた会社なんですが、
この「ファンコ」が最初に作ったボブルヘッドが、
「ビッグボーイ」のマスコット↓だそうです!
日本のディフォルメフィギュアから
着想を得て、「POP!」というシリーズを
発表し出したそうです。
日本発祥のあの、可愛く2頭身化したりSD化する感じを
ジャパニーズ「チビ」スタイルと呼んでいるみたいです。
製作に時間のかかるホットトイズと違い、
これを商品化しようとコンセプトが固まってから
わずか70日で商品化して陳列棚に並べてしまえる位に
生産スピードが速いメーカーだそうです。
なので、大量に沢山のフィギュアを出しています。
売り切れてもすぐに同じ物を作る事も出来てしまう
そうです。
↑こんな感じで数が多いです。
この中の上の方の真ん中の「シャザム!」の
フィギュアの兄弟シリーズですが・・・
映画を見る前に、これ↑が
映画館に並んでいるのを見て
彼ら兄弟が変身するのがバレちゃって
「ふざけんな!」と怒る人が出てしまった
そうです。
オモチャでネタバレしちゃったんですね。
生産スピードの速さから、こんな事件も
発生してしまうので、気をつけないと
という事もあるみたいです。
それ以外にもレアな商品もいろいろと
出ているみたいです。
可愛いデザインなので
子供向けのラインナップばかりと
思われがちですが、
大人の好事家のニーズにも応える
商品が出てきたようで、
マニアックな、エグい商品↓も
登場しているみたいです。
↑こちらは、マーベルのキャラクター達が
ヴェノム化した物。
頭身は可愛いけど、口や目が凶悪ですね。
こちらは、DCコミック界のデッドプールこと
「ロボ」のフィギュア。
返り血で血まみれですね。
↑こちらは、「ジョーカー特集」の時に
取り上げられたNEW52版ジョーカー。
一度、剥がした自分の顔の皮を
針金で付け直してしまったジョーカーです。
可愛いルックでかなり毒っ気のある物も
出してくるんですね。
こういうグロ可愛い物を好む人も
居るという事ですね。
こちら↑は、POP!以外の可愛い系シリーズ 。
左側のコケシ状の物は「DORBZ(ドーブズ)」。
ヴィランもヒーローも
み~んなニッコリ微笑んでます。
実際のパッケージの大きさ↑がこちら。
スタン・リーのドーブズ。
ただ、この「DORBZドーブズ」という
シリーズは、あまり数は出ないそうです。
こちら↑は「Vynl.(ビニール)」というシリーズ。
ヘルボーイとエイブサピエンや、
デッドプールとケーブルというように
関連するキャラを2体同時に買うよう
2パックで出るタイプのシリーズです。
斉藤さんが右手に持っているのが
箱から出した「Vnyl.ビニール」の「ブラックマンタ」
アクアマン↑セットになっています。
こちら↓は「ミステリー★ミニ」という
箱に入ったシリーズ。
このシリーズもファンコから
沢山、出ているそうです。
こういった可愛い系ばかりを出すと
思われていた「ファンコ」ですが、
最近、アクションフィギュア↓も出しています。
かなり、ホラーとか大人向けっぽい
キャラクターが多い印象ですね。
ストレンジャー・シングス↓
のフィギュアとか。
「スーサイド・スクワッッド」↓も
こう並べるとホラー関連商品に見えますね。↓
これらのアクションフィギュアは
3.75インチより少し大きい位で、
1コインで購入可能なお手軽フィギュアで
アメリカなどでは、
コンビニやスーパーなどで手に入る物だそうです。
ところが、何とこの「ファンコ」から
6インチが出る事になったそうです!
そして、その第一弾が!
またも「ロケッティア」!!
何故かまたもやロケッティア。
斉藤さんも驚愕していました。
「何で?二回目だけど俺の年じゃん!
買わなきゃ!」
とコメントしていました。
もともと、レトロさを追求している
「ファンコ」なので、らしいと言えば
らしいのですが・・・。
向こうで流行ってるのでしょうか?
「ロケッティア」
3.75インチのフィギュアでも
ロケッティアは出ているそうです。
DCコレクティブルズ
DC COLLECTIBLES
ワーナーブラザーズの子会社として、
DCダイレクトから名を変えて
DCコレクティブルズとなったメーカー。
ワーナーDCも直接、トイ商品を
出しているそうです。
もうアクションフィギュアからスタチューまで、
いろいろな商品を出しています。↑
ただ「レジェンズ」とか「インフィニット」
みたいな、シリーズやフォーマットが無いそうです。
メーカーそのもののパッケージはあるものの、
無造作に、いろいろ出してくるそうです。
DCコレクティブルの「なにか」みたいになってしまうので、
シリーズを揃え、コンプリートするみたいな
達成感を得にくい所が難点だそうです。
とはいえ、一応、シリーズ感が伺える
商品群はあるようです。↓
DCアニメイテッド・ユニバースな
ジャスティスリーグ↑とか、
コミックのリアルな感じを再現したようなフィギュア↑や、
可愛らしい女の子が好きそうなタイプの物↑
スタチュー的なもの↑
種類は豊富で、いろいろあるそうです。
ただ、何を出しているのか分からない位に
数を出しているので、コレクターも
自分で確り調べないと把握しづらいようです。
マテル MATTEL
DCフィギュアで代表的なメーカーだそうです。
1945年東欧系ユダヤ人のコンビにより設立されました。
マット&エリオット、二人の名前を合わせて
「マテル」。
そのコンビのうちの片方エリオットの奥さんが
バービー人形を考案しました。このバービーは
世界一有名な人形になりました。
海外メーカーのライセンスを取得した商売では無敵。
オモチャメーカーの中で一番、商売上手だそうです。
任天堂とも提携して、
「ニンテンドー・エンターテイメント・システム」
略して「NES(ネス)」というゲーム機を出します。
アメリカではファミコンを「ネス」と呼ぶのだそうです。
NES(ネス)↑
NES 2(ネス2)↑
アメトイメーカーとしても最大手だそうです。
左上のウォッチメンシリーズ
このマテルのウォッチメンシリーズが
大変、素晴らしい出来だそうです。
ウォッチメン好きな新美さんも、
先ほどの
DCコレクティブルズの
アニメイテッドのジャスティス・リーグと
このウォッチメンを気に入り、
「僕これ買います!揃えます!」
と仰っていました。
こちら↑のウォッチメンのシリーズは
最近、出た物で、若干進化したものだそう。
実際に箱の中に入った物がこちら。↑
アクアマン、ブライン ・キング、オーム
3体セットになってます。
ビースト・キングダム
BEAST・KINGDOM
2009年に設立された
台湾の比較的新しいフィギュアメーカー。
エッグアタックというシリーズが
大人気!↓こちらは映画MCUのシリーズ
このシリーズが人気になって
全世界に進出したそうです。
身体全体をギューと縮ませた感じのフィギュア。
台湾メーカーという事もあってか
顔つきがアジアっぽい感じがします。
ドクターストレンジも何処かアジアっぽい・・・。
でも、マスク付けていると、
アジアっぽさも分からない感じになります。
アイアンマンが最初にエッグアタックから
出たそうで、そこから沢山の他のキャラクターも
出始めたそうです。
最初はこのシリーズより、
もう少し小さいサイズが出ていたそうです。
小さいサイズながらよく動いたそうで、
人気を博し、今のサイズで、よく動く
フィギュアが出るようになったそう。
ダイキャストという金属鋳造法を
使っている為、重量感もあります。
ただ、その方法で製造されている為、
サイズの可愛らしさに反して
値段は若干、張ります。
一体¥8000~¥13000ほど。
台湾には、このビーストキングダムの
直営店があるのですが、
日本のトイショップでは
考えられないような、
テーマパーク状態で、
展示の仕方が遊園地みたいに楽しい所に
なっているそうです。
Googleマップで、「台湾」「野獣国」
とかで検索してみると、4店舗ほど
お店がヒットしました。
ストリートビューで店内の様子を
見まくる事が出来ますので、これで
テーマパーク感を少しだけ覗き見る
気持ちになれると思います。
興味をお持ちの方は是非。
台湾・・・行きたくなっちゃった。
コミックバージョンのエッグアタックが
最近は出始めたようです。↑
X-MEN系が一気に出たそうです。
↑最近はDCのバットマンやジョーカーなども
アニメイテッドな方で出ており、そのうち
映画やコミックの方も出始めるのではとの事です。
↑スターウォーズ系もあります。
これは初期に出た商品だそう。
更に、スターウォーズといえば、
凄いのが↓このメーカーから出ました!
ちょっと可愛い感じに縮尺された
「ミレニアムファルコン」!!
これ、磁石で浮いてます!
下からライティングもされて
照明も光ります!
https://www.youtube.com/watch?v=zVEqc5pfiog
日本ではおそらくもう、手に入らないのだとか。
スターウォーズの「BB8」や、
https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=ovcB5dT766Q
アイアンマン3のマークⅡの
マグネットフローティングも
このエッグアタックシリーズで
出ているようです。↓
https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=3TI2QXRsI1s
柳生さんは、
「マグニートーも出して欲しかったな」
とコメント。
マグネットフローティングですしね。
あと、ダイキャストで鋳造した
金属な為、少し割高であるという事でしたが、
もう少しサイズの小さくて安い
「ミニ・エッグアタック」というシリーズも
出たそうです。
¥2500と割安ですが、
日本では、あまり見かけないそうです・・・。
あと、この特集にあたり、
柳生さんも初めて知ったとの事ですが、
なんと、このビースト・キングダムから
アクションフィギュアが出ているそうです。
「ダイナミック・アクション・ヒーローズ」
1/9サイズ8インチ程のシリーズ。
結構、大きいサイズだそうです。
「ジャスティス・リーグ」のシリーズが
集められます。
ステッペンウルフなど、とても良い出来。
サイボーグもCMでしか見られなかった
顔を全面カバーで覆ったりも出来るようです。
豆魚雷で、こちらのシリーズのバットマンを
店頭で購入できたという方がいらっしゃって、
柳生さんは「え~!」とビックリ!!
調べたり足を運んでお店に行くと、
いい商品と出会えたりするのかも
しれないですね。
ジェントル・ジャイアント
GENTLE・GIANT
全く情報がない謎のメーカーだそうです。
何と、ホビージャパンの柳沢さんも
分からないとの事でした。
ただ、ダイヤモンドセレクトトイズと
仲が良さそうという事はあるようです。
子会社という可能性もあるらしいのですが、
やっぱり、よく分からないそうです。
こちらのメーカーの
フィギュアがこんな感じ↓
「スコッティ・ヤング」という
アメコミアーティストの方が居る
そうなのですが、
その方のアートを
そのままスタチューにしたのが
この「ミ二ヒーローズ」
というシリーズ。
アートを手がける人の中でも
柳生さんが一番、好きな方
なんだとか。可愛いです!
とても可愛いこのフィギュアですが
スタチューなのでポリストーンという
石のような素材で出来ており、
お値段が若干、割高です。
¥8000~10000超え位するのだとか。
揃えるには少し大変な価格です。
エッグアタックのミニのように
少し小さくお手頃価格な商品が
あったりするんじゃないですか?
と新美さんが質問しました所・・・
イベントが行われる前日、
トイ&コミックのお店
「ガリンペイロ」さんに取材した
柳生さんが、耳にした情報によると
このシリーズの軽いビニール版が
出ているらしいとの事でした。
¥2000~¥3000位のお手頃価格で
手に入るお値段らしいとか。
最初は、↑コレ位の数が出て、
「メッチャ欲しい!」と
柳生さんを興奮させた
ミニヒーローズでしたが・・・
いつの間にか、こんなに↑数が増えて
しまって、コンプリート達成が、
非常に難しくなってしまったみたいです。
人気があるという事ですね。
とにかく可愛いです。
ネカ NECA
1996年設立と比較的、新しいメーカー。
他のメーカーが出す事の無い
ラインのライセンスフィギュアを狙って
製作をしている会社だそうです。
ライセンス取得数は他の追随を許さぬほど
圧倒的な数。
ライセンス数はおそらく世界一だとか。
ネカのアクションフィギュアはこちら↑
左上↑のアイアンマンは実写じゃありません。
フィギュアです。
ホットトイズを凌ぐような出来栄えです。
サイズはどれ位なのか・・・
後述しますので、少し置いておきます。
ドクターストレンジも映画版の
カンバーバッチにとても似ていますね。
こちらのデッドプール↑は
実写でもコミックでもない
2.5次元のようなフィギュア。
コミック版のデッドプールを
実写にしたとしたらこうなるだろう
をリアルにフィギュアにしてみました。
というコンセプトの、他には無い
タイプの商品だそうです。
で、問題のサイズなんですが、
デカい!!!凄いサイズ!
1/2スケールだそうです。
全高約91センチ!
これが、このメーカーの一味違う所
だそうです。
トイビズやハズブロの6インチでも
ホットトイズの12インチでもない、
36インチ? バカデカい!
グルートもこんな感じで、凄い出来いいんですけども
実際のサイズが・・・
実際のサイズがこんな↑感じ!!
等身大ですね。
30インチで76センチ!
更に!等身大といえば!!
デッドプールにも1/1スケールの
等身大のスタチューフィギュアも
存在します!
こうして実際の人と並べると
コスプレイヤーが立っているように
見えますね。
お値段は砂糖が検索してみた所、
1499ドルというのがありました。
日本円で16万2000円くらい?
ホットトイズが1/6サイズで5万円て事を
考えると、安いかもしれないですね。
こんなサイズで、こんな精巧な物を
破格に安い値段で、採算度外視で
作り出してしまう所に
「ネカはバカ」という風に柳生先生は
評していました。
一体、どうやって利益を出しているんだ?
というような値段で販売しているそうです。
「ネカを逆に読むとカネなのにね。」
と斉藤さんはコメント。
柳生さんからは
「ホンマヤ。けど、日本語やけどね。」
と乗り突っ込みされました。
ホビージャパンの柳沢さんも
デッドプールファンなので
この1/1サイズデッドプールを
「これちょっと欲しいですね。」
とおっしゃっていました。
今の所、デッドプールだけしか出ていない
との事でしたが、
このバカのNECAの事なので、出すと思います。
と柳生先生はおっしゃっていました。
こういう頭の悪い、バカなメーカーは
柳生さん大好きだそうです。
もしや・・・と思い、砂糖は
「ライフサイズ ネカ」で調べてみました。
・・・・メッチャ出してる!
間違いない!
本当にネカはバカだったんだ!
斉藤さんも仰っていたのですが、
モデルのお姉さんの
フリー素材感がいいですね。
「ITそれが見えたら終わり」
のペニーワイズも出してしまうなんて・・・
更に、柳生さんが「これが欲しい!」と
仰っていたのが、こちら↓
1/4スケールの映画
「バットマンリターンズ」のペンギン!
一度、何処かで見つけたそうなんですが、
5万円位したので、少し迷ってしまった
そうです。以来、見つけるのが難しい
みたいですね。
1/4スケールというと、プライム1スタジオ
のあのデッカいサイズと同じ位!
10万円を下らないプライム1のフィギュア
の事を考えると、安いですね。
台座が無いというのもあるのですが・・・。
アマゾンで見たら届くまでに日数が
いりますが、3万6千円ほどで売っていました!
更に、ネカは
「ヘッドノッカーズ」というシリーズを出しています。
このシリーズ、頭がデカく、
ファンコの「POP!」のように
ボブルヘッドです。
頭がビヨーンと揺れます。
で、この頭部の顔。
この顔の出来が凄いそうです。
メチャクチャそっくりだそうです。
ハーレイクインも、マーゴット・ロビーの
顔にそっくりです。
デアデビルもマスク付けてても
ベン・アフレックの顔そっくり。
この精巧な出来で、
3500円前後くらいで
購入可能です。
こちらの↑マーベルクラシックという
古いクラシックなコミックバージョンの
ヘッドノッカーが柳生さんは欲しいそうです。
レトロ可愛くておしゃれですね。
これがまた、なかなか置いてないそうです。
そして、足がとても折れやすいそう。
柳生さんは↑この映画版の「ソー」の
ヘッドノッカーズを持っているそうなんですが、
片足が折れてしまったそうです。
アロンアルファで修理したとの事です。
落としてしまったりするとすぐに折れて
しまうそうなので注意ですね。
柳生先生は、他にこちら↑の
ロールシャッハのフィギュアを
お持ちだそうです。
あと、ネカは
6インチの普通のサイズの
アクションフィギュアも
出しています。
キックアスのフィギュアなどは、
なかなか他社からは出ないそうです。↓
あと、なかなか出ないという点で言うと、
パシフィックリムなんかも出しているそうです。↓
パシフィックリムに登場した
KAIJYU怪獣も出ています。
更に、柳生さんは、
NECAのどのメーカーも決して出さない物を
出してくるというマニアックな点を
チェックしていきました。
特に、DCヒーローと、
別の世界の有名なキャラクターとの
対決など、目の付け所が
マニアックな商品をいくつか紹介して
下さいました。
バットマンvsエイリアンのフィギュア。↓
そして、問題なのが、こちら↓
イエローランタン化したプレデター
実は、こんなコミックは出ていないそうです。
グリーンランタンの
「シネストロ・コァ・ウォー」という
シネストロ軍とグリーンランタン軍が
いろんなDCヒーローを巻き込み、
大乱戦を繰り広げるコミックが
あるようなんですが、
そのコミックのあるシーンで、
シネストロ軍側に
プレデターそっくりの異星人が
ファンの間で発見されます。
邦訳版だと2巻。
この↑ブーディッカというグリーンランタンに
ビームでやられている
たった一コマしか出てこないシネストロ軍の異星人。
これ・・・プレデターなんじゃない?
とファン達の間で囁かれていたようなんですが、
そこに目をつけたNECAが、
フィギュア化してしまったという事だそうです。
こんなマニアックな所をフィギュア化するなんて
凄いですね。
マクファーレン・トイズ
McFARLANE・TOYS
このメーカーのマークを見て
分かるように、「スポーン」の原作者
トッド・マクファーレンが1994年
マテルの協力で設立したメーカーです。
マクファーレンがマテルを介さず、
自分の思うようにオモチャを作りたいと
考え、彫刻や絵画のアプローチを
取り入れてオモチャを製作。
ブリスターパックという、
フィギュアを入れるケースも発明したのは
トッド・マクファーレンだそうです。
そして、「SPAWN」の
フィギュアを売り出したら大ヒット!
このスポーンフィギュアが
日本におけるアメトイブームの
火付け役となり、
アメトイショップが日本でも乱立しました。
更に、今年の2019年2月、マテルから
DCコミックスの権利を獲得しました。
これから、マクファーレントイズから
DCのフィギュアが出ると
いう事なんだそうですが、
今年、出た物だそうですが、
これがそうなのでは?
と柳生さんが持ってきたフィギュアがこちら↓
「ロボ」のフィギュア!
マテルのビルドフィギュアで、
1.キッドフラッシュ、
2.バットマン・ビヨンド
3.キングダムカム・スーパーマン
4.カイル・ライナー(グリーンランタン)
この4体のフィギュアを揃えると
ロボになるようなんですが、
これは既にマテルではなく、
マクファーレントイズが
手がけているのでは?
と柳生さんは考えたようです。
確かに、ロボをモチーフに
選ぶ所や、デザインセンスは、
マクファーレンっぽいかも・・・。
確定ではないですが、
かなり怪しいという事のようです。
マクファーレントイズの
フィギュアはこんな感じです。↓
やたらと出来がいい。
だけど、あんまり動かせない(涙)
アクションフィギュアなのに、
ほぼ動かない。
可動域がとても狭いそうです。
造型の作りの方を優先して、
あまり、動かせない仕様になって
しまっているそうです。
スポーンのフィギュア持ってる人達も、
だいたい、好きなポーズを取らせる事が
出来ず、棒立ちになってる場合が
殆どだそうです。
でも、とにかく
イカツくて、カッコいい!
造型の作りこみや、出来もいいです。
他にもマクファーレントイズは
いろんなライセンスを持っているので、
こんな↓商品も扱っています。
「僕のヒーローアカデミア」や
「ワンパンマン」 のフィギュア。
そして、マクファーレントイズの最新の
フィギュアがこちら↓
「ブラッドショット」
これ↑を見た斉藤さんは
「佐清(すけきよ)じゃないですよね?」
と言いましたが、犬神家じゃありません。
ヴァリアントコミックス社から出ている
アメコミのキャラクターです。
2020年の2月に全米で映画化版が
公開予定だそうです。
日本公開は未定。
主演はヴィン・ディーゼルです。
https://www.youtube.com/watch?v=1qNvtscQTS0
予告編が凄い面白そうです。
砂糖はこれ見たいです。
フィギュアもヴィン・ディーゼルに
やっぱり似ていますね。
顔色の悪いヴィン・ディーゼルです。
胸が日の丸マークなのは、
彼をナノテクで強化人間にしたのは、
岩津秀吉という日本人科学者
だかららしい?関係ないかもしれないですけど。
2019年10月開催のニューヨークコミコンで、
発表されたばかりのフィギュアだそうです。
メズコ MEZCO
2000年に設立された最近のメーカー。
玩具業界で最高水準の才能と手を組んで製作。
1:12スケールで確固たる地位を築く。
リビング・デッド・ドールズという、
結構、怖いゾンビやチャッキーみたいな
ホラーテイストのドールを作る会社みたいです。
ケースからして棺桶。
怖い病んだ感じが趣味の人向けというか、
年中、頭の中がハロウィンな人というか
ホラー映画が大好きな人向けのドールを
沢山、出してるみたいです。
こ、怖い・・・
でも、突然、↓こんなフィギュアを
出すようになりました。
「キャプテン・アメリカ」の
アクションフィギュアです。
何と、アクションフィギュアなのに
関節部に特有の継ぎ目がありません。
このキャプテンのフィギュア、
布の服を着ています!
ドールに着せていた
衣服の技術を活かしてなのかも
しれないですね。
服のシワは、本当に布の服着てるので
写真で見ると、一瞬、スタチュー?
と思えるような出来の良さ。
アイアンマンも出ました。
キャラの設定上、関節部が
あるのは仕方ないですね。
布の服も着せられないですし。
柳生さんが大興奮したのがこちら↓
ラグナロク版マイティ・ソー!
そっくりです。超似てます。
クリス・ヘムズワースそのもの。
お値段はかなりするようですが。
更に、
ジャスティス・リーグ版バットマン↓
本編で付けてたゴーグルも付いてます。
ブレイドのフィギュアも
出してきました。↓
このブレイドが出たあたりから、
「おや?おかしいぞ、ここ。」
と愛好家の方達が
首をかしげはじめます。
「ブレイド?何で今?ブレイド?」
DCコミック界のサノス
「ダークサイド」も出してきます。↓
もうここまで来ると意味が分かりません。
「ちょっと一回、落ち着いて話を聞こう。」
と問いたださずにはいられない域に
入っています。
「ちょっとこっち来て。
あなた達は少しおかしいよ。」と。
デアデビルも出ます。↓
まぁ、ここらへんは、
分からなくはないです。
↓僕たちの知ってる
あのカンバーバッチの
ドクターストレンジ!
そっくりですね!
そして、
「おかしなメズコ」が極まったのが
こちら↓
富士山をバックに立つ
この侍は一体・・・
侍になったウルヴァリン!
実は、これ、「5ローニン」という
コミックに出てくるローガンです。
時代劇の世界に
マーベルキャラクター達が
居たとしたら・・・みたいな
感じのコミックです。
↑左からウルヴァリン→ハルク→
パニッシャー→サイロック→デッドプール。
1キャラクターに付き、一冊分だけの
コミックを出しているので、
このシリーズは5冊で終了。
そんな少ししか出ていない
マイナーなシリーズのコミックに
登場したウルヴァリンを
フィギュアにしたのが、こちら↓という訳です。
こんなラインナップを出してくるなんて
訳が分からないです。
↓マグニートーも出していたり。
いい感じのこの二人↓
ハーレイクインとジョーカー。
ガンビット!!↓
このガンビット↑の凄い所は、
服が「革製の布ジャケット」である事。
やはりドールを出してきた所の
技術を活かした特徴かもしれないですね。
「革を使うなんて頭おかしいんです。」
と柳生さん。
ジャケットがカッコよく翻っているのは
何と、そのジャケットの中に針金が
入っていて、それで支えて
いい形状に整えて固定しているから。
最高のおも写が撮影可能ですね。
シャザム↓
ガンビットと同じく、
こちらのマントにも針金が
入っているのでいい感じに
形が作れます。
布を着ているから継ぎ目も無いです。
更に、オマケでミスターマインドも↓
付いてきちゃう!
可愛いですね。
ちゃんとトーキングボックスも首から
ぶら下げています。
↓最新作のブラックボルト
・・・と、
え?ブラックボルトだけじゃなくて?
ロックジョーまで付いてくるの?!
巨大な超能力犬ロックジョーもまるごと
付属品としてついてきちゃう!
頭のアレもちゃんと光ります。
実は、もともとメズコは、
こういう製品を出すメーカー↓だったのだとか。
MEZITZ メズイッツという製品の
ミニバットマン。
レゴブロックの人形みたいですね。
↑バットモービルと
セットの物もあるみたいです。
↓LDD(リビング・デッド・ドールズ)
のジョーカーとハーレイクイン。
可愛いけど、目つきとか目の下の隈が・・・
病んでる雰囲気がリビングデッドですね。
更に、今度出る新しい製品で
気になるのがこちら↓
MDS(メズコ・デザイナー・シリーズ)
というシリーズの1989年映画版バットマン。
コミカルに頭身が小さくなってますが、
顔がマイケル・キートンそっくり!
唇のキュッとした感じが・・・
若干、不気味ですが、そこがまた
いいですね。
柳生さんも、欲しがっていて、
日本でどうにか販売されるように
なってくれないかな・・・
との事でした。
ストーム・コレクティブルズ
STORM・COLLECTIBLES
2010年、香港で設立。
新しめのメーカーですね。
大人のコレクター向けに
最先端の職人技で造型、関節、衣服、小物まで
拘って製作。
日本語のホームページがあります。
http://stormco.jp/
スポーツ選手や格闘家、ゲーム、
ストリートファイターのキャラクターなど
硬派志向です。筋肉大好き!漢(おとこ)!
って感じの製品が多い印象です。
そんなメーカーが
DCコミックの製品を出す事に
なりました。↓
2013年のゲーム
「インジャスティス 神々の激突」から
ダークサイドと、ベイン。↓
ド硬派!
腕の太さと肩幅が違いますね。
両方とも¥15000ほど。
こんな中で柳生さんが欲しいのが
こちら↓
この↑フィギュアは柳生さんが
「ワンダーフェスティバル」という
ホビーの祭典に訪れた時に、
たまたま通りかかった所で発見されたそうで、
「ナニコレ!カッコいい!」
となったそうです。
確かに凄いカッコいいですね。
絶賛予約受付中で
2020年1月発売予定だそうです。
¥16000。
映画などと比べると、
ゲームのキャラクターは版権が
取りやすいのかもしれない。
と柳生さんは分析していました。
以上で、海外のメーカーの紹介が
全て終了しました。
全部で13社ほどでした。
いろんな種類の特徴あるメーカーが
こんなにあったんだと驚きました。
次は、ホビージャパンの柳沢さんも交えて
日本でアメトイを扱うメーカーと
アメトイのご紹介です。
国内のメーカーなので、海外の製品と比べ、
比較的手に入れやすいので、
欲しいと思う物があったらお店に行って
買ってみるのもありかもしれません。
日本のアメトイ
バンダイ BANDAI
早速、柳沢さんからの解説が入りました。
バンダイは、最近、分社化したそうです。
https://p-bandai.jp/contents/spirits_info/
ハイエンド向けの製品を扱う
バンダイスピリッツと言う会社を
2018年4月1日より稼動させました。
ロゴが青いいです。
ガンダムなどもこちらが多いそうです。
https://www.bandaispirits.co.jp/
一方、赤いロゴの方が馴染み深い方で、
これ迄のようにお子様向けの製品を扱う
そうです。
https://www.bandai.co.jp/
青が大人向け、赤が子供向け
という事で分かりやすくなりました。
いきなり、勉強になりました。
トイショップに行ったら、
大きいお友達として、砂糖は
青い方を買うようにしたいと思います。
バンダイのアメトイフィギュアは
S.H.Figuarts (エスエイチフィギュアーツ)↓
6インチより小さい位のサイズのフィギュア。
16センチ位のお手頃サイズ。
実際の箱とフィギュアの大きさはコレ位↑
サイズはお手ごろですが、
お値段は少し張ります。
だいたい¥7000前後くらい。
価格は張りますが、
やっぱり、どれも精巧な作り。
顔なんかそっくりです。
関節なども見えてはいるものの
美しく処理されていて
あまり気にならないように思えます。
優れたフィギュアの
S.H.Figuartsですが、
注意点があります。
それは、このフィギュア、
店頭では並ばない商品があるという事。
フィギュアについて検索していると
行き着くサイト「魂ウェブ」https://tamashii.jp/
↑このサイトでしか、予約を受け付けていない
商品があるそうです。
つまり、通販でしか買えない。
店頭で間近で実物を見て眺める事が出来ない。
という事です。
最近、フィギュアも売れにくいという現状も
あるようで、流通を介さずに
自社が直接、売る。という形で
物販を強化しようとしているという
業界全般の動きがあるそうです。
バンダイさんもその動きに合わせる形で
「魂ウェブ」というサイトでお店を立ち上げる
という事にしたようです。
そこで、限定アイテムを沢山、
販売するようにしているという事だそうです。
このラインナップを
もう少し紹介。
調合金×Figuartsの
「ハルクバスター」!↓
超合金製なので値段も
¥35000ほどしますが、
凄い重厚感と出来の良さ。
目や、胸部、膝部など、各所が
かっこよく光ります!
受注は終了していますね・・・(涙)
アントマンに登場した「蟻」!↓
「蟻」。
アリなのに全長25センチほどもある
フィギュアで、凄いリアルだそうです。
気持ち悪い位リアル。
くどいようですが、
商品名が「蟻」なんです。
漢字1文字。潔い商品名ですね。
「アントマンの蟻」ではなく、
ただただ、「蟻」。
この商品名のシンプルさを
ホビージャパン柳沢さんは
とかく強調されていました。
一応、背中にアントマンが乗る
シートと取っ手が付いてますけども。
でも、ただの「蟻」なんですね。
こちら↑のインフィニティ・ウォー版
マイティ・ソーは今年の2月に発売されたばかり。
↑エンドゲームに登場した
デブ・ソーは来年1月の発売に向けて
10月27日まで魂ウェブで
予約受付中だったそうです。
確かにウェブで確認したら、既に
受注終了となってました。
柳生さんは、
こちらのソー2体↑はマントが布だった所が
嬉しかったとの事です。
これまではプラスチック↓だったそうです。
インフィニティ・ウォー版ソーのマントには
ワイヤーは入っていないようですが↓リンク先のレビュー参照
https://www.frc-watashi.info/shfiguarts-thor-avengers-infinity-war-review
どうも柳沢さんの談だと、どちらを指して
かは不明だったのですが、
「ちゃんと、ワイヤーも入っています。」
とコメントしていましたので、
エンドゲーム版のソーは
メズコのガンビットなどのように
形を付ける事は出来るみたいです。
柳沢さんが教えてくださった事ですが、
こういう、布など柔らかいパーツや
プラスチックの硬いパーツなど
複数の素材を用いる事を
「マルチマテリアル」というそうです。
バンダイの変わり種商品がこちら
↓名将MANGA REALIZATION
(マンガ リアライゼーション)
アメコミが元のフィギュアですが、
日本ならではの商品。
原作となるコンテンツがあるのでなく、
竹谷隆之さんという有名な造型師の方が
原型製作をされたフィギュアのみの
製品だそうです。
アイアンマンは鋼鉄侍、
デッドプールは傾奇者、
ウルヴァリンは無法者とか
キャラクターに合った、
戦国時代の肩書き?
的な名も冠してます。
スターウォーズのシリーズも
あるそうですが、
そちらもダースモールは僧兵だとか
ジャンゴ・フェットは浪人とか
キャプテン・ファズマは足軽大将とか
士分みたいなのが付いてます。
コンセプトがしっかりあって
面白いですね。
↓他にもこんな商品も
祝!映画版アニメ、スパイダーバース2登場!
東映版スパイダーマン↑と彼が乗る
愛機レオパルドン!
GP-7のポピニカも付属。↑
バンダイとポピーが合併したからこそ
出せるオモチャだそうです。
2006年発売と、
10年以上も前のアイテムですが、
全て合わせて¥8190でした。
今は、アマゾンだとプレミアが
付いて、2万円~3万円位します。
スパイダーバース2で登場したら
もっと高騰しそうですね・・・。
本当にフィギュアは買いたい時に
買わないと本当に手に入りにくい
そうです。
柳沢さんの格言
「フィギュアは後で後悔しても
構わないというつもりで買ってください。」
だそうです。
基本的にフィギュアは再販が無いと
思ってもらっても構わないそうです。
再販がかかった商品は
よっぽど人気があったんだな。
と考えてもらってもいいそうです。
これは、本やマンガなど二次元にしか
興味がなかった砂糖には
衝撃的な感覚でした。
これだけの優れた物が、
一過性で、二度と手に入らなくなって
しまうものばかりだなんて・・・。
そもそもフィギュアは
金型を保管するだけでも
税金がかかってしまうそうです。
売れないフィギュアがあった場合、
すぐ破棄されてしまうそうです。(悲)
持っているだけで、
固定資産という事で
車を所有しているのと変わらなく
なってしまうそうです。
こちら↓は、ガチャガチャの製品。
コレキャラ!というガシャポンシリーズ。
ガチャガチャのフィギュアこそ、
二度と再販される事の無い物だそうです。
柳沢さんも再販されたガチャガチャは
見たことが無いとの事でした。
いい!と思ったら買わないと、本当に
二度と手に入らない品々だそうです
メディコム・トイ
MEDICOM TOY
渋谷にあるオモチャメーカーだそうです。
自分の欲しい物を作る。をコンセプトにした
メーカーだそうです。
↓まずは、こちら、
リアルアクションヒーローズという
ブランドのフィギュア。
このシリーズは少し大きめで
1/6スケールで、30cm位のサイズ。
ホットトイズと同じ位の
サイズだそうです。
このメーカーの特徴は、
やはり、モチーフのチョイスが
渋い所で、ブレイド↑とか
↑パニッシャーだとか
↓ゴーストライダーなど、渋いキャラクターが
多いそうです。
↑こちらは、ジム・リーの描いた
コミック「バットマンHUSH」の
キャットウーマン&ハーレイ・クイン。
↑NEW52版のジャスティス・リーグの
スーパーマンとバットマン。
でも、
「本当に、何でこんなの出したの?」
と柳生さんの首をひねらせた
マニアックなフィギュアがこちら↓
クリプトン星から飛来してきた
スーパーマンが、アメリカ資本主義国でなく、
ソビエト連邦の共産圏に落ちてきたら?
という、もしものストーリーを扱った
コミックがあるのですが、それを元にした
フィギュアだそうです。
↑胸のマークも「S」じゃなくて、
鎌とハンマーの労働者を象徴する
共産党のマークをしています。
更に、何で出したの?というフィギュアは
バットマンにもあります。↓
こちらは、しゃべんじゃーずの
ジョーカー特集でも取り上げられた
「フラッシュポイント」版バットマン。
強盗の凶弾に撃たれたのが
ブルース・ウェインで、
生きていたのが両親の
トーマスとマーサだったら?
という、フラッシュが不本意にも
生んでしまった世界線の物語。
この世界線のバットマンは
父トーマス・ウェインです。
そのトーマス版バットマンを
フィギュア化しちゃったのが、
このバットマンです。↓
この、レッドサンや、
トーマス版バットマンを
出したかったが為に
NEW52のジャスティスリーグの
スーパーマンとバットマンを
出したんじゃ?と思わせる位
だそうです。
顧客のニーズに応えるよりも
作り手側の趣味を
優先させているかのような
商品ラインナップですね。
こちら↓のヴェノムは、もし
パニッシャーがシンビオートに
侵されてヴェノム化したら?という
「WHAT IF・・・」という
コミックシリーズでのヴェノムです。
こんなヴェノム・・・
あったんですね。渋いチョイス。
更に、このメーカーは
MAFEX(マフェックス)という
シリーズのフィギュアを出しています。↓
1/12シリーズのメズコの
フィギュアと同じで、
布を使用したりもするマルチマテリアルな
フィギュア。
メディコムトイズも
先ほどの
RAH「リアルアクションヒーローズ」という
シリーズで、10年以上、
硬い素材、柔らかい素材を織り交ぜた
製品を出してきており、
得意分野なんだそうです。
その技術をこのMAFEXという
1/12スケール6インチの
サイズの小さいフィギュアにも
落とし込んで活かしているそうです。
バットマンのマントも布です。↑
このMAFEXシリーズでは、他にも
布の服が特徴的なのが、
スパイダーバースの
マイルス・モラレス版スパイダーマン。
上着とショートパンツが布製で、
パーカーのフードを被せたり外したりが
出来ます。↓
他にも、スパイダーバースの
中年ピーターパーカーにも、
ジャケットやスウェットパンツが
布製で、着せたり脱がせたりが可能です。
↓チョイスが渋いシリーズが
まだまだ続きます。
どうして、これ出すの?な感じの、
バットマン・ビギンズの
ラーズ・アル・グール。
スケアクロウなんて、
頭を覆う、布を取ったら
スーツ来ただけの、ただの男です。
ハービー・デントの方もトゥーフェイスに
なる前のフィギュアも付いてます。
ただのスーツ来たオジサンの
フィギュアに出来てしまいます。
営業マン二人並べただけみたいな
状態に出来てしまいますね。
他にも、キングスマンや
ジョン・ウィックも出しているので
普通のスーツ来た人シリーズを
揃える事が出来ます。↓
他にも、アクアマンの
フィギュアも出しています。
顔がメチャクチャ似ています。
他にもいろいろ。↑
今は、群雄割拠時代で、
同じサイズで同じキャラクターの
フィギュアが各社から出るので
クオリティを競い合うような
状態だそうです。
あそこが、あんなクオリティの物を
出した。ウチも負けないぞ。
と切磋琢磨しあうような状態だとか。
日本のフィギュア業界も
愛好家が細かい部分にこだわる
方が非常に多い為、クオリティも
世界的に見ても高い物が
多いそうです。
↑アイアンスパイダーなんて、
蜘蛛の機械の足の関節が
全て曲がるそうです。
だいたい、この手のフィギュアだと
2、3箇所しか動かない物が多いの
だとか。
あと、MAFEXは、
コミック版のキャラクターの
フィギュアも頑張って出しているそうです。↓
映画のX-MENではなく、
コミック版X-MENのフィギュア。
ウルヴァリンとサイクロプス。
コミックでしか見られないキャラ
グウェンプール↑をフィギュアにした物。
ジム・リーの描いた
「バットマンHUSH」のバットマン。↑
MAFEX版。
こちらはMAFEXではなく、↓
リアルアクションヒーローズの
「バットマンHUSH」版、
バットマン&ジョーカー。
更に、こちらのヴェノムが凄い!↓
何と、最初のトッド・マクファーレン版の
ヴェノムなんです!
最初に登場したばかりの頃の
ヴェノムを再現したフィギュアだ
そうです!
グロテスクなグチャグチャしたヴェノムは
一杯出てるそうですが、スッキリしたタイプの
ヴェノムはメディコム・トイズの
MAFEXシリーズくらいだそうです。
MAFEXからは、
これからも次々とコミック原作を題材にした
アイテムが出るだろうとの事でした。
DCのフィギュアもこれからも
出るだろうと予測していました。
斉藤さんの感想ですが、
「隙間の奪いあいですね。」との事でした。
確かに、映画のフィギュアを出し尽くした
後は、原作の中のマニアックなエピソードから
いかに誰も手を付けていない
モチーフを探していくかが、問われる所かも
しれないですね。
こちらはメディコム・トイズの
BE@RBRICK(ベアブリック)↓というシリーズ。
小さな可愛い熊型ブロックの形状をした
オモチャです。
このシリーズの中でも柳生さんが
ずうっと欲しいと探し続けているのがこれ↓
BE@BRICKのアベンジャーズ。
こちらはアベンジャーズの前売り券特典で
付くやつだそうです。
もし、仮に売っていたとしてもプレミアが付いて
高価な値段で取引きされているそうです。
ちなみに、BE@BRICKは、
サイズ、大きさが
非常に豊富である所が有名だそうです。
このシリーズ↑は、
基本のベーシックなサイズですが、
大きい物は、
ベーシックなサイズを100%とすると、
1000%もするそうです。
ベーシックサイズは↑コレ位?
因みに、このBE@BRICKは
コラボレーションも多く
行っていて、渋谷にある、
パニカムトーキョーさんのお店で
アベンジャーズのTシャツを買うと、
この「ブラックウィドウ」の
BE@BRICKフィギュアをノベルティとして
付けてくれるという事を行っていたそうです。
http://blog.bearbrickmania.com/2015/02/superman-%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%84-%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF-%EF%BC%88bearbrick%EF%BC%89-%E3%81%8C%E5%AE%9A%E4%BE%A1%E4%BB%A5.html
世界1000体限定という希少品のようなので
好事家のコレクターズアイテムとなっているのかも
しれないですね。
こういった、コラボ商品も含め、
種類は大変、豊富だそうです。
海洋堂 KAIYODO
四万十川が育んだ、
型破りな造形センス!
最初は、このメーカーのアメトイは、
この特撮リボルテックから始まった
そうです。↓
バットモービル・タンブラーや、
ダークナイト・ライジングに登場した、
飛行メカ、「ザ・バット」などが出て、
気合と本気が感じられる
ラインナップが続きました。
↑このバットマンのシリーズを
出している一方で、
アイアンマンシリーズなども
出していきました。
アイアンマンⅡのマーク6↓
アイアンマンⅡのマーク5↓
アイアンマンⅠのアイアンマン マークⅠ.
そして、特撮リボルテックの
本気っぷりを一番、実感させてくれたのが、
こちらのウルトロンだそうです。↓
これだけ、出来のいいウルトロンは
おそらく世界でただーつ。
このメーカーの、このウルトロン以外に
ないだろうと柳生さんは力説。
本当にカッコいいですね。
↓何せ、よく動くんだそうです。
この「特撮リボルテック」
というシリーズは、
本当によく動くそうです。
抜群の可動性を誇ります。
この↑アイアンマン マーク6の
3点着地は、アメリカのフィギュアでは、
かつて存在しなかったそうです。
この特撮リボルテックが世界初の
フィギュアで3点着地を成功させた
商品なんだそうです。
この作品以降、他のメーカーも
「や・・・やりやがった・・・」
となって、
この3点着地の再現可能なフィギュア製作に
真剣に取り組むようになったそうです。
2011年頃に出始めた商品のようですが、
2015年に、再販されたようです。
フィギュアは再販される事が
滅多に無いという話を聞いた所だったので、
いかに伝説的なフィギュアか
分かりますね。
そして、こういう再販されたフィギュアばかり
集めたサイトが海洋堂にはあるみたいです。
「レガシーOFレボルテック」という名を冠して
いくつもの商品が再販されているようです。
http://kaiyodo.co.jp/items/legacy-of-revoltech/
数々の伝説的な商品があったんですね。
海洋堂、凄いです。
そして、この優れた
可動フィギュアをいくつも
生み出している天才造型師の方こそ、
「山口勝久」さん。
そして、その名を冠するシリーズが
出る事になったそうです。
「アメイジング・ヤマグチ」シリーズ。
造型師さんの名前が商品名になるという事は
海外でも日本でも無い事だそうです。
「マクファーレントイズ」というのも
ありますが、それとも少し違いますし・・・。
とにかく稀な位に凄い造型師さんである
という事。
デッドプールのこの↑多彩なポーズの数々。
可動性が優れている点と、
どんなポーズを取っても
自然にカッコよくなるように
巧みに関節部がカットされていたり、
各パーツのフォルムが形作られている
感じがします。
こちらは↑花澤さんも持っているという
ヴェノム。ゴツいですけど、
やっぱり肩のいからせ方、
背中の丸まり具合など、
威嚇する感じのポージングが
自然と取れてカッコいいです。
このカッコいいポーズを取る事が出来る、
海洋堂の商品の秘密は
「リボルテック」という主力商品で
扱われている「リボルバージョイント」
と呼ばれる関節部にあるそうです。
ラチェット関節と呼ばれる、
歯車と歯止めを利用して、
関節の屈曲を歯止めで段階的に
カチッカチッと可動部を制止
出来る仕組みになっています。
通常のフィギュアの関節だと、
曲げ伸ばしを繰り返すうち
磨耗して、接続が緩くなり、
関節の固定が難しくなりますが、
このリボルバージョイントなら、
いくら遊んでも緩くならないそうです。
更に、他のフィギュア同士で
関節を接続しているジョイントが
交換可能という所も凄い所です。
ミニチュアフィギュアに
このラチェットの仕組みを
取り入れたのは、これが
初めてだそうです。
リボルバージョイントの発案は
「トライガン」「血界戦線」の作者 内藤泰弘さんと、
デザイナーの神宮司訓之さん。
そして、この仕組みを利用して、
素晴らしい可動フィギュアを
造型し、デザインするのが
山口勝久さんで、可動ポーズの
カッコよさ、抜群のセンスは
世界的にも有名だそうで、
「ヤマグチマジック」と呼ばれているそうです。
詳しい解説は↓のサイトで確認出来ます。
http://www.kaiyodo.net/revoltech/gaiyo.htm
上記↑で紹介されたフィギュアも凄いのですが、
↓こちらは、「貴方達の本気が伝わったよ」
というレベルの商品。
サイロックや、デスストローク、
ガンビット。普通は商品の
ラインナップにチョイスされ
なさそうなキャラばかりです。
ニーズがあるか分からず、怖くて
売ろうとあまり思えない筈だそうです。
サイロックもとてもよく動くそうです。
髪の毛の先端が綺麗に
半透明になっている所にもこだわりが
感じられます。
スタチューなんでは?
と思わせる位、よくこんなポーズを
付けられるなという位のカッコよさと
造型の美しさ。
あと、商品のラインナップの
チョイスは、おそらくプロデューサーの方が
「カプコンマーベルスーパーヒーローズ」など
カプコンの格闘ゲームが大好きで
そこからチョイスしているのではないかと
柳沢さんは分析されておりました。
この分析を聞いて、柳生さんも
きっとそうだと同意をし、だからこそ、
これから「シルバーサムライ」も出るはずだと
予想していらっしゃいました。
物凄くカッコいいシルバーサムライに
なりそうですね。
柳沢さんは「シュマゴラス」を出して欲しい
ともおっしゃっており、
柳生さんも激しく同意されておりました。
確かに、凄い出来の
ヤマグチ式可動シュマゴラスが
出そうですね。
このシリーズの新作がこちら↓
今年の7月、ワンダーフェスティバルで
発表された二品だそうです。
ウォーマシン。
このウォーマシンが爆裂カッコいいです。
映画のウォーマシンよりも
重量感があってカッコいいかも。
ワンフェスで間近に見た柳生さんは
大興奮だったようです。
ウォーマシンの背負ってる
さまざまな武器なども
先述したとおり、リボルテックの
ジョイントは、同シリーズの物なら
他のフィギュアと交換可能で
自分流にいろいろカスタマイズ
出来てしまったりもするそうです。
他社メーカーのフィギュアでは
なかなかそういったパーツの
取替えなどは出来ないので、
海洋堂のリボルテック製品ならでは
の遊び方だそうです。
ジョイントだけ別売りもしてますし
関節も自分でピンセットで取り外して、
自分の好きに曲げたり伸ばしたり
出来るように調整出来たりも
するのだとか。
斉藤さんは、このリボルテックの
独特のカスタマイズ可能な点を
「ちょっとミニ四駆っぽいですね。」
とコメントしていました。
確かに似た所がありますね。
グッドスマイルカンパニー
GOODSMILECOMPANY
おもちゃ売るより作るの大好き。
柳生さんいわく、
このメーカーはNECAではないけど、
採算度外視でバカほど沢山のフィギュアを
出すそうです。
このメーカーも
「これ・・・誰が買うの?」
という製品をバカほど出すのだとか。
1個や2個ではなく、
シリーズを出したら、全部、
ニーズやターゲットが不明な物を
一気に出してしまうような感じ
らしいです。
まずは、figmaフィグマというブランド。
これは↑結構、前のシリーズだそうです。
この段階で、既におそろしく映画のヒーロー達に
似ていて、他にもいろんなメーカーが
同じようにフィギュアを出していたそうなんですが、
柳生さんは、迷わずにこのフィグマを
選んだそうです。
顔の造型も本当にそっくりなんですが、
何と、目を動かせるそうです。
かなり前、5年位前の商品なのに、
こんなにそっくりで、出来も
いい。凄いです。
ここで、少し整理。
「グッドスマイルカンパニー」は
フィギュアの販売を行う会社で、
そのフィギュアの製作、開発を
行っているのが「マックス・ファクトリー」
という事になっているそうです。
このフィグマを開発する
「マックスファクトリー」は
スタチューなどの塑像が
もともと得意なメーカーで、
その技術を小さいサイズの
フィギュアにも活かしている
という事だそうです。
ハルクなどはなかなか
他のメーカーからは出ないそうです。
何故なら、なかなかカッコよく
造型することが出来ないから。
でも、マックスファクトリーのフィグマの
手にかかると↑のように、
そっくりでカッコいいハルクが
出てきてしまいます。
フィグマの最新作がこちら。
デッドプールとニンジャバットマン。
こちらのデッドプールは
下半身が差し替え可能で、
コミックの表紙と同じように
ハートマークのトランクスを
履いた状態に出来たりします。
小物で、チミチャンガと、
チミチャンガをほお張る
差し替えようの頭部も
付いてきます。
ニンジャバットマンに関しては、
アーマーが着脱可能だそうです。
素晴らしく出来がいいのですが、
あんまりアメコミ系が出ないのが
残念な所。
アニメ系や萌え系は沢山、出ている
そうなのですが・・・。
余談ですが、
孤独のグルメの井之頭五郎なんかも
figmaから出ています。
こちらも、出来が良く、そっくりです。
しかも漫画版と実写ドラマ版と
出ています。↓
ご飯を食べている時の頭部や
ご飯の小物や、手なども
付属でついてきます。
グッドスマイルカンパニーが出し
ている、
もう一つの特徴的なフィギュアのシリーズが
こちら。↓「ねんどろいど」
「ねんどろん」という謎の原型師集団が
作製している可愛らしいフィギュアの
シリーズです。
で、グッドスマイルカンパニーの
特徴だそうなんですが、
後にデラックス版というのが
出るそうです。
↑この左のソーが出た後に兜など、
追加で付属品のパーツが
加わったデラックス版ソー(右)が出たそうです。
↑斉藤さんが持っている箱は、
付属パーツが付いてない方の
ねんどろいどソーのケース。
↑こちらは、figmaフィグマでは
出ていない、ハーレイクインと
キャットウーマン。
フィグマと比べて、ねんどろいどは
種類が多く、500種類くらい以上は
出ているのだとか。
井之頭五郎は出てないそうなんですが・・・
↑最新作がこちら。
アクアマン。結構、動くそうです。
昔はねんどろいどは動かない物が
多かったそうですが、最近は
関節を仕込んでいるようになって
きていて、アクションフィギュアと
しても遊べる物に進化して
きているそうです。
しかも、ビーストキングダムの
エッグアタックほど高くもなく、
¥5000前後で購入出来るそうです。
あまり高価でない上に、
コスベイビー位のサイズで
小さくて場所も取らない為に
集めやすいそうです。
スクエア・エニックス
SQUARE・ENIX
ファイナル・アメコミ・ファンタジー!
どういう事でしょうか?
アメコミキャラクターを
アレンジしたフィギュアが
一様にこんな感じです。↓
アレンジがみんなカッコいいです。
「ヴァリアントプレイアーツ改」という
シリーズです。
こちらの商品は
野村哲也さんというファイナルファンタジーの
ディレクターでありイラストレーターの
方が、直接アレンジを担当しているそうです。
他の商品と比べてアレンジの度合いが
非常に高いそうです。
↑このキャットウーマンなどは
メチャクチャかっこいいですが、
野村さんが直接デザインしたそうです。
「FFの召喚獣に出て来そう!」
と新美さんもコメントされていました。
もし、アメコミヒーローが
ファイナルファンタジーの世界に
登場したら?くらいのコンセプトで
アレンジデザインがされています。
FFっぽい美男美女感があります。
頭身バランスもそうで、
小顔で手足が長く胴が短く締まってます。
とにかく足が長いです。
みんなが憧れるキャラクター体型を
しています。
海外ではあまり、こういうアレンジは
見られないそうです。
向こうの理想体型はマッチョですが、
こちらのフィギュアはスリムになっています。
日本人好きな細マッチョ系な方向に
アレンジされています。
このメーカーの中の
これをフィギュア化して出すなんて?!
なチョイスが渋い商品のご紹介。↓
↓ホークマンに
↓デスストローク
↓ダークサイド。
ダークサイド↑もスリムにアレンジされていて
もはや、一瞬ダークサイドに見えないです。
ハルクなんかをデザインしたら
やっぱり細身になっちゃって、
肌が緑なだけの、
カッコいいお兄さんになっちゃいそうですね。
アーマーなんかを着込んだりするのかも。
↓このシリーズのバットマンあれこれ。
プレイアーツ改 タイムレス
バットマン・ブシドー。↓
日本風の甲冑に刀を持ったバットマン。
武士風にアレンジされたバットマンです。
↑左が「バットマンアーカムナイト」
ゲームのバットマンです。
右がタイムレス・ワイルドウエスト
西部劇の世界に居るバットマンといった
感じです。
↑左がバットマン
タイムレス・スチームパンク。
蒸気駆動の発明が栄華を誇る
時代のヴィクトリア朝時代風の
世界観のバットマン。
右側が、バットマン・タイムレス・
スパルタ。
300スリーハンドレッドのような
古代ギリシャの重装歩兵のような
姿のバットマン。
↑こちらのジョーカーは
メカ製のアームを背負ってたりします。
付替え可能な頭部の中に、
レッドフードが付いてます!
ジョーカーのオリジン譚に
深く関わるレッドフード!
原作の事をよく理解し、おさえた上での
アレンジである事がよく分かりますね。
↑ハーレイクインの
ヴァリアント・プレイアーツ改。
↑ゲームに登場したハーレイクイン。
左が「バットマン・アーカムシティ」の
ハーレイクイン。
右が「バットマン・アーカムナイト」の
ハーレイクイン。
↑こちらはアレンジが入って、
特撮戦隊ものの悪の女幹部みたいになった
ハーレイ・クイン。
アレンジが入りまくってますけど、
ちゃんとハーレイクインと分かります。
↑こちらはマッドなナースになった
雰囲気のハーレイ・クイン。
巨大なハンマーが何かメカっぽいですが。
何と。このハンマー、分解、変形させて
スーツとして着用可能です。
スーツ着用後のハーレイ・クイン。↓
カッコいいですね。
聖闘士星矢の聖衣(クロス)みたいですね。
このデザインも野村哲也さんの手による物
だそうです。
原作を踏まえつつ作家性も前面に出ていますね。
柳生さんは、この設定↑逆輸入されても
いいのではないかとおっしゃっていました。
確かに、これはコミックで見てみたいです。
↓ヴァリアント・プレイ・アーツ改には
マーベルコミックのフィギュアもあります。
この中でも、柳生さんが好きなのが
Dr.ストレンジと、マイティ・ソー
完全にこの二人は↑
ファイナル・ファンタジーの登場人物
みたいです。
こちらは↑このシリーズのヴェノム。
花澤さんの私物です。
このヴェノムもグチャグチャしてなくて、
スリムな体つきをしています。
という事で、スクエアエニックスの
ヴァリアント・プレイアーツ改のアレンジは
ファイナルファンタジーみたいな世界観が
あって、超絶カッコいい。
という事を知る事ができました。
コトブキヤ/KOTOBUKIYA
老舗のこだわりここにあり。
との事で、古くからあるメーカーさん。
1953年創業だそうです。
戦後まもなくですね。
主に、スタチューを取り扱っている
メーカーだそうです。
アートエフエックス・プラス
というシリーズ↑
コミックや映画のアートを
そのままフィギュアにする
のがコンセプトのシリーズみたいです。
ニュー52版のジャスティス・リーグ。
ジム・リーが描いたカバーアートを再現。
バットマンファミリーのシリーズ。
映画版のジャスティス・リーグを
フィギュアで再現した物↑
アクションフィギュアではないので
直立したまま動かない物が多いそうです。
DCコミック系は、こういうタイプの
フィギュアが多いそうです。
↑バットマンにはやたらと拘りが
あるみたいです。
動かせないものの、ポーズに
動きがあります。
何体バットマンを作れば気がすむんだ
という位の数と出来。
ジムリーのコミック版のバットマンを
立体で再現しようとした物↑
アニメ版バットマンを再現しようとした物。
アニメのバランスをそのまま立体に
置き換えたような感じですね。
↑こちらのバットマンもアニメ版。
顔の輪郭の四角さ、膝のとがり方
足の先の細まり方などアニメっぽいです。
↑バットマンメタルなどコミックで
注目されているバットマンフーラフス。
↓こちらはマーベルのフィギュア。
アディ・グラノフさんのアートを
そのままフィギュアで再現しようとしたのが
こちら↓
直立したフィギュアが多いのも
アートのキャラクターが勢揃いして
並んだ感じの再現を意識している
からではないかと、柳生さんは
分析されていました。
日本の狭い家屋に揃えて置いても
邪魔にならないように、直立気味に
なるのかも。
↓こちらはX-MEN。
こちらのアートもアディ・グラノフさんが
担当しました。
ARTFX+のマーベルのシリーズあれこれ。
↓ステファノ・カセッリさんのアート
を元にしたスパイダーマンやヴェノムの
フィギュア。
アートの通りにフィギュアを配置して
並べられますね。
↓こちらは、
デール・キーオンさん画の
ディフェンダーズのARTFX+。
↓こちらは、アディ・グラノフさんの
アートをフィギュア化した
アベンジャーズとサノス。
↓こちらのデッドプールとマイティ・ソーは
コトブキヤの完全オリジナルだそうです。
日本で、1/6スケールのお手頃サイズで
1万2、3千円位の安価な値段で
買えるスタチューのフィギュアを
販売しているのはコトブキヤさん位
だそうです。
サイズも小さい物、大きめの物と
値段の幅も広く、5千円以内で
買えるものもあるのだとか。
スタチューが何か欲しいなという
方は、手始めにコトブキヤで
購入を検討するのがおススメだ
そうです。
あと、コトブキヤの特徴的な
フィギュアのシリーズはこちら↓
美少女シリーズ。
「山下しゅんや」さんという
イラストレーターさんのイラストから
立体化したフィギュア商品です。
美少女フィギュアが昔から得意な
メーカーだった
コトブキヤさんの良さを最大限に活かした
商品だそうです。
その得意分野をアメコミのキャラクターと
上手く絡めて出したのが、このシリーズ。
この手のフィギュアは海外にも
なかなか無い為、海外でも人気のある
フィギュアだそうです。
完全に日本寄りでもなく、
完全にアメリカ寄りでもない。
ちょうどその間の作風を狙っており、
海外でも日本でも受けている商品だそうです。
海外だと、どうしても女性のフィギュアも
可愛いというより怖くなってしまうんですよね・・・
↑この青いサイロックは
コミコン限定版という事もあってか
プレミアムも高い値が付いているそうです。
比較的、新しい商品なら
安く手に入るシリーズだそうです。
古い商品になると大変に高い
プレミア価格が付いてしまっています。
千値練/SEN-TI-NEL
千値練(センチネル)
2009年設立の結構、最近、出たメーカーさん
だそうです。ちょうど今年で10周年。
「一点にかける情熱、変体レベル。」
という事で、このメーカーさんは・・・
↓アイアンマンばっかり出しています。
RE:EDIT(リ:エディット)と言う
ブランドのシリーズです。
どれもこれも異常な出来です。
各所が光りますし、とにかくカッコいい!
18センチほどの高さのオモチャですが
素材がABSというプラスチックや、
(レゴブロックに使用される素材)
ダイキャストという金属などの
複合素材で、ズッシリとした重みが
あり、高級感が感じられるそうです。
2万~3万円ほどと値段も張ります。
国内のオモチャの中でも一番と言って
いいほど動くそうで、
なんと、正座もさせる事が出来、
凡そ人間が取れるポーズは全て
取らせる事が出来てしまうんだとか。
このシリーズは映画ではなく、
原作コミックに登場したアイアンマンの
デザインをフィギュアに起こした物で
アレンジも加わってますが、ほぼ原作の
ニュアンスを押えた作りになっています。
ブリーディング・エッジ ↓
ブリーディング・エッジのアイアンマンは
「アベンジャーズ ヒロイックエイジ」という
2010年頃のコミック版のアイアンマンが
モデルです。
エクストリミス↓
「インヴィンシブル・アイアンマン
エクストリミス」という
2005年~2006年頃のコミックの
アイアンマンがモデルです。
マーベルナウ!RED×GOLD↓
2012年に行われたマーベルの
リニューアル「MarvelNow!」以降に
登場したアイアンマンが「黒」だったのですが、
RE:EDITのシリーズでも、
「Marvel Now!」BLACK×GOLDという
商品名でこのアイアンマンが出ました。↓
でも、アイアンマンと言えば
やっぱ赤でしょ。赤のも欲しいよね。
という事でワンフェスのイベントで
販売されたのが↑のRED×GOLD
のようです。凄く、カッコいいです。
おそらく、「アイアンマン特集」で
新美正志さんが紹介していた
レコーダー451というロボットと
トニースタークの出生の秘密に
まつわるエピソードのアイアンマンは
この頃の物なんじゃないかと思います。
↓シェイプチェンジ
邦訳版のタイトルが、
「インビンシブル・アイアンマン・リブート」
のアイアンマンスーツ。
2015年頃の原作イベント
「シークレットウォーズ」後の世界からの
新シリーズ
「オールニュー・オールディファレント」の
アイアンマンです。
千値練の変態性が更に極まったのがこちら。↓
ウォーマシン。
アイアンパトリオット
アイアンパトリオットは
キャプテンアメリカの盾を持つ事は
ないのですが、開発者の方が
星条旗ボディに持たせたくて付けた
ボーナスアイテムとの事。
ハルクバスター
↑このハルクバスターがヤバいです。
何と、頭部の部分を外すと・・・
中にアイアンマンが搭乗してます。↓
ハルクバスターは中々、
アクションフィギュアにしたとしても
動かすのが難しいのだとか。
でも、千値練のハルクバスターは
驚くほど動きます。
千値練のアイアンマンスーツは、
スーツというより、ロボットとして
カッコいい物が多いそうです。
ロボットのフィギュアを多く製作している
メーカーさんという事で、ロボット感の
カッコよさを引き立たせるのが得意
なメーカーさんなのだそうです。
そのロボットのかっこよさを引き立てる
メーカーの変態性が極まったのがこちら
↓ハウスオブM
2005年頃に描かれた
クロスオーバーイベント「ハウスオブM」。
スカーレット・ウィッチが
改変してしまった世界で、アイアンマンは
どんな事になってしまったのか?
を描いた「アイアンマン:ハウスオブM」の
中に登場するトニースタークのアーマー。
ちょうど、「フラッシュポイント」で
フラッシュが異なる世界線を作ってしまった
時に、その世界線のバットマンは
どんな感じになってしまっていたのか?
を描いた「フラッシュポイント:バットマン」
みたいな奴のアイアンマン版という感じ
でしょうか。
もう、アイアンマンのスーツというより
ガンダムに登場するモビルスーツみたいな
クオリティです。↓
↑この青い方のアーマーは
スタークの父、ハワードが身につける
アーマーです。
なんと、この世界線のハワードは
トニースタークを
殺そうとしてきます。
そしてRE:EDITの開発担当の人が
アレンジしまくって、
ガンダムっぽくしちゃったフィギュアなのかな?
と思ってたりすると・・・実は、
原作コミックの改変世界アイアンマンも
ちゃんと日本のロボットアニメのような
デザインのスーツで親子対決しています。
そのバトルの様子を
フィギュアで完全再現出来てしまいます。↓
2体揃えれば、
このポーズを取らせて部屋に
飾っておけるわけですね。
これをフィギュアにしてしまおうと
いう所が、もう・・・変態的。
邦訳もされてないのに日本のメーカーが
こんな作品に目を付けて
商品化しようと考えるなんて・・・
凄いです。
このRE:EDITシリーズの
良い所はアイアンマン3に出てきたような
ホールオブアーマーという
アイアンマンスーツの格納庫が
オプションパーツとして
付いてくる所だそうです。
それを連結してコレクションを
並べて飾っておく事が出来るそうです。
そして、千値練といえば!
柳沢さんが企画したという、こちら↓!
グウェン・プールのフィギュア。
「AMAKUNI」というフィギュアメーカーと
「千値練」共同で作成したフィギュア。
斉藤さんに、「一番、こだわった点は?」
と質問されて柳沢さんは、
「グリヒルさんが描いたコミックの
グウェンプールの絵のキュートさを
いかに完全再現するかに拘りました。」
と答えていらっしゃいました。
なかなか、可愛いグウェンプールの
フィギュアが・・・無い・・・
みたいなんですよね。
あと、このフィギュアの大事な点。
ちゃんとモードックが
グウェンプールの刀に刺さっています。
柳生さんがこのフィギュアの
このモードックの所こそが、
ここが大事な所なんだと、
力説しておられました。
何と、柳生さんは、この商品の
試作品を見に行かれていたそうです。
柳沢さんの話によると、
柳生さんはこのモードックに
異常な執着を見せていたそうです。
モードックは、外して、
置いておけるそうです。↑
可愛いですね。
以上で、柳生玄十郎さんによる、
日本のメーカーのアメトイの紹介は
全て終了いたしました。
物凄い数のアメトイがあったんですね。
正直、砂糖は、こんなにクリエイティブな
世界がフィギュアにはあったのかと
心底、驚かされました。
これからは、
書店だけじゃなくオモチャ売場に行って
いろいろ覗いて楽しみたいと思います。
大変な勉強になりました。
エンディング
ホビージャパン柳沢さんから
最後にホビージャパンの
柳沢さんから、アメトイ弱者の
僕たちにアドバイスがありました。
今回、プレゼンで教わった通り
日本のフィギュアは特にそうなんですが、
製作期間が長くかかる為、
予約が必須なんだそうです。
そして、余裕を持って予約を入れるには
常に最新情報を仕入れておく事が
重要なんだと、再度教えてくれました。
そこで、斉藤さんがいい感じに
柳沢さんに問いかけてくれました。
「でも、そんな最新情報なんて
どうやって手に入れればいいんですかぁ?」
すると柳沢さんは、こんな物をスッと
出して見せてくれたのです。↓
ホビージャパン。
様々なホビーの最新情報が入っているので
是非、買って読んで頂きたいとの事でした。
早速、MAFEXのアクアマンのメラの
フィギュアの情報が掲載されている事を
発見する柳生さん。↓
2020年の7月、来年に発売の情報が
半年前の今、手に入っちゃう!
でも、価格の事が気になりますよね。
また斉藤さんは
柳沢さんに質問してくれました。
「でも、こんなに綺麗な装丁で
中身もカラーで分厚いから結構、
高いと思うんですよねぇ。
絶対、高いっす。買わない僕。」
すると、柳沢さんは明かしてくれました。
「それがですね!何と!1200円なんです!」
安い!そんな内容の濃さで
そんな値段だったなんて!
更に、今月号は付録つきです。
100ページもする
「ガンダムモビルスーツ図鑑」が
付いてきます!
「ぜひ、ご覧頂いて購入してもらえたらと
思います。」と言って、宣伝を兼ねたアドバイスを
して下さいました。
2019年12月号↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B319%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%B7/dp/B07Y9D3XQ7/ref=sr_1_1?creative=6339&keywords=%E6%9C%88%E5%88%8A%E3%83%9B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B32019%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%B7&linkCode=ure&qid=1573319273&sr=8-1
今年で「ホビージャパン」も
創刊50周年を迎えたそうです。
柳生さんほどのアメトイ好きで
詳しい人でも予約をしくじる事が
多いのだとか。
「あぁ、こんなフィギュアが出てるんだな
でもまた後日買えばいいか」
と思って翌日見たら予約が終了してたとか。
そんな失敗をしない為にも
雑誌でチェックを怠らないように
したい所ですね。
しゃべんじゃーずアッセンブル!
大変、長いプレゼンで
1時間くらい予定を押して
今回、最長の時間、
2時間30分くらいに及びました。
新美さんが予定が入っていた為、
柳生さんのプレゼンの最中に
途中で退場したりもしました。
最後は、
しゃべんじゃーずの皆さんの
告知をして、最後は締めくくりの
「しゃべんじゃーずアッセンブル!」
のかけ声をして
しゃべんじゃーずアメトイ特集が終了
しました。
今回も大盛り上がり。
とても面白くて勉強になりました。
ジャンケンプレゼント大会
更に、今回は会場の皆さんに
ジャンケン大会でプレゼントが
ありました。
ポスターと、マテル社製の
ジャスティスリーグ3パック、
ホビージャパン本誌、
そして、柳生さんから
ウィップラッシュのキーホルダーが
プレゼント。
花澤さんと客席の皆さんでジャンケンして
勝った人がもらっていきました。
記念撮影
恒例の記念撮影。
会場の皆さんとも撮影したりも
しました。
懇親会で事件勃発
イベントの後、
会場のお店の終了時間は
過ぎていたのですが、好意で少し
延長時間を頂き、懇親会がありました。
来場したお客さんどうしや
しゃべんじゃーずの方達とお話して
交流したり、メンバーの私物である
アメトイを触って
遊んだりする時間がありました。
そこで、
斉藤さんとホビージャパン柳沢さんとで
花澤さんの私物のホットトイズの
アイアンマンで遊んでいたのですが
手のひらのリパルサービームを
光らせようと、いろいろいじって
いた所・・・
アイアンマンの手が・・・
取れてしまいました。
花澤さんから
弁償代を請求されてしまう斉藤さん。↑
多分、直せたと思うんですが・・・
面白ハプニングに遭遇してしまいました。
という感じで、
砂糖のしゃべんじゃーずアメトイ特集の
リポートは以上です。
帰宅後、調べてみた感想
イベント当日、話を聞いただけでも
面白かったんですが、
帰宅後、改めて調べてみたら
分かった事などもあり、とても面白かったです。
NECAの実物大フィギュアが
デッドプールだけじゃなかった事とか、
スクエアエニックスの
ヴァリアントプレイアーツ改の
フィギュアの写真はスライド越しだと
気づきにくかったんですが、
ディティールが・・・メチャクチャ
カッコいい!
山下しゅんやさんのデザインした
フィギュアも本当に可愛くて魅力的
です。
自宅で検索して改めてマジマジと
見たフィギュア画像は凄いと思えたし
面白いと感じました。
ネトフリ「僕らを作ったオモチャたち」
あと、今回、アメトイを
勉強して、日本とアメリカの
オモチャメーカーとコミック社の関係が
いまいちよく分かってなかったんですが
だいぶ、理解できたように思います。
そんな砂糖は
しゃべんじゃーずのアメトイ特集に
行ってから見た、ネットフリックスの
「ボクらを作ったオモチャたち」
が物凄く面白かったです。
もし、このイベントに参加された方、
このブログをここまで読んで下さった方は
ぜひ、この動画、見る事をおススメします。
トランスフォーマーの回とか
本当に面白かったです。
砂糖のレポートは以上です。
ここまで長々と書いて来ましたが、
もし、全部、目を通して下さった方が
いたら、本当にありがとうございました。
何かの参考にして頂けたら幸いです。
しゃべんじゃーず#42「ジョーカー特集」
しゃべんじゃーず#42「ジョーカー特集」
行ってきました。
公式動画はこちらです。↓
前編https://www.youtube.com/watch?v=LOumWu6sW8w&t=29
中編https://youtu.be/PmIZ_lC41jo
後編https://youtu.be/bsdvZovSZ7Q
今回も沢山、勉強になりました!
DCコミックは「シャザム!」しか
読んだ事が無いので、自分にとって
DCを嗜む良い入口にしたいと思っています。
先ずは柳生先生、お勧めの
「ホワイトナイト」を読まねば!
ショーン・マーフィの絵がメチャクチャかっこいい!
読むぞ!
今回、イベントが始まる前に、
しゃべんじゃーずTシャツの物販が
ありました。
花澤さんがお会計して、
新美さんが混乱気味になりながらも
在庫や売上げのメモをして、
柳生先生が中野ロポットロボットの袋に
Tシャツを入れてくれるという流れで。
私も一着、購入させて頂きました。
今回、斉藤さんが遅刻!
ちょっと寂しいですが3人でスタートです。
「しゃべんじゃーずアッセンブル~!!」
のかけ声の後、グラスを持って乾杯して・・・
新美さんのプレゼンからスタートしました。
まずは新美さんの人物相関図コーナー
今回は、ジョーカーを中心に
彼をとりまくヴィランの相関図を紹介して下さいました。
まずは、ベイン。
アーカムアサイラムという精神病院から
大勢の精神異常犯罪者達を脱獄させ、その混乱に乗じて
バットマンの背骨を折り、倒したヴィランとして有名。
この混乱の際にジョーカーも脱獄しました。
ミスターフリーズ。
凍らす人。
映画ではシュワルツェネッガーが演じていました。
Mr.フリーズは
ジョーカーが先ほどのアーカムアサイラムに入っている間に
ジョーカーの組織を乗っ取ってしまいます。
その後、その件でジョーカーの報復にあい、
殺されてしまいます。その後、すぐに復活するんですが・・・
その時の殺し文句というか、捨て台詞が
「この二流のキャプテン・コールドが!」
キャプテン・コールドは
フラッシュに登場するヴィランだそうです。
ジョーカーにとって氷のヴィラン中、
一番、強いのはキャプテン・コールドで、
ミスターフリーズなんぞは二流だと、
言ってしまったという事です。
トゥーフェイス。
顔半々でコインの人
トゥーフェイスとジョーカーも
よく組むらしいんですが、
やっぱり、ジョーカー、裏切って
トゥーフェイスを殺してしまうそうです。
銃で撃たれ、崖から落ちてしまうんですが、
どういう訳か、この5コマ位後に
すぐにトゥーフェイスは登場するそうです。
よくこんな感じでジョーカーは
ヴィラン同士で組んでは裏切って
すぐ殺してしまったりするそうです。
ペンギン。
ペンギンみたいな人(笑)
ペンギンとジョーカーもよく組むそうです。
ジョーカーの次位、二番手といった
ポジションのヴィランだそうです。
二人は大の仲良し。
見て下さい。この仲良く脱獄する二人の可愛さ。
このトンズラ~って感じの絵の
可愛らしさ。
新美さんはこういう絵をチョイスしてくるから
大好きです。
更に、ペンギンが死んでしまった時、
ジョーカーはガチで泣いて悲しむそうです。
皮肉でもジョークでもなく。
その様子を見てバットマンからは
慰められてもらったりもしてしまうそうです。
結局、死んだと言うのはペンギンのフェイク
だったりするんですが。
この後、教会で実は司祭に化けていたと言って
ペンギンが正体を明かすそうです。
すると、今度はその場に居た別の人物が
正体を現して、ジョーカーだった事を
明かすという一幕があるのだとか。
これにはペンギンも
ビックリしてしましったそうです。
いいコンビですね。
「お前だったか」「驚いたぞ。」
暇を持て余したヴィラン達の遊び。
次はリドラー
パズル好きの派手な人。
なぞなぞに絡んだ犯罪をするのが特徴のヴィラン。
ジム・キャリーが演じていました。
彼もよくジョーカーと組むそうです。
組むと言うか、助けを求めに行くそうです。
ジョーカーに奥さんを殺されているにも
関わらず・・・。
ジョーカーに助けを求めにくる
リドラー。↑
この場にはペンギンも居ます。
一番、上のコマの一番左端。
↑こちらは最近のシリーズ「リバース・シリーズ」
の中の1シーン。
ジョーカーの所に行って、
「俺と組まないか?」と持ちかけているリドラー。
ところが「は?お前、何?誰?」と
ジョーカーに撃たれてしまいます。
リドラーにとってジョーカーが
一番の難しい、なぞなぞだったかもしれないですね。
この後、すぐにバットマンがかけつけ、
リドラーは助かるそうです。
この一件があって、この後、
リドラーはジョーカーとの全面戦争を決意。
バットマンの中でヴィラン同士の
二大紛争が始まるそうです。
二つの派閥に別れ、
争いあうことになります。
リドラーがボスっていうのが
少し大丈夫なのか・・・って感じが
否めないようなのですが。
ジョーカー側には
リドラーのデスストロークと対照的に
デッドショットが居たりします。
バカにされてたのにミスターフリーズは
ジョーカーに付いてるんですね・・・。
デザインは昔のこの↑
ピエロっぽいバージョンと
映画版で見られるような
ホットパンツにツインテールのバージョンと
今は二分しているそうです。
New52の2008年位から今のデザインに
なったそうです。
(動画からの補足)↓
2011年「New52」(↑画像左)は、ノースリーブトップ
ショートパンツ、ブーツ
髪の色は、金髪を半分赤、半分黒に染めています。
2016年「DC Rebirth」(画像右↑)は、服装は同じで
服も赤と黒と白で構成されています。
髪の色は金髪に右側をピンク、左側を青に染めています。
いつも仲良く一緒のイメージの二人ですが
ジョーカーは鬱陶しくなって
ハーレイクインをロケットに乗せて
宇宙に発射してしまいます。
ハーレイ・クインは怒って
機械を壊しロケットを不時着させ
大怪我するのですが、
その時助けてくれたのが彼女、
ポイズン・アイビー。
「これを見た
斉藤さんの反応を見たかったな」
と言う新美さん。
「好き!」
って食い気味に言ってたと私も思います。
アルフォンスミュシャのように
洗練された太くて綺麗な線で描かれた
イラストですね。
学級委員長的なキャラクターなのだとか。
新美さんもバットマンに登場する
女性のキャラの中で一番、好きだそうです。
背中に何も付けてない時があるそうです。
花澤さんに、
「ニヤニヤしながら喋んのやめて下さいよ。」
と注意されてました。
ニヤニヤ・・しますね・・・コレは。
会場の皆さんもニヤニヤしてました。
そして、その後ハーレイ・クインは
復讐の為にジョーカーを倒そうと
戦います。
ジョーカーより運動神経のいいハーレイ・クインは
ジョーカーを倒せます。
本気で殺そうとジョーカーを追い詰めます。
ジョーカーは片手で
自分を支えなくては
落ちて死ぬ。という状態に追い詰められます。↓
ここでジョーカーの一言・・・
「謝ったら、許してくれる?」
で、この通り仲直り。↑
すぐさっきまで殺そうと思ってたのに
パッと抱き合ってしまう二人。
・・・て所が二人らしいですね。
全く共感出来ないです。
常人では無いので。
↓次は「レックス・ルーサー」
ジョーカーと絡むヴィランは
バットマンのヴィランだけでは
無いそうです。
スーパーマンの宿敵、レックス・ルーサー。
他のヴィランと同じく
ジョーカーと仲良くなったり
反目しあったりするそうです。
ジョーカーが率いる
ヴィランチームに一人、
レックスルーサーが反発して責められています。
ジョーカーの隣には
シネストロとゴリラ・グロッド。
DCでクロスオーバーがあった時は
ジョーカーとレックス・ルーサーは
DCヴィラン両巨頭として、
テンションあがる組み合わせで、
よく絡んだりするそうです。
更に、DC内だけにとどまらす、
マーベルのヴィランとも絡んだりします。
カーネイジ。
「スパイダーマンvsバットマン」
などで、ジョーカーと絡む事が
あるそうです。
何と、カーネイジは
ジョーカーの事を「あんな凄い人居ない」
と、尊敬しているのだそうです。
ジョーカーには頭の中に
チップが埋め込まれており、
マッドな考えが持てない状態
だった時があり、
捕らえられていたのですが、
そこをカーネイジが助け、チップを
破壊してしまいます。
ジョーカーが元に戻った瞬間、
通常営業が始まり、狂い始めます。
カーネイジがやりたい事は
虐殺。
ところが、ジョーカーは別に
虐殺がしたい訳ではありません。
ジョーカーはあくまで
カオスを求めているだけ。
この考え方、音楽的方向性の
違いにより、殺し合いを
始めてしまいます。
ジョーカーは只の人であり、
常人でしかありません。なのに、
カーネイジこと、シンビオート
という宇宙生物は彼を倒せませんでした。
さすが、百戦錬磨のスーパーヴィラン
ジョーカー。
柳生さんの一言、
カーネイジこと「クレタス・キャサディ」は
何ならジョーカーをモデルにしてるのでは
ないかと言う位、似ているとの指摘もありました。
髪も突飛な赤だったりするし、
アゴも異様に尖っているし。
と言うわけでマーベル世界の
ヴィランとも絡むジョーカーでした。
以上で新美正志さんによる、
ジョーカーのヴィラン人物相関図紹介でした!!
今回も面白かったです。
マーベルとも絡んだりしていたとは!
知らなかったです。
お次は柳生玄十郎さんの
ジョーカーのプレゼン。
今回も詳しく、面白いエピソード満載でした!
「狂気千万、凶器乱舞、その男の名は」格好いいタイトルで始まります。
世界で一番、有名で人気のある
ヴィランは間違いなくジョーカー。
下手したらヒーローよりも
人気があるかもしれません。
まずは、オリジンから語ってくださいました。
ジョーカーのオリジンは
一杯あるそうです。その中から
代表的な物を3つ御紹介。
一番、最初のオリジンはこちら。
この「レッドフード」というフードを被った
キャラクターとして登場しました。
意外!最初、こんなだったの?
このレッドフードの中に入っている人は
ギャングだったんですが、悪い事してて
バットマンに追い詰められます。
「エース・ケミカル」という
薬品会社の工場に逃げ込んだ
レッドフードは、逃げ場が無くなってしまって・・・
↑
大きい薬品が貯蔵してあった樽の中に
飛び込んでしまいます。
そして、↑こんな凄い色の薬品の中に
浸かってしまったせいで
顔は漂白され、真っ白に、
髪の毛も緑色に変色してしまって、
頭もおかしくなってしまいます。
通常、この薬品は有毒廃棄物な為、
浸かってしまうと
人は死んでしまうのですが、
何故、命は助かったのかというと、
この赤いマスクを被っていたから。
そして、赤いフードを取った瞬間、
変わり果てた自分の姿にショックを受け、
気が狂ってしまいました。
更に、たまたま、この瞬間、
近くにジョーカーのトランプが
落ちていた為それを見た男は
鏡に映る自分の姿と絵柄が似ていた為、
「俺はジョーカーだ!」と思い込み
そう名乗るようになったという事です。
何と、このオリジン、
ジョーカーが登場した1940年から
(バットマン第1話 1940年4月)
10年後に描かれたストーリーだそうです。
(デテクティブコミック168話 1951年2月)
それまでジョーカーのオリジンは
全く無かったそうです。
このオリジンを再解釈した作品があります。
あの「シン・シティ」「ウォッチメン」の
アラン・ムーアさん原作の有名なタイトル
「キリング・ジョーク」
ジョーカーの作品では一番、
有名とされているそうです。
ジョーカーがカメラを構えている
カバーで有名な。
その中で描かれているオリジンがこちら↓
↑彼は薬品工場で働いていた一社員でした。
でも、奥さんが妊娠して、
お金が必要という事になります。
こんな安月給の仕事は続けていられないと
会社を辞め、コメディアンになろうと
決意します。(何で?!)
でも、芸人になっても全くうけません。
芸人なめんなと。
そうそう上手く行く筈ありません。
柳生さんも新美さんも
「これは強く言えます。」と
力強く言い切りました。
奥さんに彼は
「ダメだ全然、上手く行かない。」
と泣きつきます。ダサいですね。
優しい奥さんは
「私を一杯、笑わせてくれるんだから大丈夫よ。」
と慰めてくれます。
でも、それでは済みません。
彼は、ギャングに誘われ、
自分の会社に強盗に入って、
お金を盗んでしまおうという
計画に乗ってしまいます。
そして、ギャングの一味から、
この赤いフードを被って
強盗に入らないかと持ちかけられます。
「お前がリーダーだから。」
これも計画が失敗した時に
犠牲にしようというギャングの
策略でした。
「彼がリーダーで我々は従ってただけだ」
と言って尻尾を切るように
逃げる算段だったのです。
と言う事でレッドフードのマスクを
渡されます。
ロブスターの尻尾と
フードだけが赤いというのが
象徴的表現で面白いですし、
カッコいいですね。
シンドラーのリストとか
天国と地獄みたい。
工場の薬品を盗み、
それを売り捌こうという算段を
海老を食べながら3人で
話していると・・・
警察がお店に訪れます。
3人の悪だくみを知って来た訳では
ありません。
「彼」の奥さんの件で来たのです。
奥さんが新しい哺乳瓶をストーブで
暖めていたら感電してしまって
死んでしまったのです。
警察は奥さんの死を知らせに来たのです。
ギャング2人はそれを横で聞いても
「大変だったな」程度の事しか言いません。
「それはそれとして、今晩の計画は実行するからな。」
でも俺、奥さんが死んじゃって・・・みたいな事を
言っても、
「お金があったら、葬式出してやれるだろ。」
と言い捨てられ釘だけ刺されて放っておかれます。
「彼」からしたら、
もはや計画を実行する事自体
意味がありません。
絶望してそれ所じゃないのですが
ギャングに逆らえないので
計画の実行は止められません。
一番右下のコマ、
このクロスした手と伸ばす意味が
あるのか分からない指は
彼の絶望している姿を描いています。
そして3人は工場の現場に訪れ、
手はず通り、彼は赤いフードを被せられます。
丁度、真ん中のコマは
彼のフードを通して見える視界です。
いざ、盗みに入ろうとしたら、
警察にバレていて、3人は見つかり、
いきなり銃撃戦が
始まってしまいます。
そして、その銃撃戦の末に
二人のギャングはそのままやられてしまいます。
レッドフードの方は逃げようとしますが、
例のあの赤い視界で見えづらい状態です。
この視界のせいでどんどん
工場の奥の方へ迷い込んでいってしまいます。
そこへ現れたのがバットマン。
そっちへ行ってはいけない!!
危険な方へ行こうとするレッドフードを
止めに入ったバットマンだったのですが。
レッドフードの視界には、
バットマンの姿が正義の味方でなく
恐ろしい悪魔のように見えていたので
怖くなって逃げ惑ってしまい・・・
有毒な廃棄物の中に落下。
あとは、結末が一緒。
この時のジョーカーの台詞。
「嫁さんも死んで、子供も死んで、
こんな日に、こんな事になって・・・」
頭を抱えて気が狂ってしまい、
バック一杯の笑い声。
「ハハハハハハハハハハハ」
以上が「キリングジョーク」という
タイトル作品のジョーカーのオリジンでした。
これが最もジョーカーのオリジンとして
引用されるものとして有名だそうです。
もう一つのオリジンの紹介です。↓
「バットマン・コンフィデンシャル」
という作品内のジョーカーの
オリジンストーリーです。
あるバーでジャックという男が
「あぁ、つまらんつまらん。」
と飲みながらぼやいています。
綺麗なバーの店員のお姉さんが
「どうしたの?」
と声をかけます。
彼は自分を証券マンだと自己紹介し、
何をやっても上手く行ってしまい
それが面白くないと言うのです。
「達成感も何も感じないんだ。
こんな世の中、退屈でつまらないよ。」
「そんな事言わないで、
もう少し頑張ってみたら?」
などと言われるのですが、
しかし、彼の本業は何と
強盗だったのです。
ガムのボールの入った
ケースを故意に蹴って割り、
大きな音を立てて目立ち、
警察にわざわざ犯罪が見つかる
ようにして銃撃戦を
始めたりしてしまいます。
こんな自ら失敗を招くような真似を
しても、彼は銃弾が当たりません。
直立不動で立ちながら
「お前ら真っ直ぐ撃つ事も出来ないのか?」
と言って、隠れようともしません。
他の強盗の仲間達は銃が
当たらないよう、頭を下げて伏せたり
隠れようとして慌てふためいているのに。
証券マンという肩書きは嘘でしたが
何をやっても上手く行ってしまう
という事に関しては本当だったのです。
デッドプールのドミノみたいですね。
そこへ、背後のガラスが割れて
違う強盗団の男が放り込まれてきます。
割れたガラス越しに
振り向いて見ると
そこに居たのはバットマン。
強盗を懲らしめているヒーローの姿が。
こいつは面白い。
とほくそ笑むジャック。
普通の警察や警備員など
犯罪者にとっての障害ではなく、
「何か、変な奴がいる!」
という所に喜びます。
強い奴が居るという点ではなく、
変な奴が居る、と言う点に
彼は胸躍らせるのです。
警備員を殺害後、
バットマンへ会いたくなったジャックは
彼に血とニコニコマークの描いた
置手紙を残します。
「お前と出会えわせてくれた事に感謝を」
バットマンからしたら
意味不明ですね。
バットマンには当時、
付き合っている女性が居たのですが
たまたま、運悪くその女性が居る
パーティ会場にジャックが
銃を持って襲ってきます。
そして、たまたま彼はその女性を
人質に取ってしまいます。
ジャックにとっては、
こんな時すら悪運が付いていたの
かもしれません。
手が出せないバットマンが
手をあぐねていると
ナイフで彼女の腹を割き、
バットマンの元に置いて
彼女を放っておけない状態にして、
その隙にジャックは逃亡します。
「俺を追うか?そいつを介抱するか?」
の二択を迫るいかにもジョーカーっぽい
悪意のある深刻な犯行を残し、
去るのですが、そんな時も
ルパン三世ぽいコミカルな走り方で
逃げていきます。
そこへ、「すいません!遅れました!」
斉藤さんが登場しました!
笑いと拍手で迎え入れられなした。
Tシャツはやっぱり、今回の特集に因みジョーカー!
嶋田さんに話しかけられ
「もー、いきなり話しかけないで下さいよー!」
といつもの調子で常連のお客さんと仲良く話す
チンピラ芸人の姿が。
気を取り直して
柳生さんのプレゼンが再開。
先ほどのジャックの
「彼女を救うか?俺を追うか?」
の迫られた二択に対し、何と
バットマンは追う方を選択します!怒り心頭のバットマンでしたが
バットマンは信条に反するので
どれ程の悪人であれ殺しません。
ジャックの口の両はしを
バットラングという
手裏剣のような武器で切り裂き、
「これでいつでも笑ってられるだろ」
と言い捨て去っていきます。
こんな顔にされてしまいながらも
バットマンに付けられた傷を見て
ちょっと嬉しそうなジャック。
実は、この犯罪の成功者ジャックは
他の犯罪者達から妬まれており、
ギャング達に捕まり
ボコボコにされてしまいます。彼が囚われた場所、そこは、
「エース・ケミカル」
件のあの薬品会社の廃工場でした。半殺し状態で吊るされてしまう
ジャック。
これまでのジョーカーのオリジンを
知っているアメコミファンからすれば
「あ~、このあと廃棄物の中に落ち、
ああなるんだな・・・」
と予想しますよね。
ところが!吊るされた鎖が外されて落とされても
薬槽の端を蹴ってジャンプし、
飛び移って落ちません!
飛び移った先の手すりに
つかまっていると、ギャングが
パイプを手に持ち突き落とそうと
乱闘になりますが、
悪運の強さからやっぱり落ちない!もみくちゃになりながら
ギャングの二人でもつれながらも
落下、いよいよ廃棄物の中に
落ちる!と思いきや、
何と、タンクの中は空!しかも
ギャングの男が下敷きになり、無事。
これで、助かったのかな?と
思いきや・・・
瀕死のギャングの男は
残った力を振り絞って、
ジャックを殺そうと
銃を撃ちます。
ところが、その銃弾は
薬槽の上にあるタンクに当たりジャックの上に薬液が
一気に流れこんで来ます。
何度もはずしてからの
「そっちかーい。上かーい。」という展開。
廃棄物の薬品に浸かるのでなく
今回は浴びるという。
この浴びる瞬間、憧れのバットマンが
上に居るのをジャックは見ます。
そして、この時の彼の胸中は
「死にたくない。バットマンに会いたい!」
だったのです。愛?このまま死んだら、あそこに居る
バットマンに会えなくなる。
薬品が傷ついた口の両端に
染付いてしまったジャックの顔は
完全に醜い笑顔のままになってしまい、
その後はこれまでと同じく、
狂気の世界。
廃棄物タンクから這い出た
ジャックは夜空の月の中に
狂気の象徴であるかのような
兎を見ます。
バックには一杯の笑い声
「HAHAHAHAHAHAHA」
髪の色は緑色になり
肌の色は真っ白。
服の色は紫に。
頭もおかしくなってしまいます。
ジョーカーの誕生です。
緑で覆い尽くした画面が
続いた後に、
青紫ばかりが続く画面。
緑のモノローグに
黄色の笑い声という配色も
狂気を感じさせます。
ジャックの台詞も詩的なものが多く
カッコいいアートのような
作品でした。
「キリングジョーク」の
モノクロの世界の中に
赤を映えさせた画面構成と
対照的な表現の作品ですね。
ジョーカーのオリジンに関しては
本人が自分で幾つもあると言っていて
どれが本当かは読者次第という
所も魅力の一つだそうです。
本人が狂っているから
自分でも経歴が
よく分からなくなっている
のかもしれないという所も
ヴィランとして魅力のある所だそうです。
読者に想像の余地を許している
位の解釈に留めていた方が
魅力的かもといった議論が
しゃべんじゃーずさん達の間で
交わされました。
あと、いずれの場合も
バットマンが必ずオリジンに
関わっており、バットマンのせいで
こんなヴィランになってしまった
という点も重要な要素。
だそうです。
壮絶な漫才コンビの結成秘話
みたいな感じもしますね。
これまでは作品内での
ジョーカー誕生譚でしたが、
実は、
原作者、編集者など
出版社側にもジョーカーの誕生秘話が
存在します。
ボブ・ケインと
ビル・フィンガーという作家が
共同でバットマンを作り出して
いたそうです。
二人で、何かいつもバットマンの
悪役はギャングばかりなので
新しいヴィランを創造したい、と
話し合っていました。
そこで、ビル・フィンガーは
ボブ・ケインにある、映画俳優の
写真を見せます。「笑う男」
この映画のコンラート・ファイトという俳優の
写真です。
1928年のサイレント映画。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm9780575
もうジョーカーにしか見えないですね。
この英語のタイトル
「Man Who Laughs」(マンフーラフス)
は、そのままバットマンの
コミックのタイトルとしても
使用されているそうです。
更に、当時、17歳の
新人のコミックアーティスト
ジェリー・ロビンソンが
これを元に作ってはどうかという
アイデアを持ってきます。
トランプのジョーカー。
こうして、ジョーカーの
あのキャラクターは生み出されていったのですが
ボブ・ケインと
ビル・フィンガーと
ジェリー・ロビンソン、
この3人はずーっと、ジョーカーの
版権について争い続けたそうです。
ボブ・ケインは
「俺だけが作った。」と言い張りたい。
ビル・フィンガーは
「俺とボブ、二人で作った」と主張。
ジェリー・ロビンソンは
「俺とボブ、二人で作った」と言いたい。
「3人で作った」とはならず、
主張は平行線のまま和解せず、
3人は亡くなってしまったそうです。
このエピソードも
ジョークのようだし、
結局、誰が創造したのか分からない
という謎を残した
ジョーカーらしいエピソードですね。
オリジンの次はプロフィール。
「バットマン」の第一話で初登場。
バットマン自体は
「デテクティブ・コミック」の中で
登場していたのですが、
その1年後、
「バットマン」単独誌の第一話が
始まりました。その中で
ジョーカーは初登場します。
この頃はまだ、1人のチンピラ程度
だったそうで、この一話で
即退場予定だったそうなのですが。
登場した途端、大人気。
今迄、こんな風貌のキャラクターも
これまで居なかったという事もあり、
狂ったキャラクターというのも
人気が出やすいそうです。
何を考えてるか分からない
ミステリアスさが魅力なのかもしれません。
更に、「笑い」という要素も
新しかったのかもしれません。
人を笑いながら殺すというのも
面白い、と考えられたようです。
結果、80年も人気を保ったまま
今もコミック界に登場し続けている
キャラクターだそうです。
プロフィールを見ていきます。
本名
一杯。
アーサー・フレックは今回、
2019年版の映画で初めて使われた
名前です。
別名は
クラウン・プリンス・オブ・クライム
(犯罪の道化師王子)
能力
狂気。
天才的頭脳。メチャクチャ頭いいそうです。
頭が良過ぎて、無駄遣いをしてしまうほど。
上手く行かせる事も出来るのに
わざと上手く行かない方を選択して
おきながら、うまく切り抜けてしまいます。
知性に余力がありあまってる状態です。
変装の名人。
仕事
犯罪。
趣味
犯罪の計画
好きなもの
バットマン。
嫌いなもの
バットマン・ファミリー
大好きなバットマンを独り占めできないから。
ロビン、バットガール、バットウーマン、
アルフレッド、ゴードン警部
彼らの事がみんな大嫌いです。
バットマンの事が好きすぎて。
ここで斉藤さんが
「違うかもですけど、
おっさんずラブって事ですか?」
と聞くと・・・
少し吟味する間をあけてから
「・・・・おっさんず・・・ラブです。」
と回答する柳生さん。
得意技
爆破。誘拐。落下。
誰かを落とすんじゃなく
自分が落下するのが得意。
カウントしようかと思う位
だいたいいつも落下してる
そうです。そしてだいたい
無事に生きていて、
そのまま逃亡というパターンが
多いそうです。
ティム・バートン版の
映画でも最後に落下して死ぬものの、死んだかどうか
ちょっと分からないようにして
映画は終わりますね。
ジョーカーの武器と道具について↓
笑い
一度ジョーカーが笑い出すと、
周囲の人々の頭が痛くなるほど
150デシベルの大声で笑います。
拡声する機械のような物を
使うのですが。
銃火器
マシンガンや拳銃を使います。
爆弾
誰かを誘拐して捕まえておいて
助けに行くとほぼ、確実に
胸に爆弾が仕掛けられています。
バール
何処からとも無く
よくバールを取り出して
使います。
笑気ガス
最もよく使う道具。
ガスを噴出して
そのまま笑顔の状態で
殺してしまいます。
毒ガス
普通に毒ガスを
使ったりもします。
感電手袋
手袋で握手したりして
感電させてしまったりします。
差し歯
差し歯に薬液を忍ばせていて
それを使って牢屋の
鉄を溶かしてしまい、
脱獄してしまったりします。
落下と同じ回数くらい、
脱獄しています。
ジョーカーは狂人の為、
刑務所でなく、
アーサーアカイラムという
精神病院の為、若干警備が
手薄という所もあるからな
ようです。
わざと休憩しに行く為に
捕まって精神病院に戻ったりも
するそうです。
「ちょっと犯罪計画思いつかないから
アーサーアカイラム行こ。」
と言ったコンビニ感覚で。
酸
酸なども同じく
脱獄などでも使うそうです。
カリスマ性
ジョーカーの部下になると
大概、殺されてしまうのですが、
何故か彼の周りには
何に魅了されてか
「ジョーカー様」と
付き従う大勢の部下が居るそうです。
必ず死ぬにも関わらずです。
鬱憤が溜まってるけど、
何も実現出来ないような人が
集まっているようなイメージと
斉藤さんのコメントもありました。
ひとかどのギャングに
成れるかもしれないと
考えるのかもしれないそうです。
なれないんですけども。
死ぬし。
彼の部下で出世した人は
0人だそうです。
死ぬので。
有能な部下がのし上がって来て
意見を言うようになってくると
「おーお前の言うとおりだな。」
と言って殺してしまうそうです。
ユニークなジョーカーの小道具の紹介
伸びる手
伸びた手を引き寄せて
手錠をかけた相手を
捕らえてしまいます。
ハンマー
ピコピコハンマーみたいに
コミカルに叩いてます。
パンチ銃
パンチが飛び出る銃。
ジョークみたいな
コミカルさが感じられる
可愛い道具や武器を使います。
だいたい死ぬんですけど。
ここからは、
いろんな面白いジョーカーの様々な日常を紹介。
アサイラムの精神病院の
レクリエーションタイムに
屋上で風船を沢山、
膨らませているジョーカー。
警備員は
「何を子供っぽい事してアホか」
と警戒していません。
ところが風船に入れていたのは
空気でなくヘリウムガス。
そのまま、浮力で空中へ飛んで
行ってしまうジョーカー。
「バカめ。あんな大きな的、撃ち落してやる。」
と銃で風船を撃とうとする警備員でしたが
銃はオモチャの銃に
すりかえられており、そのまま
ジョーカーの脱獄を許してしまいます。
下の方のコマで
空から降りてきた精神病患者服の
ジョーカーに普通に新聞を渡してしまう
新聞売りの若者が謎です。
風船の乗り物が出たので、
次は面白い別の乗り物を紹介。↓
ジョーカーモービルという
ジョーカーの愛車。
フロントが怖いジョーカーの顔になってます。
機関車トーマスみたいに
森本レオの声のナレーションで
「ジョーカーは今日もジョーカーを乗せて街を走った・・・」
て映像が頭に浮かびます。
ジョーカーは自分大好きですね。
・・・にしても怖い。
ジョーカーは化学の知識が豊富です。
盗む事もありますが、
自分で毒を作ってしまえます。
2種類のガスの組み合わせ、
まず、ターゲットに
ガスAを撒いて吸わせておき、
大勢の人間が居る中で
ガスAを吸っていた人間だけに
効果が発生する毒ガスBを
作って、ターゲットのみ
殺してしまうという方法。
他の人達は何とも無かったのに
なぜ、被害者だけ死んでしまったんだ?
という毒ガスを作ってしまえる程の
天才です。
ジョーカーは
「何時何分にお前を殺してやる。」
と時間予告をして犯罪を行うそうです。
それまで何ともなかったのに
突然、時間になったら笑い出して
死んでしまうというような事も
出来てしまうそうです。
こちら↑はトゥーフェイスに捕まり、
電気ノコギリで真っ二つにされそうな
ジョーカー。胸の黄色い↑花びらの花飾り。
ここにジョーカーは様々な物を仕込んでいます。
この時はポンプを使って酸を出し、
縛っているロープを溶かして、
脱出しました。
楽屋の控え室のような鏡の前で
化粧をするジョーカー。
鏡に貼ってあるメモに注目。
TODOリストのような事が
書いてあります。
-GET THE DIAMOND(ダイヤをゲット)
-KILL THE BATMAN.(バットマンを殺す)
-ORDER SUSHI(スシを注文)
寿司を注文しています。
ジョーカーは海老が好きなのか、
海老を食べるシーンが多いそうです。
鏡に貼ってあるバットマンの写真と
写真にされたキスマーク。
バットマンへの愛に溢れています。
ハーレイ・クインの写真も。
「I LUV A PUDDING.」
(プリンちゃん大好き)
あと、自分の事を
ピエロと思い込んでいるからか
攫った子供でも普通にあやそうとします。
風船を使ったり人形を使ったり。
ハーレイクインの事には基本的には
興味が無いジョーカーですが
ハーレイクインの為に
誕生日プレゼントのネックレスを強盗し、
お祝いパーティを催した事があります。誕生日ケーキを囲って
みんなでお祝いし、
ハーレイが蝋燭を吹き消した後、パーティに列席した仲間を
銃で皆殺しにしてしまいます。
蝋燭吹き消すテンションなんですかね。
たまたま、背が低くて
銃弾が当たらなかった者だけは
気が晴れたからか、
殺さなかったりもします。
気紛れに恐ろしい事をしてしまう
ジョーカー。
この後、この小人の男は
ジョーカーに忠実な小間使いの
ようになります。
ジョーカーは選挙に出馬していた事もあります。
「俺に投票しろ、さもなくば俺は貴様を殺す!」
有無を言わせぬ二択。
床屋で、剃髪したジョーカー。
真顔で目をキュピーンてさせて一言
「トリートメント、必要だと思う?」
基本的にジョーカーはあんまり
ギャグが面白くはないんですが、
このネタは少し気が利いていたかも
という事で、紹介して下さいました。
ジョーカーが面白くなるのは
基本的にはリアクション芸の時。
自発的に仕掛けてきた笑いは
あまり面白くないそうです。
失敗したり、焦ってるシーンは
笑えるのだとか。
出川さん、ダチョウ倶楽部的な
方だったんですね。ジョーカーは。
劇中でもジョーカーだけしか
笑っていない時が多いのだとか。
殺されるとヤバいから愛想笑いする
時くらいだそうです。
こちらは、どうやったのか手段は
置いておいて遂にジョーカーがバットマンを
捕らえてしまった時のエピソード。
バットマンは鎖で巻かれて逆さ吊りに
されてしまいます。身動き出来ないバットマンに
まずは手始めに
手袋を取ってしまおうとする
ジョーカー。
すると、感電して
電撃を全身に浴びてしまいます。
関節が完全に伸びきったこのポーズ。
素晴らしくいいリアクションです。それならばと次は
ブーツを外そうとするジョーカー。
今度は超音波が発せられ、
またもいい感じに
後ろに吹き飛ぶジョーカー。
ならばならばと、
今度は様々なガジェットが
入っているであろう、ベルト、
こいつを取ってやるぞとボタンを
押して外そうとすると、
その中には爆弾が仕込まれており
またも派手に後方へ
吹き飛ばされるジョーカー。
凄い3段落ちです。
過激なドリフのようだと
斉藤さんは形容していました。
オバちゃんの笑い声付きで
見たい所です。
バットマンは
何一つしてないのに
ボロッボロになってしまった
ジョーカー。
「もういい!
マスクを取って貴様の正体を
明かし、世間にバラしてやる!」
とマスクに手をかけた途端、マントがバッと開き、
バットマンの全身を包み隠し、
繭状態になってしまいます。煙幕が噴出し、その隙に
縛っている鎖から脱して
ジョーカーの前にヌッと
現れ、ジョーカーをワンパンで
倒してしまいます。
次はジョーカーの
ミスディード(悪行)の数々の
紹介です。
まずは薬を使って
笑いながら殺してしまう殺害方法。殺害予告時間に
急に笑い出す犠牲者。
そのまま二人とも↑↓
笑って死んでしまいます。
↓こちらは少し地味なやり方ですが、
道路の中央の白線をペンキで塗り変えて、
暗くて道が分からなくなっている所を
運転手が走る方向を誤らせて事故を
起こそうとする犯行。暗くて周囲の様子が
よく分からなくなっている為、
まんまとジョーカーの策にハマり、
車は崖から落下してしまいます。
ユニークな犯行ですが、犠牲者は普通に
死んでしまいます。
次の犯行はこちら↓ニュースキャスターが
ジョーカーの犯行予告時間を
報道している所を、急に笑いだし
顔が笑った状態で硬直して
真っ青になり、そのまま死んでしまいます。そのまま倒れるキャスターの
背後から現れたジョーカー。
カメラの前で
犯行予告をします。カメラの前で
銃を撃っちゃったりします。
ジョーカーはカメラやテレビに
映ることが大好きだそうです。
次の犯行↓
こちらは郵便局での事件。
切手を使った犯行です。
切手のノリに、毒が混入されており
切手をなめて貼った人はみんな
笑いながら苦しんで死んでしまいます。
何とかして欲しくば
交換条件を飲めと
脅迫の為に無差別に切手に
笑気ガスの毒を仕込んで
ジョーカー。
こちらは↑
ジョーカーが捕まった後なんですが、
捕まえた後も笑気ガスのノリ付き切手の
流通は止められず、犠牲者は出続けてしまった
というページです。
ネズミすら容赦なく笑って死んでしまっています。↑
次の悪行はこちら↓
ある日、
空にジョーカーの顔をした
気球が飛んでいました。
ヘリに乗ったゴードン警部が
威嚇射撃をしろと命じた所、
銃弾が当たってしまいます。
すると、飛行船が破裂!!
中から大量のガラス片が
飛び出して下に居た人々を襲います。
更にそのガラス片の全てに
笑気ガスが付着しており、
傷つけられた人々は笑顔で
死んでしまいます。
ジョーカーによる完全な
無差別大量殺人でした。その様子を舞い落ちるガラス片の中
離れた場所で安全な傘の下で
双眼鏡越しに犯行現場を
見物するジョーカー。
最悪ですね。
↓次の犯行はこちら
ビルに一般人を逆さに吊るし
それを射撃の的にして発砲する
ジョーカー。
そこへ救出に駆けつけるバットマン。
一人一人、吊るされていた人を
助けます。
ですが、最終的にビルを爆発して
全員殺してしまいます。
ジョーカーは愉快そうに爆笑して
眺めています。
最悪ですね。
↓次の悪行はこちら「ラッフィング・フィッシュ」
というタイトルのお話。
ある時、バットマンが
パトロールしていると
漁師がバットマンに
話しかけてきます。
「見てくれ。獲った魚に全部
ジョーカーみたいな
笑い顔が描いてあるんだけども。」
一方、別の場所、別の時刻にジョーカーがある特許事務所に
訪れます。例によって笑いながら。
「魚の顔に俺の顔が付いてるから
アレに特許をくれ。」
と要求してきます。禿げた事務所のオジサンは
「あの~自然物に特許は
付けられないんですよ。
と返答します。
基本的に特許って作った物しか
付けられないですしね。
「そういう事には私、
受付け出来ないんです。」
と言ってジョーカーには
お引取り願ったのですが・・・
やはり、このオジサンは
何も悪くないのに
ジョーカーに笑気ガスでやられ、
死んでしまいます。
この人は先述した、
異なるガスを掛け合わせて
吸った事で死んでしまった
犠牲者です。
↓次は映画監督ジョーカーの悪行です。
ジョーカーは映画監督を
やった事があります。
「デス・オブ・バットマン」
というタイトルでバットマンの死を
題材に映画を撮ろうとしました。
撮影方法は基本、盗撮です。
犯罪者をバットマンが捕まえる所を
撮って、それをドキュメンタリーに
しようとするという方法です。
ですが、タイトルが
「バットマンの死」なので
バットマンは最後、死なないと
いけません。合法的にスポンサーから
お金を貰いつつ、贅沢に
役者も雇って使いつつ、
最終的にバットマンを殺す
所を撮影しようとするんですが
途中で、ジョーカーは
「何か・・・面白くないな」と
不満を漏らします。↓そこで思いつきで急遽、
映画の山場を作ろうという事に
なりました。
それは・・・
ロビンをビルの窓から
突き落としてしまおうという
メチャクチャな発想でした。
そこをバットマンが
救いに来てくれるのですが。
「俺の脚本と違うじゃないか!!」
とカメラマンをどつくジョーカー。
カメラマンも理不尽ですね。
こちらはハーレイクインと
ジョーカーのやり取りについての
エピソードです。↓
ハーレイはいつもバットマンばかり
追いかけるジョーカーに嫉妬してしまい、
バットマンが居なかったら
自分の事を好いてくれるかもしれないと
考えて、ジョーカーのバットマンに
仕掛ける犯行計画書を盗んで
勝手にハーレイだけで実行してしまいます。
計画通りに実行したら成功し、
バットマンを捕らえ、
ピラニアだらけの水槽の上に
逆さ吊りにしたのですが・・・
「私の可愛いプリンちゃん!
あたし上手いことやったでしょ!」と
愛しのジョーカーの元に
駆け寄ると、どつかれてしまいます。
「何、勝手なマネしてんだ!!
俺のバットマンだぞ!!
俺がやらなきゃ意味無いだろが!」
と怒鳴ってキれ、カジキマグロで
ハーレイをぶん殴ってしまいます。勢いで窓を突き破ってしまう
ハーレイ。
絵柄がコミカルなんで
この作風のギャグ漫画だったなら
タンコブ作って
「あいたた。テヘペロ」
チャンチャン。てなりそうですがハーレイは深刻な重傷を負って
立ち上がれない状態になってしまいます。
そんな怪我を負ったハーレイの事など
顧みもせず、ジョーカーは
吊るされたバットマンに駆け寄り、
彼を解放してあげます。
ところが、ジョーカーはここで
はたと心変わりします。
「待てよ。今、ここで俺が
バットマンを殺せばいいんじゃないか?」バットマンを狙って
銃で撃ちますが、
バットマンは身をかわし、
弾丸は背後の水槽に
当たって水槽のガラスが
砕け、中からピラニアが
一杯入った水が溢れ出てきて
しまいます。
こうしてまた、バットマンは
ジョーカーを無事、
やっつける事に成功します。
ハーレイにはひたすら辛く
当たるジョーカー。
ハーレイが可愛そうな
エピソードでした。
↓次のジョーカーの犯行「あ~!いい犯罪計画が思いつかん!」
スランプで苛立っているジョーカー。
一方で、その時、
バットマンと
バットマンファミリーの仲は
とても良好な状態でした。
ロビンやキャットウーマンと仲良く
犯罪を解決している様子が
新聞に掲載されているのを見て
ジョーカーは「これだ!」
と新聞を破きながら
犯行計画を思いつきます。
バットマンやロビンたちを
縛り付けて捕らえ、
キャットウーマンも捕まえて
檻に入れ連れ去ってしまいます。
連れ去ったキャットウーマンを
洗脳装置に縛り付けて
洗脳してしまいます。
「お前は元は悪い奴だろが!
何、いい奴ぶってるんだ!」
と、ヴィランだった頃の
悪いキャットウーマンに
戻してしまうのです。洗脳は成功し、
キャットウーマンは
この時、バットマンと
付き合っていたのにも
関わらず、
バットマンを敵視し、
攻撃してくるように
なってしまいます。
バットマンを独占したい
ジョーカーの仲良くしてる
バットマンファミリーを
引き裂きたくて行った
犯行なのかもしれません。
↓次のジョーカーの悪行
「キリングジョーク」から。
ゴードン警部の
弟夫婦には娘が居ました。
ですが、弟夫婦が事故死した為、
その娘を養女として引き取りました。
「バーバラ・ゴードン」と言います。
何と、別れた「奥さん」の名前も
「バーバラ」といい、
息子も居るんですが、
ゴードンの浮気で別れたため、
この時は「養女」のバーバラと
二人で暮らしている
という状態のようです。
ゴードン警部の邸宅で
二人で仲良く過ごしていると
インターホンがなります。
玄関にバーバラが出ると・・・ジョーカーがそこには居り
いきなりバーバラの腹を
銃で撃ってしまいます。
バーバラは後方に吹っ飛び
ガラスのテーブルを壊し
倒れてしまいます。バーバラに撃たれた弾丸は
腰を貫通して脊椎を損傷し、
彼女を二度と立てない身体に
してしまいます。実は、バーバラは
バットマンのサイドキック、
バットガールとして
活躍していたのですが、
それも出来なく
なってしまったのでした。
車椅子生活を余儀なくされた
バーバラ・ゴードンは、
「オラクル」という
アイデンティティを持ち、
「バーズオブプレイ」という
ヒロインチームの中で
通信係のような役割で活躍します。
今度、映画化される
ハーレイクインが主人公の
同名映画でも彼女は
この「オラクル」として
登場するそうです。
このバーバラの悲惨な件に関し、
バットマンはジョーカーを
ボコボコにして歯を折って
報復してやったりもします。
↓こちらはゴードン警部の元同僚で
2番目の妻、サラ・エッセンのエピソード。
ジョーカーを逮捕すべく
追いかけているサラ。
トランシーバーでゴードンに
連絡を取りながら単独で
ジョーカーが逃げた先を
追い続けていくと・・・
託児所のように
大勢の赤ん坊が集められた
場所に辿りつきます。
人質のように
赤ん坊を盾にしていたジョーカーは
いきなりサラに向かって
抱えていた赤ん坊を放り投げます。
落ちないよう慌てて
抱き上げるサラに向かって
ジョーカーは銃を撃って
殺してしまいます。
この殺人はジョーカーの
犯罪計画にはありませんでした。自分の計画に無い無駄な
殺生をしてしまった事が
納得がいかず、
「俺はこんな殺しは好きじゃない」
といった表情をするジョーカー。
カオスは好きだけど
予定外の事態とはいえ、
弱者に付け込むやり方を取るのは
難問に挑むほうが好きな
ジョーカーにとっては不本意な、
あまり好きではない行為って事
でしょうか。
↓今度は二代目ロビンのエピソード。
バットマンのサイドキック
初代ロビンこと
ディック・グレイソンは
成長してバットマンの元を離れます。
その後、
ジェイソン・トッドという少年が
二代目ロビンとなりました。
彼は自分の事を、みなし子だと
思いながら生きてきました。
ただ、実の母親らしき人物を
見つけられそうになり、
彼は探索を始めます。
そのうちに
3人の女性の候補が
出てきたのですが
1人目は違いました。
2人目を追い、中近東はイランに
ロビンはやってきます。
そこで医療に従事する
女性と出会います。
ロビンはその人こそ
自分の母親に違いないと
確信します。丁度、この時、
中近東ではジョーカーが
ある犯罪計画を立てており、
兵器を使って悪だくみを
企んでいました。
バットマンとロビンで
止めようとするのですが
バットマンファミリーが
大嫌いなジョーカーは
部下を使ってロビンを
はめてやろうと考えます。
ロビンが母親らしき人物を
尾行していると
ジョーカーと一緒に居る所を
目撃してしまいます。
ロビンが二人の近くに
行こうとすると突如、
ジョーカーの部下に
背後から殴られ、
ジョーカーも
バールでロビンを殴り、
ボコボコにします。
気絶してしまう、ロビン。実は、ジョーカー達に
殴られる前、
この医療に従事しているという
母親が薬の倉庫と言っていた
場所があったのですが、
実際に入ってみると、そこは
武器ばかりの倉庫でした。
ロビンが追う母親は
ジョーカーの組織と
グルだったのです。
彼女は医療薬が欲しいあまり
ジョーカーに倉庫を貸し、
協力してたのです。
この後、母親のほうも
捕らえられてしまい、
半殺し状態のロビンと一緒に
柱に縛られて倉庫に
閉じ込められてしまいます。↓二人の傍には時限爆弾が
仕掛けられ、爆弾のタイマーが
残り少ない時間を
カウントしています。
騙されていたのにも関わらず、
ロビンはこの母親だけでも
戒めを解いて逃がそうとします。タイマーの数字が↑
刻一刻と減って行く中
必死で倉庫の出口に向かい、
逃げようとする二人!
タイムアタック!
自由になった母親は
ぼろぼろのロビンを座らせ
「ドアを開けてくるから
ここで待っていて」と告げ
開けようとするのですが!
何と、ドアに
鍵がかかっており出られません!
バットマンも赤いトラックに
乗って駆けつけるのですが
タイマーのリミットは
容赦なく近づいていき、無常にも二人の居た倉庫は
大爆発!!
トラックで駆けつけたバットマンも
間に合いませんでした。
さあ!次回!どうなるか!!大変、珍しいケースなんだそうですが
この後、ジェイソン・トッドが
無事か?駄目だったか?
ファンのみんなに電話投票で
決めましょうという展開になります!
これまで投票で展開を
読者に委ねるという事は
あると言えばあったそうですが、
生死の行方を委ねるというのは
これが始めてだったかもしれない
という事です。
結果、どうなったか?残念ながら死にました・・・。
そもそも何故、
こんな電話投票なんてしたのか?
実は、この二代目ロビン、
メチャクチャ人気が無かった
そうなのです。
ファンは初代の
ディック・グレイソンが
好きだったようで、
バットマンの売上げが
どんどん下がっていって
しまっていたのだそうです。
そこでファンに
二代目のロビンを継続させるか
電話投票でたずねることに
しようという事になったのです。
(因みにロビンは三代目も
居るそうです。)
この二代目ロビンの死は、
スパイダーマンのベン叔父さん
バットマンの両親と同じように
絶対に生き返らないキャラだろう
と言われていたそうです。
・・・復活するんですが。
この件はいつかまた
柳生さん、機会があった時に
お話したいと言って下さいました。
実は、このエピソード、
電話投票でロビンの無事が
望まれていた場合に備えて
生き残ったバージョンの
原稿もあったそうです。
後に、こちらも発表された
そうです。
ファンが殺した
二代目ロビンのお話でした。
アナザーバージョン
という事で、少し変り種の
ジョーカーのご紹介。
こちらは↑「スーパーサンズ」
スーパーマン、バットマンの
息子が出てきて活躍するお話。
この表紙の後ろの方に
ジョーカーの息子が居ます。
緑の髪、白い肌の少年が居ですね。レックス・ルーサーの息子に
虐められているジョーカーJr。
こちらはチャンピオンREDで
DC監修のもと連載していた
「バットマン&ジャスティスリーグ」
(全4巻)
女流作家、手代木史織先生による
ジャスティス・リーグです。
こちらにもジョーカーが登場します。少女コミックのような
テイストで、ヒーローが
美しくてカッコいいです。
イケメンなジョーカー。
狂気をしっかりはらみつつも
女性からも人気が得られそうな
作風ですね。
プレゼンで使用された画像は
英語ですが日本の秋田書店から
出版されてるので、日本語でも
読めます。
↓こちらは40年後の未来のジョーカー
アニメでは
「バットマン・フューチャー」
コミックでは
「バットマン・ビヨンド」
というタイトルの作品だそうです。
この世界ではバットマンこと
ブルース・ウェインは
90歳位の高齢者です。↑ジョーカーも高齢な為、
ロボットに搭乗して
ヴィラン活動を行います。
この赤いマントを広げているのは、
アイアンマンのように機械のスーツを
身にまとって戦うバットマンの
後継者となったヒーローだそうです。
3コマ目でジョーカーはコクピットで
レバーを握り、ロボを操縦していますね。
白髪のブルースウェインと
ジョーカー。高齢者になり、
額が禿げ上がっていても
激しい戦いを繰り広げる二人。
ジョーカーはこんな歳になっても
バールが好きなんですね。
どっちもアルフレッドみたいな
状態で戦います。
バットマンにバールを
取り上げられて腕に刺されてしまう
ジョーカー。
いい年こいて無理するから
お爺ちゃんジョーカーは
心臓発作を起こして倒れてしまいます。
バットマンの
攻撃にやられてではなく
自らの体調不良で倒れてしまうのが
悲しいです。
やはり、バットマンは殺しを
信条として行わないので
このジョーカーの死は
バットマンによるものでは
ありませんでした。
ジョーカーも
引退していたのですが
バットマンがヒーロー活動を
再開すると聞いて
ヴィラン活動を復活させた所も
あったのですが・・・。
ただ・・・この物語の
最後のページを見ると・・・謎の人物がジョーカーの遺体を
持ち出して行きます。
最後に「プリンちゃん。」
という台詞を残して。
これはハーレイ・クインなのでは?
きっと彼女も80歳くらいの高齢者
なはずです。
THE END?
とクエスチョンマークを付けての
ジ・エンドですので、
ひょっとしたらジョーカーは
まだ生きてるのかもしれないですね。
このシリーズも
まだ続いているそうです。
↓こちらは「コンバージェンス」
というシリーズのコミック。「コンバージェンス・ワンダーウーマン」
ジョーカーは吸血鬼になっています。
やる事はいつもと同じ。
大量虐殺だそうです。
↑「バットマン・ダークジョーカー ザ・ワイルド」
というタイトルの作品中のジョーカー。
ここでは、彼は魔術師になっています。
↑エルスワールドと呼ばれる
ヴィクトリア朝時代のゴシックな雰囲気の
世界の中のジョーカーだそうです。
↓バットマンが
グリーンランタンに選ばれた世界のコミック。バットマンのサーチライトが
バットシグナルではなく、
ランタンマークになり、
胸のマークもランタンマーク
になってます。この世界では
グリーンランタンのライバル
「シネストロ」がジョーカーになります。
映画版でも最後、ヴィランに寝返ってしまう
キャラクターですね。
↓「ジョーカーマスク」「マスク」いう映画に登場した
マスクと共演したジョーカーの
コミック。
このコミックでは
マスクになるのはジョーカー。HA!と声を上げると
擬音がそのまま立体化し、
それを武器にジョーカーは
戦います。
ジョーカーと大変
相性が良さそうなマスクですが
こちらのマスクは
映画版と違い、バッチリ
人を殺してしまいます。
↓こちらは「ルーニートゥーンズ」の世界のジョーカー
ワーナーのアニメの世界に入ってきた
ジョーカー。
ダフィ・ダックと共演しています。
最後はギャグ漫画っぽく
バスが突っ込んできて
ジョーカーは
轢かれてしまいます。
ブラックジョークキャラなので
いろんなギャグキャラと
親和性が高いみたいですね。
↓スーパーマンの話の中で
皇帝になったジョーカー。
スーパーマンに登場する
Mr.Mxyzptlk
(ミスター・ミクシィズピトルク)
という五次元人キャラクターが
居るのですが、
彼は神にも等しい力を持っており
何でも出来てしまう為、
よくその能力を悪戯に使ってしまいます。
その力でジョーカーを
宇宙の皇帝にしてしまったというのが
こちらのお話。
「エンペラージョーカー」というお話。
「世界の全てが彼の独擅場に!」
宇宙中がジョーカー色に
染まってしまい、全てがジョーカーな
状態に。彼のやりたい放題です。
1話完結の話ですが、大変に面白い
お話だそうです。
やっぱり、こうやって
犯罪を行っているより、ふざけてる
ジョーカーの方が面白いみたいです。
↓こちらは「アース22」という
異なる世界線で、主義に反し、
遂にバットマンはジョーカーを
首の骨を折って殺してしまった
衝撃のシーン。死んだ時にジョーカーの口から
謎の煙が出ました。
化学知識を生かした
ジョーカーが発明した
毒ガスでしょうか?
この煙を吸ったブルース・ウェインは
何と、ジョーカーになってしまいます!
この煙はジョーカーが死んだ時にしか
発生しないガスで、ブルース・ウェイン
にしか効き目が無いガスなのです。
タイトルは
サイレント映画「笑う男」でも
触れたあの題名。
「Man Who Laughs」(マンフーラフス)
あのタイトルがこの作品に使われます。
このバットマンは完全にヴィランだそう。
・・・で、この世界にはコレとは別で
バットマンもちゃんと出てきます。
ブルース・ウェインのバットマンが。
斉藤さんも「え~!どゆこと~?」
と混乱状態に陥りましたが、
このお話では、全員、
悪のバットマンになった
ジャスティス・リーグが
登場するそうです。
ロビンなどサイドキック達が
全員、フラッシュのような
バットマンになったり、
グリーンランタンのような
バットマンになったりします。
アース22は
笑う男バットマンが悪の支配者と
なった世界で、正義のバットマンが
倒しに行くという話に
なっているそうです。
どういう事か正直、
私もよく分かってないので
邦訳版が3冊くらい
出ているみたいなんで
今度読んでみたいと思います。
シリーズとしては
「バットマン・メタル」
というシリーズだそうです。
もしも、バットマンが
ジョーカーとなり、
悪の帝王だったら?という
お話。
ひたすら面白いそうです。
というか、絵はマジで凄く
冗談抜きでクソカッコいいし、
パラパラ手にとって捲ってみた所、
一大クロスオーバー大作といった
大傑作ぽいので、
少し難しそうですが
絶対、読もうと思います。
↓次は「バットマン・ホワイトナイト」
ジョーカーはいつものように
バットマンに捕まりますが、
少し、いつもと違う挑発の言葉を
ぶつけてしまいます。
バットマンにボコボコに殴られながら
「ゴードン警部を始め、
お前の周りの人々は
全員、不幸な目にあっている。
本物のヴィランは貴様じゃないのか?
バットマン?!」
ジョーカーは薬品工場に逃げ込み
そこで捕まったのですが、
先ほどの挑発的なジョーカーの
言葉が、何か認めたくないものの
一理ある側面を何処か突かれて
刺さってしまったのでしょうか、
傍にあった向精神薬の薬を
ジョーカーの口の中に大量に
ぶち込んで無理やり
飲み込ませ、窒息させてしまいます。
この薬を飲んだ事で
ジョーカーにどんな効果を
もたらしたのか?
なんと狂人ジョーカーを
正常な男にしてしまいます。
天才的頭脳はそのままに。
因みに
彼の本名はこの世界では
「ジャック・ネイピア」
と言います。正常な状態で天才的頭脳を使用し
大量の書物がある部屋に篭り
一晩で法律の事をマスターして
しまった、元ジョーカーこと
ジャック・ネイピア。彼は正常な精神状態で
バットマンの正義の行いと
称した違法行為を告訴すると
数々の学んだ法律用語を
駆使して法廷で戦う決意を
話します。
知能が恐ろしく高い事を
知っているゴードン警部は
戦慄します。しかも、彼はその後、
議員になり、政界に乗り出します。
法に則って
正常な思考で
これまでの通常営業で
正義のヒーロー活動は
違法であると訴えて
攻撃してくるジョーカー。
これまでバットマンを
ヒーローとして応援していた
読者に疑問を投げかけてくる
ストーリーです。この後、更に、
ジャックネイピアは
格闘術を学んで強くなり
格闘技でバットマンに
戦いを挑んだ結果、
何とバットマンを倒して
しまいます!!記念すべきジョーカーが
バットマンを倒してしまった
コミックの1コマ。
ジョーカーは
正常になる事ではじめて
バットマンを倒せてしまったのです。
しかし、彼は
「自分は正常な状態で
バットマンに会いたかった。
だが、いざ実際に会ってみたら
何故、こんな事に
なってしまったんだ。」
と言って倒してしまった
バットマンを前に一人、
顔を覆って嘆きます。
この後が更に面白くなるそうで、
いろいろなバージョンのジョーカーが
登場するコミックに目を通した
柳生先生が、これが一番、面白かった!
とおっしゃっていました。
これは邦訳版が出ていますので
買って読むしかないですね。
「バットマン・ホワイトナイト」
↓お次のジョーカーエピソードはこちら雷鳴が轟く中、
子供が怯えている横で
何やら自分の狂気の世界に
陶酔している様子のジョーカーが居ます。
攫った子供を救うべく
アジトにやってきたゴードン警部。
部屋の入口の影から
様子を伺うと、身動き出来ない
状態にした子供に銃を構える
ジョーカーらしき人物の影が。
「HUHUHUHU」
人影からも
笑い声も漏れ聞こえてきます。
子供を救うべく飛び出して
発砲するゴードン警部。しかし・・・銃を構えているように
見えた人影の正体は
コートを着せられていたので
分からなかったのですが、
椅子の上に立った状態で
足を縛られ身動き出来なく
された女の子でした。
銃も構えた状態で動けなくされ
口にもテープが貼られていた為
うめき声が笑い声のように
聞こえていただけだったのです。
罪の無い子供を
射殺してしまった
ゴードン警部は慌てて
駆け寄りますが
そこへ背後からジョーカーが
ナイフで襲いかかり
ゴードンの喉を切り裂いて
しまいます。バットマンも駆けつけたのですが
時既に遅し、惨状を見て
彼が何と叫んだか?「マーサ!!!」
マーサ。この名前はバットマンの
母親の名です。
映画「バットマンvsスーパーマン」
にも登場したあのお母さんの名前。
何と、このバットマンは
トーマス・ウェイン。
正史世界のバットマンこと
ブルース・ウェインの父親です。
どういう事か?
この世界では、
「怪傑ゾロ」の観劇後、
帰宅するウェイン家の3人の前に
現れた犯罪者「ジョー・チル」
が殺したのは
ブルース・ウェインの両親でなく
幼き日のブルース・ウェインの
方だったという事なのです。
この世界は
トーマス・ウェインと
マーサ・ウェインの二人が
生き残った世界だったのです。
実は、これは
「フラッシュ・ポイント」という、
フラッシュが不可抗力で
世界を改変してしまった世界の
お話だったのです。
この後、なんと
マーサは自分の息子を殺した
ジョー・チルをハンマーで
殴り殺します。落ち着いてから
奥さんのマーサはずっと
落ち込み続け暗い顔を
しているので夫のトーマスは
息子の死から早く立ち直って
欲しかったのかもしれないですが
「ずっと暗い顔じゃないか。
少しは笑顔でいたらどうなんだ。」
と言ってしまいます。
女性には今、これ一番
言ってはいけない言葉ですよね。
「ジェシカ・ジョーンズ」や
「キャプテン・マーベル」見た
アメコミ映画や海外ドラマのファンは
こんな事言っちゃダメ!
トーマス・ウェインが
ジョー・チルの死を知らせに
家に戻って来ます。
「ジョー・チルの奴が
殺されたらしいぞ!」
でも自分が犯人の
マーサは「知ってるわ・・・」
とポツリと言い、
振り向くと
その顔は口裂け女状態に!
「あなたがいつも笑ってろ
って言うからそうしてあげたわ。」
ブルース・ウェインの
死をきっかけに気がふれてしまった
マーサ。この口を裂く事で
この世界線でジョーカーと
なってしまうのでした。
このエピソードに関しては
何の救いもありません。
結末もマーサの自殺によって
幕を閉じるそうです。
バットマンの秘密基地
バットケイブに
崖になっている所がありますが
あそこから夫の見ている前で
身を投げて
死んでしまうそうです。(涙)
↓暗い気分を取り直して、ジョーカーのトリビア!
こちらは↓アナーキーというキャラクター
彼は生理学的に見ても
ジョーカーの息子だそうです。
誰との子かは
まだ不明だそうですが
今の所の最有力候補は
「キリングジョーク」の時の
感電死してしまった奥さんの中に
居た子供なのではないか、
とされているそうです。
↓ジョーカーには娘も居ます。「ジョーカーズドーター!」
見た目が完全にジョーカーですが
これれっきとした女性です。
彼女は何と
10代の若者ヒーローチーム
「ティーン・タイタンズ」の
メンバーだそうです。
あのロビンが居るチームですね。
イタズラばかりするので、
みんなからは嫌われている
ようですが・・・
彼女はジョーカーの娘と
名乗ってますが、実際には
違います。
「デュエラ・デント」と言って
トゥーフェイスの娘です。
ただ、
このトゥーフェイスの娘か
どうかも本人が言ってるだけで
本当かどうかは不明だそう。
でもトゥーフェイスが居ると
遠くからでも「マイダーッド!」
呼んで叫んだりするそうです。
「パパー!」て感じでしょうかね。
・・・で、周りから「ノー!」って
突っ込まれるそうです。
頭のおかしい女性なので
デントという苗字も本当か
どうか分かりません。
気が狂っているので、
この後New52の世界では
完全にヴィランになります。
↓最近のジョーカーです。彼は脱獄する為に
顔の皮を剥ぎます。ドール・メイカーという
ヴィランが居るのですが
彼に頼んで、ナイフで
顔の皮を剥がさせます。壁にバチーン!!と剥いだ
顔の皮を貼り付けておくと
そのまま脱獄して逃亡します。
顔の皮が剥いでる状態だと
誰か分からなくなってしまうので
逃亡に有利だったからという
事のようです。
このアーカム・アサイラムに
置いていかれた顔の皮は
ゴッサム市警に保管される事と
なります。
剥いだ後の顔は
包帯で覆った状態だそうです。
この後、New52になった直後
位ですが、これ以降1~2年位、
彼は全く登場しなくなるそうです。
それから再登場した時の
ジョーカーがこちら↓ゴッサム市警に保管されていた
顔の皮を取り戻し、
針金で繋げて貼り付けている
そうです。先ほどのジョーカードーターも
気が狂っているので自ら顔の皮を剥ぎ、
針金で貼り付けているそうです。
登場してからは、
今迄、登場してこなかった分を
取り戻すかのように頻繁に
この姿であらゆるDCヒーローの前に
現れて犯罪行為をさまざまな場所で行う
ようになるそうです。
その後のジョーカーですが
剥いだ顔の皮がくっついてます。
彼はこれまで常人でしたが、
遂にスーパーパワーを手に入れます。
再生能力です。
ゴードンの家にジョーカーが
訪れました。
ジョーカーを撃退すべく
ゴードン警部はジョーカーの胸に
銃を撃ちます。
確かに銃は当たった筈。
ですが・・・
ゴードン警部の背後に
立つジョーカー。
銃で撃たれても再生し、
生きていたのです。
撃たれても死なない
超回復能力を
手に入れていたのです。
これは、ある別のキャラクター
が開発したクラゲの回復能力を
応用して作られた薬の力です。
最悪なヴィランの爆誕です。
↓こちらは、
そんな不死身なジョーカーが
死のパレードを行っています。このパレードが過ぎ去った後には
笑い死んだ人達が大勢
この場に残される事になるのです。
そんな、彼の悪行を止めようとする
人たちが居ます。
バットマンファミリー
そして・・・
ヴィランズ!!
ペンギン、ミスターフリーズ、
ポイズンアイビー、ベイン、
クレイフェイス、キラークロックも。
ヒーローとヴィランが共闘して
ジョーカー軍団全員と
戦うというバトルが
あったそうです。
これまで1人か2人で
共闘するとかはあったそうなんですが、
これほどの大人数で全面対決となる
ような戦いは今迄なかったのだとか。
みんな、ジョーカーのガスを吸わないよう
ガスマスクをつけて戦いに挑みます。
↓いよいよ最後のプレゼンとなるエピソード。
名作中の名作「キリングジョーク」
のラストシーンのエピソードです。
ついにジョーカーを追い詰めた
バットマン。
ここでジョーカーは
自分の行いについて
バットマンについて語ります。
バーバラの下半身を
付随にしたり、
ゴードンも捕まえ、
自分の家に連れて行き、
真っ裸にしてバーバラの裸を見せたり
俺はどんな人間でも
一日で狂気の世界に
転落するのだという事を
証明しようとしたかった。
その事をバットマンに伝えています。
なのに、ゴードンは狂いませんでした。
バットマンは
「お前の目論見は外れ
ゴードンは狂わなかったぞ、
誰もが狂うなんて間違いだ。」
と言います。
ここで、ジョーカーは最後に
ジョークを言います。
「ある精神病院から
二人の異常者が逃げ出した。
あるビルの間にそれほど遠くは無いが
飛び移らなくてはならない間隙があった。
一人は容易く向こうへ
飛び越える事が出来た。
もう一人は落ちる事を恐れ、
飛び移れないでいる。
向こうへ飛び移ったほうは
「大丈夫だ!」と言います。
「俺は懐中電灯を持ってる。
こいつでビルの間の暗がりを
照らしてやるから、お前はそこを
渡って来い!」
残されたほうの男は
「何バカな事を言ってんだ!?
どうせ、俺が渡ろうとしたら
そのライトを消す気だろう?」
このおかしいと思っている点が
おかしいのです。
二人とも狂っているから
この言ってる事のおかしさにも
気づかない。
この逸話を何故、ジョーカーは
話したのか?
この精神病院を抜け出した二人とは
バットマンとョーカーの事だと
言いたかったようなのです。
-----------------------------------------
以下は文脈から読み取れるであろう
解釈です。
そもそも、
バットマンもジョーカーも
二人は最初から気の触れた者どうし。
お前は先に「そっち」に行った。
そんなお前が、俺を正気に戻してやる、
と言っている。
だが、俺は正気になるのが
恐ろしい。だから、渡れない。
バットマンの言っている事も
懐中電灯を照らしているから
正気の世界に戻って来い
と言っているように聞こえる。
そして↑これが
最後のページなのですが、
バットマンはジョーカーの
ジョークを聞いて爆笑するのです。
バットマンは笑うような
キャラクターではありません。
基本、笑顔すらあまり見せる
キャラではないのです。
そんな彼がジョーカーと一緒に
大笑いをするのです。
「EEEEEE」という擬音は
パトカーのサイレンの音です。
その擬音に重ねるように
「HAHAHAHAHA」という
笑い声が響いています。
バットマンはジョーカーの肩に
手を置いて笑っています。
その次のコマには二人の足元が
映り、二人の間に境界線の
ようなラインが走っています。
最後のコマは境界線のラインも
笑い声もサイレン音も消え
雨の波紋だけが広がっています。
この漫画はここで終わり、
結論が分かっていないそうです。
ここでバットマンはジョーカーを
殺したのかどうかが
議論の的になっており、
原作者のアラン・ムーアも
結論は読者に委ねると
しています。
最後、二人の間に走っていた
ラインは懐中電灯の光が
消えたという事なのか。
そのラインの意味するものは
正常と異常を隔てる境界の
事なのか。
どうとも取れるし、
どうとも取る事もできない。
深く考えさせられる
ラストシーンでした。
ページ数は100ページにも
満たぬ4~50ページ程の短編ですが、
今でも名作と呼ばれるそうです。
「キリング・ジョーク」
という作品です。
これも買って読むぞ!
ここで、柳生さんが
ご自身の見解を
述べて下さいました。
ジョーカーとバットマンの
関係性についての考えです。
-------------------------------------------
ジョーカーの興味は
バットマンにしかありません。
バットマンが自分と同じ
狂人である事を
認めさせたい。
その事しか彼には
欲求が無いのです。
バットマンは彼にとって
憧れの人だから。
ジョーカーはバットマンと
同一化したいのです。
そうなる事で自分は一人で
なくなると感じられる。
バットマンが誰か
彼にはどうでも良いのです。
バットマンの正体が
ブルース・ウェインである
事もどうでも良いのです。
それが、異常な犯罪を起こす
衝動の理由になっています。
バットマンが彼を殺した時、
始めてバットマンとジョーカーは
同一の存在になれるのです。
一人じゃなくなるとか、
狂人である事を認めさせたいとか
ジョーカーは自分の願望を
吐露しましたが
彼の願いは自分の居ない
世界でしか叶わないのです。
バットマン無くして、
彼の存在する意味はありません。
そして、バットマンにとっても
ジョーカーの存在は必要です。
だから、バットマンもジョーカーも
互いを殺さないし脱獄しても
何度でも捕まえに行くし、
捕まっても何度でも脱獄します。
彼らは表裏一体の存在であり、
これからも相容れずに平行線のまま
闇に消えていったのです。
--------------------------------------------
↑ジョーカーに
とっての自分とバットマンは
恐らく、このような世界観
なのではとのことでした。
バットマンからは
こんな自分は否定したい所
なんでしょうが。
お前は俺と一緒なんかじゃない!
と否定するものの、
時々、あれ?ってなる時がある。
ここであれ?ってなってる時点で
既に、おかしいのですけども。
というのがコミックを読んでの
柳生さんの
「ジョーカーという存在とは?」
論でした。
私は、この境界線の話を
聞いていて京極夏彦の小説
「魍魎の匣」の最後の一節を
思い出しました。
古本屋の名探偵、京極堂が
魍魎という妖怪について
話すのですが、
魍魎という妖怪は境界の事だと
言います。
人が超えてはいけない
一線の事であり、
その越境はとても魅力的だから
気をつけろよ。
と警告するのです。
以上が柳生玄十郎さんの
ジョーカーのプレゼンでした!!
凄い勉強になった!
面白かったです。
2時間弱近くジョーカーについて喋り、
出し尽くしてくださいました。
↓最後に花澤歩さんの映画の歴代JOKERについてです。これまで映画に登場した
歴代のジョーカーと演じた俳優さんについて
まとめて下さいました!シン・ジョーカーならぬ
2019年の「ジョーカー」公開を見て
そういや、こういうジョーカーも
居たな・・・と何時でも思い出して
共通する所、異なる点など
比較できたらという事でまとめてきてくださいました。
バットマン・オリジナルムービー
(1966年)
テレビドラマシリーズ
「怪鳥人間バットマン」の映画版。
シーザー・ロメロが演じた
ジョーカー。
髭を剃りたくないという事で、
そのまま化粧してるので、
口元が変な感じになっているそうです。
このジョーカーは知らなかったです!バットマン(1989年)
ジャックニコルソンが演じた
ジョーカー。
ジョーカーと言えば
このタイプっていう刷り込みが
強いジョーカーな気がします。
ダークナイト(2008年)
ヒース・レジャーが演じた
ジョーカー。
この風貌のジョーカーは
映画が公開されて以降、
原作でも、そのまんま、
全くおんなじ見た目で
登場する姿が、多く見られるように
なったそうです。
このジョーカーから狂気性が
深まったのではないかと
花澤さんは感じていらっしゃいました。
このイベントの翌日、テレビで
「ダークナイト」が放映されました。スーサイド・スクワット(2016年)
ジャレット・レトが演じました。
この見た目のジョーカーは
あまり、原作では見られないそうです。
ニンジャバットマン(2018年)
一番、この中ではお茶目で
可愛いジョーカーなのではと
花澤さん。
狂気的な感じというより、
ちょっと意地悪な感じの
小学生という感じが魅力的だと
おっしゃっていました。
ジョーカー(2019年)
ホアキン・ラファエル・フェニックスが
演じたジョーカー。
ミドルネームがラファエルだったなんて!
知らなかったです。
一体、どんな映画になっているのか
気になりますね。
他にも、
アニメ版「バットマン」で
ジョーカーの声を
「スターウォーズ」の主人公
ルーク役のマーク・ハミルが
演じていた事や、
ドラマ版「フラッシュ」で
「トリックスター」という
ヴィランが出てくるそう
なんですが、こちらも
マーク・ハミルが演じている
そうなんです。
これが、もう
まんまジョーカーみたいな
キャラクターなんだそうです。
-----------------------------------------
以上で「ジョーカー」特集の
プレゼンが全て終了し、
イベントが締めくくられました。
あと、最後に
映画「ジョーカー」について
ネタバレ無しで
触れてくださったですが、
一応、監督は原作は何も参考にせず
撮影したという風に明言している
ものの・・・
「おやおや?」と意識しているように
見られる所は多々あったらしく、
このジョーカーはコレじゃない?
あの要素から来てるんじゃない?
って所はやはり一杯、あったそうです。
なので、多分、監督は原作を
読んでいるだろう。との事でした。
なんなら、あの監督は
原作のジョーカーがメチャクチャ
好きだろうという事が伺えたようです。
これまでの映画監督の中で
おそらく一番、ジョーカーを
愛している監督ではないかと
仰っていました。
なので、本当に期待して
アメコミ映画として楽しみに
観に行っても良いのではないかとの
事でした。
いろいろ他に、次回予告や
記念撮影、懇親会もありましたが、
そちらは省かせていただきます。
今回、ジョーカーという
一人のキャラクターを通してですが
DCコミックの魅力が
沢山、理解できたように思います。
しゃべんじゃーずの皆さん、
今回も本当に本当に
ありがとうございました!!
「キリング・ジョーク」
「ホワイト・ナイト」
「バットマン・メタル」
この辺りは買い揃えてしまおうかな
と思いました。
以上で、レポートを終わります。
長々と、ここまでお読みくださり、
ありがとうございました。
ヘルボーイ特集のレポートです。
2019年09月05日19時30分
しゃべんじゃーずの
映画『ヘルボーイ』公開直前スペシャルイベント
に行ってまいりました!
すげー前にあった事を今更ご報告です。
すいません。
http://www.hooters.co.jp/news/5767/
場所はHOOTERS新宿西口店。
http://www.hooters.co.jp/shop/shinjuku/
フーターズ・ガールと呼ばれるタンクトップにホットパンツ姿が
眩しい素敵なお姉さんたちに笑顔で接客してもらえる
最高なお店です。
いつもと違う新鮮な場所でしゃべんじゃーずの皆さんの
ヘルボーイに関する面白トークを沢山、聞いてきました。
席に着くとイベントに因んだメニューが!
早速、ヘルボーイバーガーを頼んでみました。
今回は原作コミックのエピソード紹介だけでなく、
そのエピソードが映画本編にも出てくるよ!
という事で該当するシーンの映像もチラ見させて
もらえたりもしました!
以下はしゃべんじゃーずの
皆さんが紹介して下さった
情報です。
すいません、余計かもですが
更に私が帰宅後に調べて知った情報も
加えさせて頂いてます。
しゃべんじゃーずさん達が
教えてくださった事を中心に
そこから更に詳しく知りたくなって
調べて面白いと感じた知識を
加えて記述していたりします。
柳生先生たちが教えてくれる前は
私も殆ど知らなかった事ばかりです。
しゃべんじゃーずの皆さんが
あくまで最初に教えてくださった事を
元に、そこから後追いで
もっと知りたくなった事を
掘り下げて調べました。
という事を強調させて頂きたいと
思います。
で、そういう余計なのは
どうでもいいという方は
このページは閉じ、
公式で詳しい動画も
アップされていますので
こちら↓を観たほうが早いかも。
『しゃべんじゃーず ヘルボーイ特集 後編』
https://www.youtube.com/watch?v=wwQQZ73Lj2o&t=537s
しゃべんじゃーず
ヘルボーイ特集
新美正志さんのプレゼン
ヘルボーイ人物相関図
今回もいろんな登場人物の関係性を
図解で分かりやすく紹介して下さいました。
まずは、こちら!主人公ヘルボーイ!
地獄から召喚されて来た為、
地獄での名前が「アヌン・ウン・ラーマ」
地上での呼び名が「ヘルボーイ」という事だそうです。
この地獄からヘルボーイを
召喚したのは・・・
怪僧「ラスプーチン」ロシアの魔術師です。
ではヘルボーイの育ての親は・・・
トレバー・ブルッテンホルムこと
ブルーム教授。
彼がヘルボーイを育てました。
この教授が属する組織こそB.P.R.D。
彼はそこで長官を務めています。
そのB.P.R.Dに所属する3人の仲間
がこちら。
リズ・シャーマン
ヘルボーイを兄と慕う女性。
体から火を発する事の出来る発火魔です。
エイブ・サピエン。
半魚人。ヘルボーイの親友。
ベン・ダイミョウ
父の名前がマサル。お婆ちゃんの名がユミコ。
日本人です。
ダイミョウ=大名なだけに。
正式に言うとダイミオ。
次のキャラクターは・・・
アリス・モナハン
映画にも登場しますがヘルボーイを恩人と慕う
女の子です。
なぜヘルボーイを恩人と慕い、
行動を共にするようになったのかというと・・・
グルアガッハ。
こちらも映画に登場しますがこの猪の姿をした妖精に誘拐された所を
助けられた事からアリスはヘルボーイを恩人と慕う事になったのです。
一番、右上のギャー!て顔した赤ん坊も赤ちゃんに化けた
グルアガッハ。
ヘルボーイ1巻「縛られた棺」でのエピソードです。
新美さんが強調したい点は
このグルアガッハが可愛い❤という所だそうです。
膝枕してもらって↓頭撫でられてうっとりしちゃったり・・・
いろいろあって凹んじゃったりだとか・・・。
今回の映画で一番、可愛いのだそうです。
その可愛さを是非、実際の映画で見届けましょう。
因みに、映画の元ネタになっている
原作ヘルボーイのイングランド3部作
で作画担当者のダンカン・フィグレドさんも
新美さんと同じくこのグルアガッハが
お気に入りのようで、
ヘルボーイ9巻「百鬼夜行」巻末のインタビューで
以下のようにインタビュアーの問いに
回答しています。(ヘルボーイ9巻「百鬼夜行」より)
Q.
「今回の作品で一番のお気に入りのキャラクターは?
ヘルボーイ以外でお答えください。」
A.
「そりゃもうグルアガッハさ。
あいつはタフで滑稽で哀れなブタ野郎なのさ。」
そりゃもう・・・って
回答の仕方に熱がこもってますね。
当然だろ?って感じが本当にお気に入りなんだな
という事が伺えます。
以上、新美真志さんによる
ヘルボーイの人物相関図解説でした!!
お次はいよいよ
柳生玄十郎さんによる
ヘルボーイのプレゼンです。
○柳生玄十郎さんのプレゼン
ヘルボーイのすべて!
これがヘルボーイだ!
名前:ヘルボーイ
本名:アヌン・ウン・ラーマ
(世界の破壊者、偉大なる獣、頭上に炎の冠を戴く者)
という意味。
所属:超常現象調査防衛局
↓
Bureau for Paranormal Research and Defense
(ビューロー・フォー・パラノーマル・リサーチ&ディフェンス)長い!
出身:地獄
召喚地:イースト・ブロムウィッチ
(イングランド東部の架空の地名)
能力:頑丈で長生き。それ以外何も無し!
ただ、心臓を貫かれても死なない。
それ位、頑丈。
射撃:下手。銃を持ってるのに・・・
撃ってもことごとく外れるそうです。
ヘルボーイの射撃の師匠は
「トーチオブリバティ」という
ミニョーラが生んだ架空のヒーロー。
彼から授かった銃を使用する
ようですが、残念な事に
師匠からは最低な拳銃使い
と認定されているようです。
銃の腕前を聞かれ
「練習中。」と答えるヘルボーイ。
ヘルボーイのオリジン
1944年第二次世界大戦末期。
12月23日 スコットランド沖で
敗色濃厚なナチスドイツ軍が
悪魔を呼び出し、その悪魔の力で
形勢逆転を計ろうとしていました。
首謀者はこの二人の博士。
更にそこに
ロシアの怪僧ラスプーチンが加わり、悪魔召喚の
儀式を行おうとしていました。
召喚の儀式は行ったものの
どういう訳か・・・
何も起こりません。
クラウスはヒトラー総統は
失敗したら絶対に許さないぞ。
と激怒しますが、
ラスプーチンは
「いや、呼び出せてはいる。
召喚に成功はしているが、
ここにではない。」
と返答します。
実は、
この儀式が行われている同時刻
たまたま別の場所、
イースト・ブロムウィッチで
降霊の儀式を行っていたのです。
召喚の儀式の際にナチスは
電気を使用していたのですが
出力レベルを上げすぎてしまい、
召喚地点の焦点が
ぶれてしまいました。
その為、先ほどの
降霊の儀式を行っていた場所に
悪魔は召喚されてしまったのです。
この↓赤い小さな尻尾の生えた
男の子。この子が召喚された
悪魔です。
この悪魔の子供を
見た瞬間、「ヘルボーイ」
と呟いたのが
超常現象調査防衛局のブルッテンホルム博士。
この悪魔の子を見た瞬間、赤ん坊のうちに殺そうと
皆は言いますが
ブルッテンホルム博士は「私に任せてくれ。」と
育ての親となる事を請負い、超常現象調査防衛局の
メンバーで記念撮影をします。
今回、映画の中に全く同じ
場面が出てくるという事で
該当するシーンを公開して下さいました。
Youtube動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=nr4obyOs5fQ
ヘルボーイの召喚地点と母親の秘密
ちなみに、
ヘルボーイの召喚が
イーストプロムヴィッチに
なってしまったのには
ナチの電力供給過多による
焦点のブレ以外に
もう一つ理由がります。
この地には、
ヘルボーイが召喚される
300年近く前に既に
ある因縁があったのです。
この因縁に吸い寄せられる
形でヘルボーイは
現世に顕現する事になった
のでした。
このイーストプロムウィッチでの
降霊の儀式中
霊能者に何かを訴えかけてきた
僧侶と修道女の霊。
これは実はヘルボーイの
異父兄姉です。
ヘルボーイのお母さんは
「サラ・ヒューズ」と言って
悪魔とサバトを行う
ような魔女でした。
彼女は
改心して魔女から足を洗い、
人間の夫との間に子供を
儲けます。
霊能者が霊視した
時に姿を現し、
何かを訴えていた僧侶と修道女は
彼女の息子と娘だったのです。
キリスト教に
改宗して、グレてた頃の非行の
数々を神様に懺悔するサラ。
そして、死後、
昔、一緒に悪い事して遊んでた
頃の悪魔の元彼に連れ戻されないよう
棺を自分の子等に鎖で巻いてもらい、
教会にこもって備えたのですが・・・
相手は魔王アザエル。
神様のご加護も物ともせず
ヘルボーイのお母さんを
地獄に連れ去ってしまいます。
必死で義父からの母親奪還を
止めようとしたのに
一瞬で骨にされて失敗。
その時の
ションボリした気持ちが
残留して漂っていた思念。
それがこの二人の霊の正体でした。
そして、ヘルボーイがまだ
母親のサラ・ヒューズのお腹の中に
居る時に実父のアザエルに
地獄に連れ去られた場所、
このイースト・プロムウィッチの
廃墟の教会が、召喚地となった
という事のようです。
詳細は邦訳された原作コミック
「縛られた棺」「百鬼夜行」
を読めば分かるかと思います。
更に、魔女だった、
このヘルボーイの
お母さんの家系図を辿ると・・・
とんでもないご先祖様との
繋がりが!
ヘルボーイの秘密の血統
以下は「百鬼夜行」のエピソード。
アリスというヒロインと
冒険中、アリスが妖精の罠にはまり、
毒を塗られたナイフで刺され
負傷してしまいます。
そこに、
鳩の使い魔が現れ、
アリスを傷つけた妖精を
追い払ってくれます。
彼女達は人間の姿に変身すると
自分達の御主人様が
治療薬を持っているからと
主人の元へ連れて行ってくれます。
そこは、古めかしい謎のお城。
現れたのは
モーガン・ル・フェイ王女。
アーサー王伝説に出てくる悪名高い
魔女であり妖姫です。
彼女は、
アーサー王の父ウーサーの敵の娘でした。
後にスパイとしてアーサー王の
城内に忍び込んだ際に、
素性を知らないアーサーは
彼女に惚れ、恋に落ちてしまいます。
そして、アーサーとモーガン二人の間に
モードレッドという不義の息子が
生まれてしまうのでした。
そして、息子のモードレッドに
アーサー王に謀反を起こさせ、
カムランの戦いという戦争で
アーサー王とモードレッドは
相討ちとなります。
モードレッドは討たれて死に、
アーサー王は、
この世を去るきっかけとなる程の
深手を負う事となるのです。
そんな悪女のモーガンに、
アリスの治療をしてもらい、
飲み物を振舞われながら
ヘルボーイの血統の秘密が
明かされました。
モードレッドには
カテリンという魔女との
間に3人息子がいました。
そして、全員、
父親の謀反の罪を負わされて
処刑されます。
こうしてアーサー王の
血統ペンドラゴン家の
血筋は途絶えてしまいました。
ここまでは一般的な
数あるバージョンの
伝説の一つのあらまし。
ここからは
ヘルボーイの読者にだけ
明かされる驚くべき真実が・・・!
なんと、モードレッドには
秘密の娘が居たのです。
彼女の子孫は名を変えて
血筋を何代にも渡って残していきます。
魔女としての血筋を・・・。
そして、
その血筋を辿った先に
あったのは、
「サラ・ヒューズ。」
この名前こそ、サバトの夜
魔王アザエルと契りを結んだ
ヘルボーイのお母さんの名前です。
つまり、ヘルボーイは
悪魔と魔女の間に生まれた
魔王の子である一方で、
アーサー王の血筋も同時に持つ、
二つの王族の子孫だった
という事が明かされるのです。
衝撃の事実が明かされた所で
モーガンはヘルボーイに
ある物を見せようと、
とある扉の前へと招きます。
扉を開けると、そこには
見違えるような景色が
広がっていました。
そして、そこには
泉があり、
剣の刺さった岩が浮いていました。
ヘルボーイに
「何となく自分に相応しいのは
銃より剣だと感じてなかったか?」
と問います。
ヘルボーイの射撃の腕前が
下手な事を見透かすかのようです。
この岩に刺さった剣こそ
「エクスかリバー」
アーサー王が携えていた
伝説の聖剣です。
この剣の所有者は
アーサー王の騎士の霊達を
従える事が出来るといいます。
今は、古城の地下や、
各地で眠っている
死せる騎士の軍団を。
モーガンはヘルボーイに
この剣を取って
王位を継承する事を
促します。
そして、
蘇ったブラッドクイーン
こと妖精の女王ニムエが
率いる妖精軍団の
人間界襲撃に
備えるのだと言います。
ニムエは、地上に血と殺戮だけを
求めていると言います。
とは言うものの、
モーガンは別に
人間界の危機を救いたくて
ヘルボーイにエクスカリバーを
握らせたいのではありません。
幽霊である本来の自分の姿を
あらわにしながら本音を告げます。
彼女は単に
息子モードレッドが
果たせなかった王位継承を
子孫であるヘルボーイに
果たして欲しい
というだけだったのです。
アスタロトやアザエル、
モーガンも、みんな
王や大公、お姫様と
偉い人ばかりですが、
みんな自分の都合ばかりで
ヘルボーイに悪の覇者や王になる事を
促してきます。
そんな自分に背負わされた運命に
辟易するヘルボーイ。
ヘルボーイがなりたいのは
王でも支配者でもありません。
ロブスター・ジョンソンのような
正義のスーパーヒーローなのです。
それに、エクスカリバーを抜き
王となって戦う自分の姿を脳裏に
浮かべた時のヘルボーイ自身
の姿は残虐な殺戮の王となった姿でした。
ヘルボーイがなりたいのはこうじゃないのに。
果たして、彼は
剣を抜き、アーサー王の
幽霊の騎士団を率いて
ニムエの妖精軍団と
戦うのか・・・
これも原作9巻「百鬼夜行」を
読むと詳細が確認できます。
ぜひ、ご一読を。
あと、「百鬼夜行」のみだと
ブラッドクイーンことニムエ復活の
くだりまでしか描かれていません。
中途半端な所で終わっているので、
長編の続き、
ヘルボーイvsニムエの
対決の決着を見届けるには
10巻「地獄の花嫁」は短編集ですので
この巻を飛ばして
11巻「疾風怒濤」を購入して読みましょう。
しっかりと結末を見届ける事が出来ます。
でも、
「地獄の花嫁」も短編集として傑作揃いです。
特に後述しますが、
2019年ニール・マーシャル版の
映画「ヘルボーイ」でも出てくる
メキシコの悪墜ちプロレスラーとのバトルが
描かれる短編は、この巻で読めますので
お薦めです。
破滅の右腕の秘密
ヘルボーイには
能力は何も無いと紹介されましたが
彼のゴツくて大きな右腕には秘密があります。
これは「破滅の右腕」と呼ばれ
物語の全ての鍵を握っているそうです。
何かを封印するかのように
大変、固い物で覆われており、
ヘルボーイにとって
最大の武器でもあります。
ですが、この覆っている硬い物は
壊れない訳ではなく、
敵と戦ううちに欠けたりもするのですが、
壊れうる物だそうです。
そして、これが壊れると
とても危険な事になるそうです。
今の所、まだ原作では
壊れてしまう事態には陥ってませんが、
一体それはどんな危険な状態を招くのか?
続編が制作されたら秘密が明かされるかも
しれないそうです。
以下、私こと砂糖が家で
翻訳版の原作を読んで
知ったヘルボーイの右腕の正体
についてです。
ヘルボーイや
B.P.R.D.のメンバーが
戦う魔術師や魔物達が必死で
召喚して利用したがっている
強大な力を持つ存在は、
虚空に封印されている
オグドル・ヤハドという
邪悪な竜神です。
破壊神です。
この破壊神は
「観察者」と呼ばれる
精霊が作り出しました。
この「観察者」は、
天使のような役割を持った
意識体のような存在で、
神様から地球を観察する使命を
負っていたのですが、
どういうわけか、
この「観察者」の一人が
危険な怪物オグドル・ヤハドを
作り出してしまったのです。
生まれたオグドルヤハドは
邪悪な怪物達を
続々と生みました。
この怪物達の名前を
「オグドル・ヘム」といいます。
369匹も居るので、全員倒すまで
ヘルボーイ・ユニバースは
いつまでも続ける事が出来ますね。
この怪物達は地球を荒らし、
観察者達も攻撃してきました。
恐れた観察者達は怪物達を
破壊し、オグドルヤハドは
強大すぎて破壊不可能なので
虚空に封じます。
そして、
「お前、何あんな
危ない物作ってんだよ!」
とオグドルヤハドを
生み出しちゃった、
一人の観察者を
他の観察者達はよってたかって
八つ裂きにしてしまいます。
でも、オグドルヤハドを
召喚し制御出来る
この観察者の右腕だけは
破壊されず、残されました。
(この辺の下りは6巻「人外魔境」の
後半に詳しいです。)
この右腕を何処で
どのように手に入れたのか
不明ですが、
ヘルボーイの父こと
アザエルが、手に入れました。
そして、それを我が子である
ヘルボーイの腕に
移植してしまうのです。
まだ現世に召喚されて
生まれる前に、ヘルボーイに
この移植手術を完了してしまいました。
愛する我が子が
悪魔のエリートとして
立派に育つよう、
地上の生命を全滅させうる
邪竜をコントロール出来る
リモコンを
プレゼントしていたという訳です。
(この辺の下りは13巻「死出三途」に詳しいです。)
ツノはよく折って
俺は悪魔の王子なんてイヤだ!と
否定の表明をするヘルボーイですが
この右腕はなかなか外す訳にもいかず
ヘルボーイにとっても
大きな悩みの種となっています。
ヘルボーイは長生き ナチも長生き
ヘルボーイは
長命な為、
2000年代の現代も
若い姿のまま生き続けてます。
1944年に召喚されてから
60歳以上になっても
筋骨逞しいオッサンの
姿を保っています。
最近、
あの世に行ってしまいますが
・・・死んでるというか
里帰りして自分探しの旅に
出ていると言った方が
しっくり来る感じの状態
のように見えます。
詳細はヘルボーイインヘル
「死出三途」
「誰が為に鐘は鳴る」
を読んでみて下さい。
そして、
彼の降霊、召喚の儀式に
関わったナチスの悪の
科学者達もみんな
冷凍睡眠してたり
魔神と一体化したり
サイボーグ化したり
魂を秘密の場所に
隠していたりなど
いろいろ工夫して、
年を取らない状態です。
ヘルボーイとの
因縁も長い事続いて
いたりします。
といった感じで
ヘルボーイのオリジンは
以上です。
パンケーキ
ここで、ヘルボーイの幼い頃の
可愛いエピソードのご紹介。
ある時、B.P.R.D.の
ノートン・リッカー大将が
ヘルボーイ君(2歳)に
パンケーキを食べることを
薦めます。
ヘルボーイ君は初めて見る
パンケーキが美味しそうにみえません。
食べたくないと拒絶します。
いいから食べてごらんと
すすめられて「あ~~~ん」と
口に入れて食べてみると・・・
意外とこれが美味しかった!
ヘルボーイ君はパンケーキが
大好きに。
お気に入りのオヤツになります。
一方、その頃
地獄の首都「パンデモニウム」では
地獄の悪魔達が絶望の声をあげていました。
悪魔界の皇太子ともいうべき
ヘルボーイが、人間の食べ物を
好きになってしまうなんて!
人間大好きの
「よい子」になってしまった事を
嘆いているのです。
これでは悪魔王として地獄に迎える事は
難しくなってしまいます。
ヘルボーイの伯父さん
アスタロトも他の悪魔達と
一緒にがっかりしています。
それでも、めげずに
アスタロトは何とかヘルボーイを
影から見守り、悪墜ちの道へ
引きずり込もうとしてきます。
原作では
ヘルボーイの悪の王への
成長を促そうと裏で手を回し
グルアガッハに手を貸して
強敵ブラッドクイーンこと
ニムエをわざと復活させたりも
しています。↓
・ヘルボーイの仲間たち
ヘルボーイには仲間が居ます。
まずはエイブ・サピエン
彼は病院の地下でチューブに
入った状態で発見されるのですが
そこに貼ってあったメモに
イクチオ・サピエン
(魚人)と記されていました。
元々、人間だった所を改造されたそうです。
ギレルモ・デルトロ監督の
映画版エイブは、
エラに特殊な装置を付けたり
B.P.R.D.に戻ったら
水槽の中に入っていないと
ならない状態でしたが
原作コミックでは特にそういう事は
無くても平気です。
ただ、時折、水に濡らして
おけば大丈夫、という
キャラクターだそうです。
高い身体能力と射撃の腕前を誇り、
知性も高いそうです。
最近、分かったのですが
どうやら、彼は人間だったようです。
自分の出自の謎を追って
エイブ・サピエンは
インドネシアの
バリクパパンという所の
離れ小島に行き、
そこにある不思議な
屋敷を訪れます。
培養槽の中に居る人間が
遠隔操作しているロボットが
複数人おり、
このロボットが
屋敷を管理している様子。
更に屋敷の周囲には
奇妙な姿かたちをした生物が
うろついています。↓
海洋生物のような形の調度品で
飾られた西洋風の建物。
彼はここで、
自分がかつて人間の姿をしており
培養槽の中で徐々に
今のような魚人の姿に変えられて
いった過程が分かる写真を
発見します。1865年の4月19日~5月1日まで。
謎の紳士風の男達に囲まれて
いますが、彼らは一体何者なのか・・・?
ヘルボーイのスピンオフ作品
「B.P.R.D.7巻 魂の庭/ 2008年刊行」より
リズ・シャーマン
パイロキネシスという
発火能力があるキャラクター。
ついカッとなって周囲に炎を
燃え広がらせ、
知人や家族も含め大勢の人たちを
焼殺してしまい、その事で
心を病んでしまっているという
悲しい過去がある女性です。
以下はそんな彼女の過去を
物語るエピソード。
↓B.P.R.D.1巻
「ホロウ・アース(地球の中の空洞)2003年刊行」
隔離施設に収容され
厳重に監視されているまだ幼いリズ↑。
食事も防火服を着込んだスタッフに
運ばれてきます。
心の傷を負ったばかりのリズは情緒不安定。
「離れて!私は危険よ!」
と周囲を拒絶したかと思うと
「ごめんなさい!行かないで!話を聞いて」
と言って、
周りを傷つけてしまう事を恐れる気持ちと、
一人で寂しい孤独な気持ちと
相反する感情で一杯です。
周りの人達も自分も恐怖で困惑させてしまうリズ。
どう接したものかとスタッフも手をあぐねていると、
ヘルボーイが彼女の相手をするべく
部屋に入っていきます。
↑ヘルボーイ「コンコン。入ってもいいか?」
気を使って顔を覗かせてから
部屋に入っていくヘルボーイ。
「私があなたを燃やしてしまわないか怖くないの?」↑
恐る恐る問いかけるリズ。
「いいや」
飴を渡し、リズを恐れていない事、
自分の事も恐れる必要が無い事を
伝えるヘルボーイ。
これがリズにとって強烈な
救いとなる体験となった事から
ヘルボーイの事が大好きになるのでした。
このエピソードで線画を担当した
ライアン・ソックさんの絵・・・いい。
リズは、強大なパワーを秘めている為
よく邪悪な魔術師に利用されます。
邪神復活に必要な
パワーに利用されがちです。
でも、たいていリズのパイロキネシスの
スーパーパワーに逆襲されて
やられる事が多いです。
ヨハン・クラウス
彼は、霊体です。
ガラスのスーツ中に入っていないと
存在を保てない煙のような
エクトプラズムの身体のキャラクター。
映画「ヘルボーイ・ゴールデンアーミー」
にも登場しました。
死んだ魂に入り、
その魂の死んだ経緯や
その時、どんな事が起こったか
知る事が出来るという能力を
持っています。
地底に行方をくらましていたリズを↑
捜索に来たB.P.R.D.のメンバー達が、
謎の地底人の死体を発見した時の事です。
ヨハンは、まだ地底人の死体に残っていた
霊体をエクトプラズム化し、死体の
記憶や感情を呼び覚まし、
話をさせて情報収集します。
ジョジョの第五部に登場した
ムーディ・ブルースのような
能力の持ち主です。
死んだ人の記憶を動画のように
再生、巻き戻し一時停止が出来る
ような感じ?
その他にも死体に憑依したり
して動かしたりもできます。
犬の死体に憑依した事もあります。
彼は元は普通の人間でした。
ただ、ちょっとだけ人より
物理霊媒と呼ばれる降霊術が
得意なオカルティストなだけだったのです。
エクトプラズムと呼ばれる
霊体を視覚化できるように
物質化した物を身体から
吐き出す霊能者でした。
ところが、
彼が中国の成都市という所で
降霊術を行っていた時の事です。
エクトプラズムを吐き出しまくって
幽体離脱した状態だった時、
そこに予期せぬ災害が起こりました。
彼はその時のショックで
霊体を自分の身体に戻す事が
出来ないまま、
エクトプラズムとして漂う事に
なってしまうのです。
幸か不幸か、
彼はB.P.R.D.の技術者達によって
エクトプラズム化した霊体を
雲散霧消しないよう人の形を
保てるスーツに入れて延命出来たのでした。
B.P.R.D.1巻↑
「ホロウ・アース(地球の中の空洞)2003年刊行」
このヨハン・クラウスのキャラクターは
おそらく、「ヘルボーイ:4巻 破滅の右腕」
内の短編「トッド師にお別れを」(1999年発表)
に登場した物理霊媒を行うトッド師の
キャラクターアイデアを発展させた物だと
思います。↓
こっちのオレゴン州ポートランド在住の
トッド師という霊媒師さんは
降霊術に熱中するあまり、
霊界から邪神オグドル・ヘムを思わせる
怪物を吐き出してしまい、大変な惨事を
招く事となってしまいます。
その他のヘルボーイの仲間達
ロジャー。
彼はホムンクルスという
人造人間です。
簡単に言うと
フランケンシュタインの
怪物のような存在。
能力は怪力です。
500年もの間、錬金術師が
実験室に放置していた所を
B.P.R.D.が発見しました。
捜査員のリズが
吸い込まれるように
遺棄されていた彼に
近づき、
エネルギー注入用の
穴のような箇所に触れると
リズのパワーが吸収され、
彼が覚醒してしまいます。
パワーを吸収されたリズは
抜け殻状態になってしまいます。
いろいろあった末に、
B.P.R.D.と和解した
ホムンクルスはヘルボーイに
ロジャーと名付けられる程、
仲良くなります。そして、
リズから吸収してしまった
パワーを自ら返還し、
リズに失っていた精気を
取り戻してあげます。
この縁でロジャーは
B.P.R.D.のメンバーに
なるのでした。
時系列が前後して単行本に掲載されているので、
3巻「魔神覚醒」を読んでから
1巻「縛られた棺」内の短編「巨人の如き」
を読むと、順を追って読めるかと思います。
更に、この倒れていたロジャーを
B.P.R.D.に収容されてから、どのように
再起動出来たか?
その顛末が「B.P.R.D.1巻 地球の空洞」内の短編
「エイブサピエンvs科学」
というタイトル名の作品で確認出来ます。
リズを救い、動かなくなってしまった
ロジャーはB.P.R.D.の研究室に収容されました。
二人の科学者が彼の肉体にもう一度、
命を宿らせ再起動出来ないか慎重に
あの手この手で刺激を与えますが
上手くいきません。
慎重に刺激を与え過ぎな為か
反応が全く見られないロジャーの身体。
埒が明かなくなって
命を宿らせる事は
神の領域なのではと変に生命に対し、
敬虔さを抱き、距離を置いてしまう
主任研究員のロデル博士。
ロジャーを解剖したり顕微鏡で観察するという
研究に留めるべきだという結論に至り、
解剖の準備を進め出してしまいます。
その様子を影で見ていたエイブ。
リズの命の恩人が解剖されてしまう事を
見過ごせません。
研究室に入り、ブレーカーを外し、
回路を切り替えて入力し直し、スイッチオン!
出力が強かったのか
B.P.R.D.の施設の全電源が落ちてしまうほどの
強い電圧がかかりました。
するとロジャーの目に光が宿り、
命が吹き込まれた事が確認出来ました。
慌てて警備員を呼び、
ロジャーを取り押さえるよう訴える博士。
前回、ロジャーが復活した時、
混乱したロジャーは
暴れてB.P.R.D.のメンバーを
殺してしまう事件を起こしてしまっていたのです。
でも今回は・・・
「博士」と言葉を発し、
落ち着いた様子のロジャー。
「ハロー」と研究スタッフが声をかけると
手を挙げて応じるロジャー。
危険はないと判断され、無事に
B.P.R.D.に迎え入れられる事となるのでした。
ベン・ダイミョウ。
彼の左頬の大きな傷は
魔物にやられたもの。
海兵隊出身で、
隊長を務めるほどの
非常に優れた実戦経験の
持ち主。
海外コミックの
日本人にありがちな
大変、頭の固い
キャラクターだそうです。
ロジャーの股間に付いてる
謎のフックが気になり、
注意せずにはおられない程に
クソ真面目。
このロジャーの股間の件で
B.P.R.D.のメンバーと(主にリズ)
激しい口論になったりします。
ロジャーの純真な心を理解するリズは
ロジャーをダイミョーから
庇おうとしてくれます。
ロジャーはいい子なんで
ちゃんと言いつけを守り
パンツを履いて来ます。
「やあ。パンツ履いて来たよ。」
なのに、ベンは更に憮然とした顔。
いや、分かる気がするけども。
「もっと酷くなった。」
「パンツの事は忘れろ。」
と言い捨ててしまいます。
ロジャーは悪くないのに。
ダイミョウが初登場したのは、
「B.P.R.D.4巻「死」」より。(2005年発行)
映像を記録しながら↑
検死を行おうとしていた検死官の背後で
死体袋が蠢き出しました。
ナイフで死体袋を裂き、中から血まみれで
出てくるベン・ダイミョウ。
「神様~!誰か助けて!」叫ぶ検死官!
彼を新しい仲間として紹介する時の
資料にこの映像がそのまま使用されました。
古参メンバーもいきなり見せられて
理解に苦しみます。
後に「B.P.R.D.第6巻 ザ・ユニバーサル・マシン」
で、この死体袋から飛び出してきた自分の過去について
B.P.R.D.の仲間にダイミョウは
詳しく話す機会がありました。↑
彼に一体、何があったのか?
2001年
ベン・ダイミョウはボリビアのジャングルを
8人小隊の隊長としてある任務を帯びて行軍中でした。
政治集団に誘拐された修道女を
救出するためだったのですが・・・
隊員が沼地で座っている修道女の後姿を発見、
救出の為、声をかけますが・・・
振り返った修道女は、頭部が
猫科の肉食動物のサレコウベとなった
死体でした。
更に、ジャングルの奥から現れた
巨大な四つん這いで走る長い爪持つ影の怪物に
隊員達は次々と襲われ殺されてしまいます。
隊員達を次々と失い、あわてるダイミョウの背後に
先ほどの死体かと思われた修道女の怪物がいつの間にか
忍び寄り、襲い掛かってきます。
怪物に頬を食い千切られ、
胸も爪で切り裂かれてしまう
ダイミョウ。
瀕死で倒れ、朦朧とした意識の中、
ダイミョウの前に何かが現れます。
それは、ジャガーに良く似た
巨大な怪物の姿をした精霊でした。
そして、ダイミョウに直接、頭の中に
語りかけてくるのです。
「古い命を捨て、新たな生を受けるのだ。」
悪夢から目覚めるように身を起こすと
そこはB.P.R.D.の検死台の上でした。
これが、あの記録映像で、
死体袋からダイミョウが出てきた
経緯だったというわけです。
更にベン・ダイミョウは
この怪物から負った傷、精霊との邂逅が
原因なのか、自身も恐ろしい怪物に
変身して、B.P.R.D.本部で大事件を
発生させてしまいます。
↓「B.P.R.D.8巻 キリング・グラウンド」
B.P.R.D.本部で、捕獲されていた
ダリルという怪物(元は人間)が
暴れ出し、局員を大勢殺して逃走する
事件が発生します。
事件が起こる前から、
どうも様子がおかしかったダイミョウ。
精神的に何か追い詰められているような
表情をしています。
局内が大騒ぎの中、
少し休もうと自室に入り、
ドアを閉めると
突如、部屋が大爆発!
炎が燃え盛る部屋の中から
巨大な怪物が姿を現します。
怪物の左側の口は
ダイミョウの頬の傷を思わせるように
長く裂けています。
B.P.R.D.局内で彼もダリルと同じく
大暴れし、局員達を大勢、
惨殺してしまいます。
激しいB.P.R.D.の局員達との
バトルの果てに
雪原の中に脱走してしまいます。
雪原のど真ん中で
素っ裸で人間に戻るダイミョウ。
彼は自分より先にB.P.R.D.を
脱走したダリルと出会います。
果たしてダイミョウの運命は・・・?
ケイト・コリガン
B.P.R.Dの顧問を務める
オカルト知識に精通した
学者さんです。
ヘルボーイと
あらゆるオカルトな場所を
同行して豊富なオカルト知識で
サポート、
いろんな謎を解き明かしてくれます。
男塾の「何?知っているのか?雷電。」
なキャラクター。
更にここで、
とあるB.P.R.Dの協力者に関するエピソードをご紹介。
1959年のある日、
アイルランドで
B.P.R.Dにウチの子がウチの子じゃない
気がするので調査に来て欲しいという依頼が入ります。
実はコレは妖精の子供で
人間の子供と入れ換わっている
とヘルボーイは見抜きます。
妖精は鉄を嫌います。
馬の蹄鉄を近づけると
見事、赤ちゃんに化けていた
妖精が本性を現しました。
そのまま有無を言わさず、容赦なく
焼却炉に妖精を放り込むヘルボーイ。
これ位しないと妖精は取り換え子を
返そうとしないからだそうです。
妖精は猪の本性の姿を現します。
先ほど、新美さんが紹介したグルアガッハ。
雑魚キャラな為かワンパンでやられてしまいます。
無事、本物の赤ちゃんは帰ってくるのですが、
この赤ちゃんの名前はアリス・モナハン。
普通の女の子だったのですが
この事件をきっかけに・・・
大人になっても妖精が見えるようになってしまい、
会話まで出来るようになってしまいます。
結論から言ってしまうとこの後、彼女は
妖精界の女王様のような存在になってしまうそうです。
↑妖精の女王マブと同じ王冠を被るアリス。
女王となる素質が初めから
あって、それを見越して妖精達に
誘拐されたのかもしれない
との事です。
彼女は命の恩人であるヘルボーイの事が大好き。
幼い頃から妖精と接してきた為、偏見がなく
ヘルボーイの醜い姿を見ても嫌ったりしません。
非常に珍しいのですが、
ヘルボーイとのキスシーンもあったりします。
・ヘルボーイの喧嘩相手
ヘルボーイと戦う相手をヴィランと言わず、
喧嘩相手というのも、そもそも
ヘルボーイ自体が悪魔の眷属だったりするから。
ブルーム教授の教育のおかげで人間達の味方となり、
悪魔達と戦いますが、種族としては同族。
なので喧嘩相手と銘打ってのプレゼンです。
ラスプーチン、コシュチェイ、メムナン・サー
彼らは元は人間の魔術師的キャラクター達。
全員不老不死です。
グレゴリ・ラスプーチン
ラスプーチンは歴史の授業にも出てくるので
ご存知の方も多いのでは。
ロシア出身のオカルトおじさんで
マーベルコミックに出てくる
ヒドラっぽいナチスのオカルト研究機関に
協力してヘルボーイを召喚した人物です。
ヘルボーイとは因縁深いキャラで
コミックでも何度も彼と対決するし
魅力的ヴィランな為、彼を主人公とした
単独コミックもあるみたいです。
「ラスプーチン ドラゴンの声」↓
ナチスとラスプーチンが
怪しげなオカルト実験を行っている
という情報を得た若かりし頃の
ブルーム教授が目線キャラとなり、
その謎を追いかけるという話。↑
実は、後述する妖怪婆さんバーバ・ヤーガとは
深い縁のある人物。
ラスプーチンが不死なのも
この婆さんの魔法のおかげだったりもします。
原作では師弟愛のような親子愛のような
二人の泣ける親密な間柄が伺えるエピソードを
見ることが出来ます。
コシュチェイ↑
バーバヤーガがヘルボーイ抹殺の為、
差し向けた不死身の男。
肉体と魂が切り離されている為、肉体にダメージを
いくら与えても死ぬ事は無いという人間。
スラブ神話に伝わる伝承が元ネタで
彼の魂は、
羊の中のウサギの中のアヒルの中の卵の中に
隠されています。
コシュチェイがヘルボーイとの戦闘に
苦戦している所を見てバーバヤーガは
手下に命じて、彼の魂が封じられた
羊を連れて来させます。
そして、バーバヤーガが
その羊に魔法の息を吹きかけると・・・
コシュチェイの体が発火!
燃え盛る体でヘルボーイと激しい肉弾戦を繰り広げます。
バーバ・ヤーガが
ヘルボーイ抹殺の
報酬として何を
不死身のコシュチェイへ
差し出そうとしたのかというと
それは「死」でした。
一向に死ねない
不死身のコシュチェイは
生きる事自体がもう苦痛
で仕方ないようです・・・。
彼にとって「死」は
喉から手が出るほど欲しい
「権利」なのです。
このコシュチェイの
卵の中に魂を封じ、
不死状態となるというのは
まどか☆マギカの
ソウルジェムの元ネタ
だそうです。
コシュチェイもヴィランとしてカッコよく
人気があるのか単独作が存在します。
「不死身のコシュチェイ」↑
あの世の酒場でヘルボーイと酒を飲みながら
互いが激しく争った事を振り返ったり
バーバヤーガとの出会いなど
オリジン話な過去を回想するというお話です。
↓メムナン・サー
メムナン・サーは
ヘルボーイ本編にはあまり登場していないキャラ。
ヘルボーイの属するB.P.R.D.メンバーとの方が
因縁が深いようです。
「B.P.R.D.」というタイトルの
スピンオフコミックでエイブやリズ達を苦しめます。
ヘルボーイ本編には、イングランド3部作の
最終巻「疾風怒濤」の中で
邪神オグドル・ヤハドと
関係したオカルト人達。
その中の一人として、
チラッと登場しています。
見た目こそ怪人フーマンチュー
のような東洋人ぽい姿をしてますが、
実はヨーロッパ人です。
元はマーティン・ギルフリード
という名の大英博物館の学芸員でした。
エジプトの秘儀に関する秘密結社
(ラーのヘリオピック協会→後のオシリス・クラブ)
に在籍していたのを皮切りに
長命になる魔術を探求するうちに
どんどんのめり込み、
オカルト世界や秘密結社を渡り歩きます。
テレキネシスや幽体離脱、精神攻撃
など体得してあらゆる魔術の使い手となり、
B.P.R.Dと戦う相手となっていきます。
次の喧嘩相手達は
魔術師ではなく、
妖精や魔物の類。
まずは、バーバ・ヤーガ
スラブ民話などで有名な魔女。
MCUだとアントマン&ワスプで
主人公スコットの仲間の
カートが不思議な事があると、
「バーバ・ヤーガだ!」
と言って怖がってましたね
映画ジョン・ウィック
でもロシアンマフィアが
殺し屋であるジョンの事を
「ババ・ヤガ」と呼び、
恐れていました。
確か水木しげる先生も
「妖精100物語」あたりで
紹介していた気もしますが
ちょっと忘れました。
子供を攫って
食べたり召使にしたり
してしまう、恐ろしい
魔女婆さんです。
夜遅くまで遊んでると
バーバ・ヤーガが来るよ。
と子供を叱るときに
使われるような
スラブ民族のおとぎ話の
お婆さんです。
この婆さんを題材にした曲もあります。
ムソルグスキー作曲「バーバ・ヤーガ」↓
https://www.youtube.com/watch?v=jbTp1ok6TiU
バーバ・ヤーガは
ヘルボーイとは
非常に強い因縁があります。
子供の墓場にやってきて
死んだ子供達の指を数える
バーバ・ヤーガ。
自分の召使いにしたり
食べる子供を
「どーのー子ーにー
しーよーかな。」
と選んでいる訳です。
実際の民話の
バーバ・ヤーガは
スプーンの数を
数えるという意味不明な
習性があるそうです。
そこへ依頼があって
バーバ・ヤーガを退治に
現れたヘル・ボーイ。
射撃は下手ですが、
バーバ・ヤーガの左目を
打ち抜くことに成功します。
これ以降、バーバ・ヤーガは
ヘルボーイを憎み、
左目を奪おうと追い回します。
この
ヘルボーイvsバーバ・ヤーガの
対決、映画本編にも出てくる
という事で、フーターズに
来ているお客さん達に
公開して下さいました。
公式ホームページの動画コーナーに
Youtubeでアップされてるので
こちらでもチェック出来ます。
https://www.youtube.com/watch?v=wZM_OWYu764
バーバ・ヤーガは移動手段が
空飛ぶ臼です。
臼に乗って、杵(キネ)で漕いで
空中に浮いて移動します。
そして、地面についた移動跡を
ほうきで消すそうです。
魔女がほうきに跨って空を飛ぶのは
この辺に原点があったりして・・・。
臼とキネを使うのも
魔女が漢方薬を作ったりしてる
所から来ているのかも。
映画では、臼に乗り回すシーンは
ありませんでしたが、
臼の中から登場していますね。
砂糖はヘルボーイを
1、2巻までしか読んだ事が
なかったので
このバーバ・ヤーガを
短編に登場する一過性のキャラ
だとばかり思って
たんですが大きな間違いでした。
今回、映画の予習にあたり
長編にあたるコミックを
通して読んだ結果、
何度も繰り返し登場する
キャラクターだと知りました。
他の登場人物とも
クロスオーバーと言って
いい位に絡んできます。
特にラスプーチンとは、
親子のような間柄で
互いを労わりあう程、縁のある
キャラだったと知った時は
驚きました。
(ヘルボーイ「魔神覚醒」)
グルアガッハ
アリス・モナハンの紹介でも
ふれられたキャラクター
グルアガッハ。
このキャラの事も
原作を1、2巻で読むのを止めてた
砂糖は、ずっと
一過性なキャラかと思っていたら・・
ヘルボーイへの復讐心を
ずっと燃やし続けた結果、
物語の端々に登場するけど
この後、絡んでくるのかな?
と見て言ったら・・・
ブラッドクイーン復活という
重大事件を引き起こして
しまうようなキャラクターに
発展していくとは。
あと、これも原作を
改めて読んで知ったのですが
彼は小悪党な妖精
だとばかり思っていたら、
昔は誇り高い王に仕えた
エルフの騎士
だったというオリジンも
あった事を知り、驚きました。
(ヘルボーイ「百鬼夜行」)
水木しげる先生の妖精辞典に
グルアガッホという妖精について
紹介しているページがありました。
ニムエ
今回、映画のメインの
敵キャラクターと言っていいほどの
大物。ブラッドクイーンことニムエ。
魔女であり、悪魔でもある。
「湖の乙女」ヴィヴィアンとも呼ばれ、
アーサー王伝説にも登場します。
今回、映画で使われるサントラに
「スモークオンザウォーター」が
使用されるのも「湖の上の煙」
って事で、どこか
関連してるのかもしれないですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tzcL09ASMfI
彼女はアーサー王に仕えた
大魔術師マーリンに
惚れられたのをいいことに
あらゆる魔法を
聞き出してしまいます。
そして、聞くだけ聞いたら、
用はないとばかり地中に
マーリンを封じてしまいました。
魔法の知識や魔力は得たものの
制御は難しかったみたいで
ラスプーチンと同じく、あの
邪神「オグドル・ヤハド」の
狂気を呼び覚ます声を聞くうちに
狂ってしまいます。
危険視した魔女の仲間達は
彼女を裏切り暗殺。
身体をバラバラにして箱に入れ
地下深くに封じて
しまいます。
しかし、近年、
魔女達にはヘカテという
強力な魔女界の
中心人物的な女魔神が居たのですが
彼女を失ってしまったのです。
太古の蛇の魔神のような
存在だったのですが、
邪悪な吸血鬼や悪魔召喚士に
悪利用された挙句、
ヘルボーイとも激しいバトルを
繰り広げた結果、
悪霊と魂が一体化した状態で、
そのまま地下の墓場で
眠る事になってしまいました。
(「魔神覚醒」「闇が呼ぶ」)
ヘカテ↑
魔女達はこの、蛇神ヘカテを
失った事から、自分達の存続を
危ぶむようになっていました。
そこで
ヘルボーイを王として
招こうとしますが、当然
断られてしまいます。
その為、強力な中心人物を
改めて立て直したいと考え、
大変、危険な人物だし
自分達を恨んでいる事も
承知の上ですが、一か八か
グルアガッハと一緒に、
ニムエ復活の計画に
乗る事にしたのでした。
こうして
ブラッドクイーンとして
ニムエ様が復活!!
このシーンも映画に出てきます。
という事でフーターズでも
この映像を公開して下さいました。
Youtube動画はこちら↓になります。
https://www.youtube.com/watch?v=nV6dermF_Uo&list=PL6BLEb4dHrngfXZYx6iRHL_Ih213x8VlD&index=9&t=0s
ヘルボーイの好きなとこ
ヘルボーイの描かれる
エピソードの中でも
思わず柳生さんが紹介したくなる
映画にも出てくる原作の
好きなとこをいくつか紹介。
ロブスター・ジョンソン
ヘルボーイには「ロブスター・ジョンソン」
という憧れのヒーローが居ます。
職業:ヴィジランテ
自警団員ですね。
主に暗黒街のギャング達を
懲らしめたり、
ナチを
やっつけたりする
正義の味方です。
能力:戦闘のエキスパート。
特徴:相手の額に「ロブスターの爪」
と呼ばれる焼印を残す。
彼の胸に、
ロブスターのハサミのマークが
ありますが、手の平にも
同じ物が付いています。
これを悪人の額に、
烙印としてジューッと
焼き付けるヒーローです。
倒された悪人は
死ぬ事もありますが、
生きて免れる者もいます。
でも、彼の焼印が付いていると
彼に倒された悪人である
という目印になり、
悪人達も活動し辛くなる訳です。
彼は政府の公式見解としては
コミックヒーローや
映画の架空キャラという
事になっており、
その存在は
否定されています。
でも、子供の頃から彼に
憧れるヘルボーイは彼の実在を
信じています。
このヒーローのモデルは
「ファントム」
指に髑髏のマークの指輪を
しており、これを悪人に
焼き付けるそうです。
あと、この原作コミック内で
描かれる「映画の中の」
ロブスタージョンソンの姿は
1955年のキャプテンアメリカ
によく似ているそうです。
(「妖蛆召喚」の解説より)
ヘルボーイは、
このロブスタージョンソンが
少年時代からの憧れで大好き。教育係のお姉さんに
ロブスター・ジョンソンが
いかにカッコいいヒーロー
かを、ベッドの上を
飛び跳ねながら
夢中で話しています。
「ナチスの奴らは
フランケンシュタインを作って
そのうちの一体はヒトラーの
脳が入っていてね!」
「油断してた所を
ロブスターはナチの奴らを
やっつけたんだ!」
楽しそうに話しています。
でも、教育係のお姉さんは
これだとヤバいと思ったのでしょう。
「それよりピノキオ読みなさい。」
とピノキヲを読まされてしまいます。
「ロブスターのが最高なのに」
と読み始めると・・・
そこには
ゼペット爺さんとピノキオの
姿が・・・
ヘルボーイは仕事で出張中の
ブルーム教授の事を思い出し、
教授の身を案じます。
へ「博士はいつ戻るの?」
女「すぐよ。
お仕事だって知ってるでしょ。」
へ「博士どっか危ない所に行ってない?」
女「もちろんよ。」
へ「わかったよ・・・」
どこか寂しげなヘルボーイ坊やの
背中を見てると抱きしめたくなります。
ピノキオとゼペット爺さんの姿を
自分とブルーム教授と重ねて
読んでいたのかもしれません。
このエピソードが出てくるのが
「ヘルボーイ 深夜のサーカス 」(2013年発行)
ピノキオはサーカスに
魅了され、団長に囚われ、
ロバに姿を変えられて
しまいますが、
ヘルボーイはこのコミックで、
サーカスの団長に化けた
彼の伯父さん、
悪魔大公アスタロトに
悪の道に引き込まれ
そうになります。
これ未訳ですが、
是非、翻訳出版して欲しい作品です。
絵がもう、超素晴らしい。
ヘルボーイのイングランド3部作で
作画を担当していた
ダンカン・フィグレドさんが作画
した短編なんですが、
カラーの塗り方も
ヘルボーイは通常、シンプルで
コントラスト高めの平塗りですが、
この作品は淡い水彩のような諧調を
持った絵で描かれており、
じわーっと絵の具を滲ませた筆致が
ダークで幻想的な雰囲気を
醸し出しています。
まだ訳されていないヘルボーイ関連の
コミックは一杯あるので、
是非、今回の
ニール・マーシャル版の映画も
ヒットして欲しいです。
特に、この「深夜のサーカス」も
なんですが、「B.P.R.D」
というヘルボーイが所属していた
オカルト政府機関のエージェント達
が活躍するスピンオフシリーズが
これまた一杯、未訳のままです。
どれもメチャクチャ面白そうなので
本当に翻訳して欲しいです。
その為にも映画がヒットする事を
強く願うばかりです。
あと、この「深夜のサーカス」
のエピソードでも描かれるんですけど、
悪魔の王族という強い血の
繋がりに捉われることなく、
ヘルボーイを正義のヒーローに
留めているのは、
ブルッテンホルム教授の
教育と、この
「ロブスター・ジョンソンのような
ヒーローへの憧れ」
という所がこのコミックの
素晴らしい所だと思います。
今回、映画で、ヘルボーイが
遭遇する、ある人物と
その遭遇する場所が・・・
本当にこの原作の良い所を
抑えていて素晴らしいと思いました。
巨人とのバトル
「百鬼夜行」という原作漫画には
人食い巨人とヘルボーイが
戦うエピソードがあります。オシリス・クラブという
オカルト秘密結社から
巨人狩りに一緒に参加して欲しい
と手紙で要請が来た為に
巨人と戦う事になったヘルボーイ。
ヘルボーイの育ての親
ブルーム博士も
クラブの会員だった事もあり、
巨人狩りにも参加した事もあります。
映画の中にこのシーンが、
そのまま描かれているという事で
こちらもまた、フーターズの
モニターを通してチラ見せしてもらえました。
流れた映像のYoutube動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=9_sWOskLSxo
ここで流れていたBGMが
Muse/ミューズという
イギリスのロックバンドの
「Psyco/サイコ」という曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Sg1MK_PkSgY
「フルメタル・ジャケット」に
登場したような鬼教官に
訓練兵が不本意ながらも
殺人マシーンに仕立て上げられ、
人間性を失っていく心境を
シニカルに描いたような
内容の歌詞みたいです。
いつの間にか大きな力に
コントロールされてしまう恐怖
を歌っているみたいです。
ヘルボーイも先述の通り、
ロブスター・ジョンソンのような
正義のヒーローに憧れているのに、
地獄の大公アスタロトをはじめ
悪魔の眷族達が
それを許してくれません。
背後からささやいて、
悪の道を進むよう命じてくるのです。
大きな力に心が占領され
我を忘れて暴力的になり、
ハッと気づくと、人食い巨人達を
惨殺してしまっていた
ヘルボーイ。
なりたくない自分に徐々に
なっていくような気がして
彼は苦悩します。
このヘルボーイの気持ちを
感じながらBGMを
聞いて映画鑑賞してみると
また面白さが増すのでは
ないかと思います。
ワイルドハントとは
あと、この巨人狩りエピソードが
出てくる原作コミックの
タイトル「百鬼夜行」ですが、
元の英語タイトルを
「ワイルドハント」と言います。
このワイルドハントとは
ヨーロッパに伝わる
神様や妖怪の貴族達が大挙して
森や空を行進していくという
民間伝承の事だそうです。
この行進に遭遇すると猟師たちは
魂が抜き取られる事を
恐れて逃げ隠れるそうです。
この行軍の先頭は
狩猟神ハーンと呼ばれる
鹿の角を生やした妖精が先導していく
みたいで、
↑ジョージ・クルックシャンク画:1843年 狩猟神ハーン
原作や映画にも出てきた
「オシリス・クラブ」たちが
巨人狩りに出向く時の格好が
このワイルドハントを
模していて、
先頭を走る者が鹿の被り物を
しています。
でも、真の百鬼夜行、ワイルドハントは
このオシリスクラブの巨人狩り部隊でなく
実はニムエ達が率いる妖精軍団や、
ヘルボーイが率いるアーサー王に仕える
騎士の幽霊達こそがそうだった、
という事に原作ではなっているようです。
このヨーロッパの民間伝承である
「ワイルドハント」を
「百鬼夜行」と翻訳したのは
凄くカッコいい解釈だなぁと
思ってしまいました。
メキシコでのレスリング
「ヘルボーイ・イン・メキシコ(酔生夢譚)」
というタイトルのコミックから。
(10巻「地獄の花嫁」に収録)
1956年(ヘルボーイが12歳の頃?!)
ヘルボーイはメキシコで
ルチャ・リブレという
メキシコプロレスのレスラー達
3人組とチームを組み、
当時、メキシコの人達を苦しめていた
吸血鬼や悪魔達を退治する仕事を
していました。
この3人のレスラーは
小さな町を回る無口な
巡業レスラーだったのですが、
神様からお告げを受け
メキシコを荒らす悪魔と
戦うようになった男達。
そこへB.P.R.D.の任務で来ていた
ヘルボーイと組んで、
モンスターとの戦いに明け暮れるように
なったのでした。
昼間はモンスターとのバトル。
夜は飲んでバカ騒ぎ。という生活を
続けるヘルボーイ達。
ところがある時、
3人の中でも特に
ヘルボーイと仲の良かった
エステバンが、
寝ぼけながらトイレに行こうと
した隙に魔物達の餌食となり、
行方不明となってしまいます。
エステバンを捜索する
ヘルボーイ達でしたが、
一向に見つかりません。
彼の行方を知るべく
魔物達を捕らえ、
拷問まがいの事をしてでも
聞き出そうとしますが
それも出来ませんでした。
それから数日後、
挑戦状という形で彼の居場所を
知らせるポスターが貼り出されている
のをヘルボーイ達は発見します。
彼はカマゾッツを名乗り、
「待っているぞヘルボーイ!
一人で来い!」
と血で挑戦状を書いて
挑発してきます。
場所はマヤ文明の
遺跡のような場所。
カマゾッツはマヤの
死を司るコウモリの悪神
の事です。
遺跡の中にはリングがあり、
周囲を大勢の魔物達が
観客となって囲んでいます。
「元気にしてたかエステバン?」
と声をかけるヘルボーイに
「違う!俺はカマゾッツだ!」
と答えるエステバン。
彼の胸にあったシンボルは
心臓に十字架を掲げるマーク
だったのですが、魔物になって
からは心臓に蛇が巻き付いており、
すっかり悪墜ちしてしまった事を
象徴するかのようです。
こうして、醜いモンスター達に
観戦される中、
二人の悲しいバトルが
繰り広げられる事となるのでした。
親友エステバンと戦いながら
ヘルボーイは彼のそばに居てやれなかった
事を悔いていました。
そして、彼を救うには
こうするしかないと、
コーナーポストに串刺しにします。
死に際にエステバンが言った
台詞が泣かせます。
「グラシャス、ミ、アミーゴ
(我が友、ありがとう)」
胸のマークも蛇が巻きついた心臓から
元の十字架を掲げる心臓に戻っています。
カマゾッツを倒した途端に
客席から消え去る魑魅魍魎たち。
このエピソードも
映画の中にそのまま出てくる
という事で映像をチラ見せ
してもらえました。
Youtube動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=bgi2Cdr9WFU
リングは遺跡でなくなり、
観客は一般人ですが、
原作コミックの内容の要旨は
抑えていて良かったと思います。
・ヘルボーイのトリビア
ここからは、ヘルボーイに関する
面白いトリビアを幾つかご紹介。
カワ(・∀・)イイ!
ブラッドクイーンに仕える
しもべとして、グルアガッハが
登場し、このキャラクターが
可愛いと新美さんは仰っていましたが、
このグルアガッハと
並んで登場するキャラクター
「ヘッジホッグボーイ」という
ハリネズミの妖精が居ます。
柳生先生いわく、彼もメチャクチャ
可愛いのだそうです。
・・・とにかく
カワ(・∀・)イイ!
絵を見ても確かにそうですよね。
可愛いです。説明は不要。
カワ(・∀・)イイ!
こんな可愛い彼も
ブラッドクイーンの手で、
こんな可愛くないモンスターに↓姿を
変えられてしまいます。
彼に塗りたくられた、
この黄色い血は
ブラッドクイーンの復活を危ぶみ
女王の復活を止めようとした
妖精王や妖精の女王を、
小物の妖精が半狂乱で刺殺してしまった時に
傷から流れ出た血です。
ブラッドクイーンの手によって
この血を呪いの力として利用され
ハリネズミの妖精を
イカついモンスターの姿に
変えてしまいました。
ヘルボーイとの死闘の果てに
倒されてしまうのですが・・・
その時に現した本性がまた・・・
アリスにも言われてますけど
カワ(・∀・)イイ!
ヘルボーイにはこういった可愛い
動物キャラクターが出てきて
ほっこりさせてくれます。
ですので、可愛いモノ好きな人にも
楽しんでもらえるのではないかと。
ヘルボーイと戦い、バーバヤーガが
左目を撃ち抜かれた末に死んだかどうか
噂話をする動物達。↑
↑個人的に好きなヴォルド王。
自分の頭を外して抱え持つ首なし幽霊王が
居るのですが、彼が大勢引き連れる
猟犬達が・・・可愛いなと。
正体が狂戦士(バーサーカー)
というとんでもない
ワンちゃんなのですが、
御主人様の王陛下が戻ってくると大人しい
ワンちゃんの姿に戻ります。この時の姿が・・・
チョコンとオスワリしてる感じが
カワ(・∀・)イイ!と思います。
バットマンと共演。
ヘルボーイは何と、バットマンと
共演を果たしています。
画マイク・ミニョーラ
話ジェームス・ロビンソン
タイトルは「バットマン/ヘルボーイ/スターマン」
#01前編と#02後編と2話の話。
バットマンと共演するのは、主に前編。
二人で魔術を駆使し
邪神を召喚しようとするナチと
戦うのですが、
このネオナチの潜伏する場所が
南米である事が判明した所で・・・
途中で、ジョーカーが
ゴッサムで事件を起こした事から
バットマンはジョーカーを追う事になり、
ヘルボーイと同行出来なくなります。
バットマンにとってやっぱり
ジョーカー>ナチ
優先順位はこうなってしまうんですね・・・。
後編では、7代目スターマン
(初代スターマンの次男)が現れ
ナチに攫われた
年老いた初代スターマン
ことテッドナイト博士を
助けに行く。と言う内容。
ナチのアジトに向かう時、
バットマンはヘルボーイとスターマンの
二人に自家用ジェットを
貸してくれます。
この「バットマン/ヘルボーイ/スターマン」
というタイトルのコミック本
マイク・ミニョーラが大好きな砂糖には
たまらない本でした。
バットマンの背後に
オグドル・ヤハドの原型っぽい
クトゥルフ的な怪物の姿が迫る!
「レジェンズオブザダークナイト」
という、いろんな人気作家が
バットマンの短編を手がける
シリーズ。
これにミニョーラも参加していて、
「サンクタム」という作品です。
ミニョーラの絵柄にも描かれた
年代によって変遷があるのですが
この頃の簡略化し過ぎず
細部を捉えすぎずの
バランスが最も良い感じの頃の絵柄かも・・・。
麻宮騎亜先生のヘルボーイ!
「サイレント・メビウス」の
麻宮騎亜先生が何と、
「ヘルボーイ」を
手がけていらっしゃいます。
日本人で唯一ヘルボーイを
描かれた漫画家さんだそうです。
「ヘルボーイ:ワイアードテイルズ8巻」
収録の「トイ・ソルジャー」より。
ストーリー担当は
「Akira Yoshida(吉田晶)」さん。
実はこれ日本人風ペンネームで
本名はC.B.セブルスキーさん、
現マーベルの編集長です!
ある時、ダイバントイズという
日本のオモチャメーカーから依頼を
受け、B.P.R.D.から派遣されて来た
ヘルボーイ。
ダイバンって・・・
バン○イの事?○ンダイの事ですか?
詳しい話を高名な僧侶
佐々木さんから聞くヘルボーイ。
「神戸の河童誘拐事件の時以来すね。」
世界的なオモチャ会社の
バンダ・・・じゃなかった
ダイバントイズの
倉庫に夜な夜な子供の幽霊が出て
おもちゃで遊んで騒ぐので
退治して欲しいとの事です。
倉庫に入ると待ち構えていた
3人の子供の幽霊達。
「見て。新しいのが来たよ。
多分、これ壊れないよ。」
「やっと私達が遊んでも
壊れないのが来た。」
「僕から行かせて。」
ヘルボーイを新しいオモチャだと
思って遊びだす子供達。
霊体をガンダム的な形状にして襲い掛かったり
ゴジラ的な形状で襲ってきたり
セーラームーンのようなヒロインを出して
「セーラーサンシャインショック」を
お見舞いしたり。
でも、ヘルボーイは頑丈なので
ものともせず、オモチャの霊体を
やっつけてしまいます。
子供の霊達から、
「私達どうすればいいの?」
と聞かれるヘルボーイ。
早くにこの世を去り
充分な生涯を得られなかった
敗北感を抱える子供達の心を
供養するには
「勝つ」達成感が必要なようです。
一計を案じたヘルボーイ。
「ジャンケンって知ってるか?」
英語でジャンケンの事を
「岩、紙、ハサミ」と
言うんですね。
「お前の勝ち。」
「お前の勝ち。」
「お前の勝ち。」
全員、勝つまで相手をして
あげればジャンケンで勝たせて
あげられますね。
優しいヘルボーイ。
この遊びに満足し
供養された子供の幽霊達は
感謝と別れの言葉を残し
成仏して去っていきました。
無事、解決した事を
佐々木さんに話すヘルボーイ。
「あいつらは行ったぜ。」
佐々木さんに、
「どうやったんだね?」
と聞かれてヘルボーイが一言。
「チャイルズプレイ。」
「子供のお遊びさ。」
ホラー映画のタイトルにも
かけたちょっぴりお洒落な
エンディング。
ヘルボーイ別件で日本へ
ヘルボーイはダイバントイズの
玩具倉庫での幽霊事件以外にも
日本の妖怪退治に訪れています。
1967年(ヘルボーイ23歳)日本は京都に
魔物が住む屋敷があると聞き、
訪れたヘルボーイ。
木立に座り一服していると・・・
いきなり杖でヘルボーイを
小突いてくる僧侶が現れます。
ここは危険なので、
近くの安全な屋敷に来なさいと、
古めかしい廃寺のような館に招かれます。
屋敷には先客の旅人達が大勢いて
一室に集まって座り、談笑していました。
何やら百物語のような怪談大会で
盛り上がっている様子。
突然、客人の一人が
怖いのか面白いのかいまいちよく分からない
怪談を、矢継ぎ早に語り聞かせて来ますが、
ヘルボーイは単に戸惑うだけでした。
この怪談大会に居心地の悪さしか感じられず、
ヘルボーイは別室で休ませてもらう事にします。
しばらくしてから妙な気配を感じ、
彼らの居た部屋に戻ってみると・・・
何とそこには!
先ほどの客人達が首の無い姿で
座っています。
首の無い身体に向かって
冷静に「首をどこにやった?」
と問いかけるヘルボーイ。
この世の物ではない事が分かると
ヘルボーイは首なしの身体を
池に沈めてしまいました。
しばらくして、
ヘルボーイを食べてしまおうと話しながら
腹をすかせた首たちが、帰ってきます。
ところが、自分達の身体が何処にも無い事に
気づいた首達は大慌て。騒いで探し始めます。
ヘルボーイが姿を現すと
一斉に首達が襲い掛かり、
身体の在り処を聞き出そうと
噛み付いてきます。
そんな大勢の首達の攻撃をものともせず
ヘルボーイは木の枝ではじいて追い払います。
しつこく噛み付いてくる首達でしたが
妖怪の苦手な太陽が昇ってきた事を
知らせるヘルボーイ。
日の光を浴びて、
骨になっていく首の妖怪達。
最後に必死で彼らが求めていた
身体は池に沈んでいる事を
ヘルボーイは教えてやります。
こうして、空飛ぶ首の妖怪は
退治されたのでした。
(第4巻「滅びの右手」内の短編「飛首」より)
以上で、柳生玄十郎さんによる
「ヘルボーイ」のプレゼンが終わります。
だいぶ、帰宅後、私も読んで調べた事も
書き加えさせてもらってます・・・。
すいませんが、あしからず・・・。
・ヘルボーイクイズ
新美さん柳生さんの
プレゼンが終了した後、
このプレゼンで教わった
内容からクイズが出題されました!
クイズが出題される前に
スペシャルゲストとして、
ヘルボーイ君が
登場してきてくれました!
登場曲は映画の主題歌
モトリー・クルー「キックスタートマイハート」
https://www.youtube.com/watch?v=QRKhIe19JNM
出題は全部で6問。
挙手して正解した方には
くじを引いて、
Tシャツやステッカーなどの景品が
当たります。
第一問
「ヘルボーイの本名は?」
・
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・
・
答え:「アヌン・ウン・ラーマ」
第二問
ヘルボーイを紹介したのは誰?
・
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・
・
答え:グレゴリ・ラスプーチン
第三問 バーバヤーガが狙っているのは、
ヘルボーイの何?
・
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・答え:左眼
第四問ヘルボーイの憧れの人物は誰?
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・答え:ロブスター・ジョンソン
第五問「B.P.R.D.」を日本語に訳すと何?
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答え:超常現象調査防衛局
第六問
ヘルボーイの原作者は誰?
こちらは画像が無かったので
口頭のみでの質問。
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答え:マイク・ミニョーラ
以上で、ヘルボーイ・クイズが終了。
答えて景品を当てた方々、
おめでとうございました!
わたくし、砂糖も
手を挙げたんだけど・・・
くっそー(涙)
皆さん、手を挙げて正解するのが
早かったです。凄い!
○ヘルガールズによるダンス
しゃべんじゃーずのヘルボーイのプレゼンが
終了すると、最後はフーターズの
フーターズガールの皆さんが、登場して
ダンスを披露してくれました。
ディープ・パープルの
「スモークオンザウォーター」の
有名なリフにあわせて登場、そこから
モトリー・クルーの
「キックスタートマイハート」の曲に
移り変わっていってダンスも最高潮に。
もっと写真撮影してくれば良かった
んですけども・・・・。
ハンバーガーとポテトばっか食ってました。
すいません。
以上でしゃべんじゃーずの
ヘルボーイ特集のレポート終了です。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました!
当ブログの目的
しゃべんじゃーず
って、皆さんご存知でしょうか。
おそらく誰よりも日本でアメコミを愛し
アメコミに詳しい柳生玄十郎さんを
中心としたアメコミ大好きな4人が
アメコミについて
面白おかしく解説してくれる方達です。
私はマーベルシネマティックユニバースに
ドハマリした事が高じて原作アメコミに
詳しくなりたいと思い、
いろいろ調べているうちに
「しゃべんじゃーず」を知りました。
柳生玄十郎さん、新美正志さん達の
紹介して下さるアメコミの知識は、
知れば知るほど、本当に面白く、
知っていたつもりになっていた
アメコミヒーローやキャラクター達について
全く無知だった事を思い知るばかり。
自分でも学び、もっと詳しくなりたい。
更にそれを皆さんにも公開して
共有したい
という思いでブログを
始めてみました。
そして、アメコミは正直まだまだ
馴染み深いようで遠い文化だと
感じています。
もっと身近になることで日本の漫画のように
ライトに楽しめるようになって欲しい
という思いで、こんな風に
知識をネットに残していけたらなと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。
当ブログでは
まず、しゃべんじゃーずの
トークライブを見にに行く。
↓
その事をレポートする。
↓
自分でも調べてみる。
↓
本当にこんなでした!と
メモやレポする。
↓
他にもこんな面白い
所がありました!と
もっと詳しく調べたら
発見した事なども付記していく。
という風にしたいと思います。
教わったら
「へーそうなんだ。」
で済ませたくない。
自分の目で確かめて
自分の知識にも昇華したい。
という思いでやりたいと
思っています。
強調したいんですが
柳生先生、新美さんが
紹介してなかったアメコミ知識まで
披露する事で、
アメコミ知ってます自慢を
したいんでなく、
あくまで後追いで、調べた事を
メモとして残したい。
という思いでやってます。
聞くだけじゃなく、
本当に実際に読むとこんなに
面白かったです。
というご報告もしたいという
思いもあると思います。
ただ、正直、手始めに
やってみたヘルボーイ特集
のレポートですが・・・
自分で調べだしたら
止まらなくなり、バカみたいに
報告が遅れ、
自分のレポート能力というか
仕事の遅さダメさを痛感しました。
まずは、
ジョーカー特集から機械的に
しゃべんじゃーずの皆さんが
教えてくださった事を
羅列してご報告してから
その上で調べて面白いと
思ったことを上書きしていく。
という風にしたいと思いました・・・。
折角、ツイッターと
違ってブログは後で加筆修正
できる媒体ですんで・・・。
というわけで
よろしくお願いします。